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公開番号
2025117276
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-12
出願番号
2024012025
出願日
2024-01-30
発明の名称
検眼装置及び検眼装置の制御プログラム
出願人
株式会社ニデック
代理人
主分類
A61B
3/028 20060101AFI20250804BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】 被検眼の光学特性の自覚的検査を、効率よく、容易に行えるようにする。
【解決手段】 被検眼に視標を呈示し、被検眼の光学特性を自覚的に検査する検眼装置は、電気的に矯正度数を変化可能な可変レンズと、電気的にプリズム量を変化可能な可変プリズムと、を有する矯正光学系と、制御手段と、を備える。制御手段は、可変レンズの矯正度数の変化と、可変プリズムのプリズム量の変化と、を同期させて制御することにより、矯正光学系を介して呈示される視標CHを、異なる矯正度数で、且つ、異なる位置に、実質的に同時に被検眼に見えるように呈示する。
【選択図】 図6
特許請求の範囲
【請求項1】
被検眼に視標を呈示し、被検眼の光学特性を自覚的に検査する検眼装置であって、
電気的に矯正度数を変化可能な可変レンズと、電気的にプリズム量を変化可能な可変プリズムと、を有する矯正光学系と、
制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記可変レンズの矯正度数の変化と、前記可変プリズムのプリズム量の変化と、を同期させて制御することにより、前記矯正光学系を介して呈示される前記視標を、異なる矯正度数で、且つ、異なる位置に、実質的に同時に被検眼に見えるように呈示することを特徴とする検眼装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
請求項1の検眼装置において、
前記制御手段は、前記可変レンズの第1矯正度数で、前記可変プリズムの第1プリズム量による第1位置に視標を呈示する第1呈示状態と、前記可変レンズの第2矯正度数で、前記可変プリズムの第2プリズム量による第2位置に視標を呈示する第2呈示状態と、の少なくとも2つの呈示状態に切換可能で、この切換を繰り返すことで、少なくとも2つの呈示状態の視標を実質的に同時に被検眼に呈示することを特徴とする検眼装置。
【請求項3】
請求項2の検眼装置において、
検者に検眼情報を報知する報知手段を備え、
前記報知手段は、各呈示状態における前記可変レンズの矯正度数に関する情報と、各呈示状態における前記視標の呈示位置に関する情報と、を報知することを特徴とする検眼装置。
【請求項4】
請求項1~3の何れかの検眼装置において、
被検眼に呈示される前記視標のサイズ情報を取得する情報取得手段を備え、
前記制御手段は、取得された前記視標のサイズ情報に基づいて前記可変プリズムのプリズム量を変更することを特徴とする検眼装置。
【請求項5】
請求項4の検眼装置において、
視標を呈示する視標呈示ユニットに視標の選択信号を送信する送信部を備え、
前記情報取得手段は前記視標のサイズ情報を記憶する記憶手段を備え、
前記制御手段は、前記選択信号によって選択された視標毎に取得される前記視標のサイズ情報に基づいて前記可変プリズムのプリズム量を変更することを特徴とする検眼装置。
【請求項6】
請求項1~5の何れかの検眼装置において、
前記可変レンズは、球面の矯正度数を変化可能な第1可変焦点レンズと、乱視の矯正度数を変化可能な第2可変焦点レンズと、の少なくも一方を含むことを特徴とする検眼装置。
【請求項7】
被検眼に視標を呈示し、被検眼の光学特性を自覚的に検査する検眼装置であって、電気的に矯正度数を変化可能な可変レンズと、電気的にプリズム量を変化可能な可変プリズムと、を有する矯正光学系を備える検眼装置の制御プログラムであって、
検眼装置の制御部に実行されることで、
前記可変レンズの矯正度数の変化と、前記可変プリズムのプリズム量の変化と、を同期させて制御することにより、前記矯正光学系を介して呈示される前記視標を、異なる矯正度数で、且つ、異なる位置に、実質的に同時に被検眼に見えるように呈示する制御ステップを、
前記検眼装置に実行させることを特徴とする検眼装置の制御プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、被検眼の光学特性を自覚的に検査する検眼装置及び検眼装置の制御プログラムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
被検眼の眼前に矯正光学系を配置し、この矯正光学系の光学部材(例えば、球面レンズ、円柱レンズ、等)を介して被検眼に視標を呈示することによって、被検眼の光学特性を自覚的に検査する検眼装置が知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-149843号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
検眼装置における自覚的検査では、被検眼の眼前に配置された矯正光学系の矯正度数が変更され、種々の矯正状態での視標の見え具合を被検者に確認することで、被検眼の光学特性が検査される。しかし、従来の検眼装置においては、矯正度数の変更前後の視標の見え具合を比較することで検査が行われていたため、被検者は視標の見え具合の違いを比較し難く、矯正度数の変更を何度も行うことがあり、検査に時間が掛ることがあった。
【0005】
本開示は、上記従来技術に鑑み、被検眼の光学特性の自覚的検査を、効率よく、容易に行うことができる検眼装置及び検眼装置の制御プログラムを提供することを技術課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1) 本開示における典型的な実施形態が提供する検眼装置は、被検眼に視標を呈示し、被検眼の光学特性を自覚的に検査する検眼装置であって、電気的に矯正度数を変化可能な可変レンズと、電気的にプリズム量を変化可能な可変プリズムと、を有する矯正光学系と、制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記可変レンズの矯正度数の変化と、前記可変プリズムのプリズム量の変化と、を同期させて制御することにより、前記矯正光学系を介して呈示される前記視標を、異なる矯正度数で、且つ、異なる位置に、実質的に同時に被検眼に見えるように呈示することを特徴とする。
(2) 本開示における典型的な実施形態が提供する検眼装置の制御プログラムは、被検眼に視標を呈示し、被検眼の光学特性を自覚的に検査する検眼装置であって、電気的に矯正度数を変化可能な可変レンズと、電気的にプリズム量を変化可能な可変プリズムと、を有する矯正光学系を備える検眼装置の制御プログラムであって、検眼装置の制御部に実行されることで、前記可変レンズの矯正度数の変化と、前記可変プリズムのプリズム量の変化と、を同期させて制御することにより、前記矯正光学系を介して呈示される前記視標を、異なる矯正度数で、且つ、異なる位置に、実質的に同時に被検眼に見えるように呈示する制御ステップを、前記検眼装置に実行させることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施例に係る検眼装置の全体構成の外観図である。
左レンズユニットに配置される矯正光学系の概略構成を説明する図である。
視標呈示ユニット200の構成を説明する図である。
検眼装置の制御系を示す図である。
検眼プログラムの例を示す図である。
比較モードにおいて、異なる矯正度数で、且つ、異なる位置に、実質的に同時に被検眼に見える視標の呈示を説明する図である。
第1呈示状態と第2呈示状態との切換を高速で繰り返す制御を説明する図である。
比較モード時にモニタの画面に表示される情報の例を示す図である。
4つの呈示状態の切換における視標の呈示位置を説明する図である。
4つの呈示状態の切換を高速で繰り返す制御を説明する図である。
視標のサイズに応じた可変プリズムのプリズム量の変化を説明する図である。
矯正光学系に乱視の矯正度数が変化可能な可変焦点レンズを付加した例を説明する図である。
乱視軸検査ステップにおいて、点群視標が異なる位置に呈示される例を示す図である。
遠近同時の視標呈示の例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[概要]
以下、典型的な実施形態の1つについて、図面を参照して説明する。なお、以下の<>にて分類された項目は、独立又は関連して利用されうる。
【0009】
例えば、本開示に係る検眼装置(例えば、検眼装置1)は、可変レンズ(例えば、可変焦点レンズ124)と可変プリズム(例えば、可変プリズム122)とを有する矯正光学系(例えば、矯正光学系120)と、制御手段(例えば、制御部50、制御部150)と、を備える。例えば、検眼装置は、被検眼に視標を呈示し、被検眼の光学特性を自覚的に検査するために使用される。例えば、可変レンズは、電気的に矯正度数を変化可能な光学素子が使用されてもよい。例えば、可変プリズムは、電気的にプリズム量を変化可能な光学素子が使用されてもよい。なお、可変レンズは、焦点距離を変化可能な可変焦点レンズであってもよい。また、可変レンズは、球面の矯正度数を変化可能な第1可変焦点レンズと、乱視の矯正度数を変化可能な第2可変焦点レンズと、の少なくも一方を含んでいてもよい。
【0010】
例えば、制御手段は、可変レンズ及び可変プリズムを制御する。例えば、制御手段は、可変レンズの矯正度数の変化と、可変プリズムのプリズム量の変化と、を同期させて制御することにより、矯正光学系を介して被検眼に呈示される視標を、異なる矯正度数で、且つ、実質的に異なる位置に、実質的に同時に被検眼に見えるように呈示する。これにより、検査時間が短縮され、自覚的検査を効率よく、容易に行うことができる。なお、可変レンズの矯正度数の変化と、可変プリズムのプリズム量の変化と、を同期は、略同期(被検者が両者を同期していると感じる状態)であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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