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公開番号2025117406
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024012226
出願日2024-01-30
発明の名称ラベル
出願人TOPPANホールディングス株式会社
代理人個人,個人
主分類G09F 3/03 20060101AFI20250804BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】被着体に貼着された後に剥離された場合に剥離を検知しやすくする。
【解決手段】ベース基材10と、ベース基材10の一方の面に潜像パターンの形状に積層された剥離層20と、ベース基材10の剥離層20が積層された面の全面に剥離層20を覆って積層された粘着層30とを有し、さらに、剥離検知ラベル1の表裏を貫通したスリット11を有し、スリット11は、第1の方向に延びた主切込み部11aと、主切込み部11aの両端部のそれぞれから、第1の方向に直交する第2の方向にて主切込み部11aを介して互いに隣接する第1の領域13aと第2の領域13bとのうち第1の領域13a側に延びた2本の副切込み部11bとを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
被着体に貼着された後に剥離された場合に潜像パターンを発現させるラベルであって、
ベース基材と、
前記ベース基材の一方の面に前記潜像パターンの形状に積層された剥離層と、
前記ベース基材の前記剥離層が積層された面の全面に前記剥離層を覆って積層された有色貼着層と、を有し、
前記ベース基材、前記剥離層及び前記有色貼着層は、当該ベース基材、剥離層及び有色貼着層を貫通した切り込みを有し、
前記切り込みは、
第1の方向に延びた主切込み部と、
前記主切込み部の両端部のそれぞれから、前記第1の方向に直交する第2の方向にて前記主切込み部を介して互いに隣接する第1の領域と第2の領域とのうち前記第1の領域側に延びた2本の副切込み部と、を有する、ラベル。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
被着体に貼着された後に剥離された場合に潜像パターンを発現させるラベルであって、
ベース基材と、
前記ベース基材の一方の面に前記潜像パターンの形状に積層された剥離層と、
前記ベース基材の前記剥離層が積層された面の全面に前記剥離層を覆って積層された有色貼着層と、を有し、
前記ベース基材、前記剥離層及び前記有色貼着層は、当該ベース基材、剥離層及び有色貼着層を貫通した切り込みを有し、
前記切り込みは、
第1の方向に延びた主切込み部と、
前記主切込み部の両端部のそれぞれから延び、前記第1の方向に直交する第2の方向にて前記主切込み部を介して互いに隣接する第1の領域と第2の領域とのうち前記第1の領域において前記第1の領域側に丸まって互いに対向していくように弧を描き、前記主切込み部とは反対側の端部が、前記第1の方向または前記第1の方向に対して前記主切込み部側に向いた2本の副切込み部と、を有する、ラベル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ラベルに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、被着体に貼着されるラベルにおいては、貼着後に不正に剥離されたことを検知するための様々な工夫がなされている。
【0003】
例えば、特許文献1には、ラベル基材の裏面に文字や模様等の形状に離型剤層を配設し、さらに離型剤層に重ねて着色された粘着剤を塗布したラベルが開示されている。このラベルにおいては、貼着対象物に貼られた後に剥がされた場合、離型剤層と粘着剤とが剥離することで文字や模様等の情報が発現することになる。
【0004】
このような構造を有するラベルを、箱等の被着体の開封部分に跨って貼着しておくことで、被着体の不正開封を検知することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2003-330370号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に開示されたラベルのように、基材の一方の面に所定のパターンの形状に剥離層が積層され、さらに剥離層に重ねて有色の貼着層が積層されたラベルにおいては、被着体との貼着力や被着体からの剥がし方によっては、剥離層と貼着層とが剥離しない場合がある。貼着層を構成する粘着剤が伸縮性を有するものにおいては、被着体に貼着された後に剥離されようとすると、貼着層が被着体に貼着された状態で十分に伸びた後に剥離層に対向する領域が破断し、剥離層に対向する領域に貼着層が存在しない状態となる。しかしながら、被着体との貼着力や被着体からの剥がし方によっては、貼着層が十分に伸びず、剥離層に対向する領域が破断するという現象が生じにくくなる場合がある。そのため、被着体から剥離されたことの痕跡を残すことができなくなってしまう虞がある。
【0007】
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、被着体に貼着された後に剥離された場合に剥離を検知しやすくすることができるラベルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために本発明は、
被着体に貼着された後に剥離された場合に潜像パターンを発現させるラベルであって、
ベース基材と、
前記ベース基材の一方の面に前記潜像パターンの形状に積層された剥離層と、
前記ベース基材の前記剥離層が積層された面の全面に前記剥離層を覆って積層された有色貼着層と、を有し、
前記ベース基材、前記剥離層及び前記有色貼着層は、当該ベース基材、剥離層及び有色貼着層を貫通した切り込みを有し、
前記切り込みは、
第1の方向に延びた主切込み部と、
前記主切込み部の両端部のそれぞれから、前記第1の方向に直交する第2の方向にて前記主切込み部を介して互いに隣接する第1の領域と第2の領域とのうち前記第1の領域側に延びた2本の副切込み部とを有する。
【0009】
上記のように構成された本発明においては、被着体に貼着された後に剥離された場合に、ベース基材の一方の面に積層された剥離層が有色貼着層から剥離することで剥離層による潜像パターンが発現することにより剥離が検知されることになる。ここで、ベース基材、剥離層及び有色貼着層には、ベース基材、剥離層及び有色貼着層を貫通した切り込みが設けられており、この切り込みが、第1の方向に延びた主切込み部と、主切込み部の両端部のそれぞれから、第1の方向に直交する第2の方向にて主切込み部を介して互いに隣接する第1の領域と第2の領域とのうち第1の領域側に延びた2本の副切込み部とを有している。そのため、ラベルを第2の領域側から第2の方向に剥離していくと、主切込み部と2本の副切込み部とで囲まれた領域が、その剥離動作に従わずに被着体に一旦貼着されたまま残ろうとする。そして、引き続きラベルを被着体から剥離していくと、主切込み部と2本の副切込み部とで囲まれた領域も被着体から剥離されることになるが、主切込み部と2本の副切込み部とで囲まれた領域は、剥離動作に従わずに被着体に一旦貼着されたまま残ろうとしていたことで剥離力として加わる負荷が大きくなる。そして、この負荷が剥離層と有色貼着層との間に作用して剥離層が有色貼着層から剥離しやすくなり、潜像パターンが発現して剥離が検知されることになる。
【0010】
このように、被着体に貼着された後に剥離された際に被着体との貼着力や被着体からの剥がし方によって剥離層と有色貼着層とが剥離しにくい場合であっても、主切込み部と2本の副切込み部とで囲まれた領域においては、剥離動作に従わずに被着体に一旦貼着されたまま残ろうとしていたことで剥離層が有色貼着層から剥離しやすくなる。それにより、被着体に貼着された後に剥離された場合にその剥離を検知しやすくすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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