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公開番号2025117930
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024012916
出願日2024-01-31
発明の名称車両用表示装置
出願人日本精機株式会社
代理人
主分類G09G 5/10 20060101AFI20250805BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】車両の内側と外側とで切り替えて表示を行う場合に、それぞれの表示における光量を調整することで視認者の視認性を向上する。
【解決手段】開口部18から表示光LをウィンドウシールドWSに向けて射出することで表示光Lが表す表示像の虚像VI及び実像RIを視認させる車両用表示装置1であって、表示素子121を備え、光源11が出射した光を透過させると共に表示像を表示する表示部12と、表示部12に表示された表示像を表す光をウィンドウシールドWSに向けて反射させる反射部13と、制御部15とを有し、制御部15は、実像RIを視認させるときの実像表示輝度設定と虚像VIを視認させるときの虚像表示輝度設定とが、互いに所定の輝度差となるように、光源11の光量を制御する光量制御処理を実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
搭乗者が着座する座席と透光部材とを備えた車両に設けられ、射出口から表示光を前記透光部材に向けて射出することで前記表示光が表す表示像の虚像及び実像を視認させる車両用表示装置であって、
表示素子を備え、光源が出射した光を透過させると共に前記表示像を表示する表示部と、
前記表示部に表示された前記表示像を表す光を前記透光部材に向けて反射させる反射部と、
制御部と、
を有し、
前記制御部は、
前記実像を視認させるときの第1表示輝度設定と前記虚像を視認させるときの第2表示輝度設定とが、互いに所定の輝度差となるように、前記光源の光量を制御する光量制御処理を実行する
ことを特徴とする車両用表示装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記光量制御処理において、
前記第2表示輝度設定が前記第1表示輝度設定よりも明るい輝度となるように、前記光源の光量を制御する
ことを特徴とする請求項1記載の車両用表示装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記光量制御処理において、
前記第1表示輝度設定が前記第2表示輝度設定よりも明るい輝度となるように、前記光源の光量を制御する
ことを特徴とする請求項1記載の車両用表示装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記車両に設けられたヘッドライトが消灯している場合、若しくは、前記車両に設けられた照度センサが検出する外光の照度が所定値未満の場合、において、前記第2表示輝度設定が前記第1表示輝度設定よりも明るい輝度となるように前記光源の光量を制御する、前記光量制御処理を実行する
ことを特徴とする請求項2記載の車両用表示装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記車両に設けられたヘッドライトが点灯している場合、若しくは、前記車両に設けられた照度センサが検出する外光の照度が所定値以上の場合、において、前記第1表示輝度設定が前記第2表示輝度設定よりも明るい輝度となるように前記光源の光量を制御する、前記光量制御処理を実行する
ことを特徴とする請求項3記載の車両用表示装置。
【請求項6】
前記制御部は、
前記光量制御処理における前記第1表示輝度設定及び前記第2表示輝度設定のうち、相対的に暗い一方側の輝度設定から相対的に明るい他方側の輝度設定に切り替える際には、
前記一方側の輝度設定から、前記他方側の輝度設定より暗い第1過渡輝度設定となった後、前記第1過渡輝度設定から経時的に輝度が増加して前記他方側の輝度設定となるように、前記光源の光量を制御する
ことを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれか1項記載の車両用表示装置。
【請求項7】
前記制御部は、
前記光量制御処理における前記第1表示輝度設定及び前記第2表示輝度設定のうち、相対的に明るい他方側の輝度設定から相対的に暗い一方側の輝度設定に切り替える際には、
前記他方側の輝度設定から、前記一方側の輝度設定より暗い第2過渡輝度設定となった後、前記第2過渡輝度設定から経時的に輝度が増加して前記一方側の輝度設定となるように、前記光源の光量を制御する
ことを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれか1項記載の車両用表示装置。
【請求項8】
前記反射部は、
第1光線を反射すると共に第2光線を透過する第1ミラーと、
前記第2光線を反射する第2ミラーと、
を含み、
前記第1ミラー及び前記第2ミラーは、
前記表示素子が前記第1光線を出射するときは、前記透光部材及び前記反射部を含む結像光学系の光学焦点と前記表示部との間の位置関係が、前記表示部が前記光学焦点よりも前記射出口側となる第1状態となって、前記虚像を視認させ、
前記表示素子が前記第2光線を出射するときは、前記表示部が前記光学焦点よりも前記光源側となる第2状態となって、前記実像を視認させる、
ように配置されていることを特徴とする請求項1記載の車両用表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、視認者に対して所望の表示を行う車両用表示装置に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば特許文献1に記載の電子装置が知られている。この電子装置は、インストルメントパネルに取り付けられたクラスター表示ユニットとHUDとを有し、車両の走行状態を判定し、その判定結果に基づき投射画像の虚像の位置がクラスター表示ユニットの近傍又はフロントガラスの前方になるようにHUDの焦点距離を調整する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6516642号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の電子装置では、虚像の表示位置が車内の場合と車外の場合とで切り替えられるため、環境光と一緒に見る車外表示の場合と車内表示の場合とでは見え方が異なる。そのため、一方の表示から他方の表示に表示位置を切り替えて視認するとき(又は同時に視認するとき)に、輝度差を感じて眩しい場合があるという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、車両の内側と外側とで切り替えて表示を行う場合に、それぞれの表示における光量を調整することで視認者の視認性を向上する車両用表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、搭乗者DRが着座する座席と透光部材WSとを備えた車両Cに設けられ、射出口17から表示光L1,L2を前記透光部材WSに向けて射出することで前記表示光L1,L2が表す表示像の虚像VI及び実像RIを視認させる車両用表示装置1であって、表示素子を備え、光源11が出射した光を透過させると共に前記表示像を表示する表示部12と、前記表示部12に表示された前記表示像を表す光を前記透光部材WSに向けて反射させる反射部13と、制御部15と、を有し、前記制御部15は、前記実像RIを視認させるときの第1表示輝度設定と前記虚像VIを視認させるときの第2表示輝度設定とが、互いに所定の輝度差となるように、前記光源11の光量を制御する光量制御処理(S3、S4、S6及びS7)を実行することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、光源の光量を調整することで、車両の搭乗者に実像と虚像とを適正な輝度差で視認させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の第1の実施形態に係る車両用表示装置において虚像を生成する場合の構成を示す図。
本発明の第1の実施形態に係る車両用表示装置において実像を生成する場合の構成を示す図。
本発明の第1の実施形態に係る車両用表示装置におけるHUD装置の光源及び表示部の構造を示す模式図。
本発明の第1の実施形態に係る車両用表示装置の制御部の構成を説明するための機能ブロック図。
昼間の環境光に対する輝度の設定を示す図。
夕方の環境光に対する輝度の設定を示す図。
夜間の環境光に対する輝度の設定を示す図。
本発明の第1の実施形態に係る車両用表示装置において、実像表示と虚像表示とを切り替える場合の輝度の変化の一例を示す図。
昼間又は夕方において実像表示と虚像表示とを切り替える場合の輝度の変化態様の一例を示す図。
夜間において実像表示と虚像表示とを切り替える場合の輝度の変化態様の一例を示す図。
本発明の第1の実施形態に係る車両用表示装置における制御部の動作を示すフローチャート。
本発明の第2の実施形態に係る車両用表示装置の構成を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(本発明の第1の実施形態)
本実施形態に係る車両用表示装置について、図1ないし図11を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る車両用表示装置において虚像を生成する場合の構成を示す図、図2は、本実施形態に係る車両用表示装置において実像を生成する場合の構成を示す図である。
【0010】
図1及び図2において、車両用表示装置1は、ヘッドアップディスプレイ装置(以下、HUD装置という)2と、当該HUD装置2の制御に用いる設定情報を記憶する設定部3とを備える。HUD装置2は、例えば配線基板に実装された可視波長域の光を出す発光ダイオードからなり、白色の光を発する光源11と、当該光源11から入射した光で画像を生成し、出射する光の偏光を互いに異なる第1偏光と第2偏光とに切り替えて表示する表示部12と、表示部12に表示された表示像を表す表示光L(図1の場合は虚像VIの表示像を表す表示光L1、図2の場合は実像RIの表示像を表す表示光L2)をウィンドウシールドWS(透光部材)に向けて反射する反射部13と、表示部12における表示内容の制御、第1偏光及び第2偏光の切り替え制御、並びに、光源11が出射する光の光量を調整して輝度の制御を行う制御部15とを備え、これらが筐体16に収容される。筐体16には表示光Lが射出される開口部17(射出口)が設けられ、当該開口部17には内部を保護するためのカバーガラス18が配置される。ウィンドウシールドWSは投光部材の一例、開口部17は射出口の一例である。
(【0011】以降は省略されています)

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