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公開番号
2025117650
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024012491
出願日
2024-01-31
発明の名称
電動制動装置
出願人
株式会社アドヴィックス
代理人
個人
,
個人
主分類
B60T
8/00 20060101AFI20250805BHJP(車両一般)
要約
【課題】電気モータの回転角の制御性を高くできる電動制動装置を提供すること。
【解決手段】電動制動装置10の処理回路90は、モータ電流値Imtに基づいて押圧力推定値を導出する押圧力導出部、押圧力推定値に関連する押圧力関連値を示す信号のうち、所定周波数よりも高い周波数の成分の信号を減衰させる一方、当該所定周波数以下の周波数の成分の信号を通過させることにより、フィルタ後押圧力関連値を生成するフィルタ部、及び、フィルタ後押圧力関連値に基づいて、電気モータ40を制御するモータ制御部として機能する。処理回路90は、フィルタ部として機能することにより、モータ回転数が低いほど値が小さくなるように、所定周波数を設定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
電気モータの回転に応じて、車両の車輪と一体に回転する回転体に摩擦材を押し付ける力である押圧力を調整できるように構成された電動制動装置であって、
前記電気モータに流れる電流に基づいて、前記押圧力の推定値である押圧力推定値を導出する押圧力導出部と、
前記押圧力推定値に関連する値である押圧力関連値を示す信号のうち、所定周波数よりも高い周波数の成分の信号を減衰させる一方、当該所定周波数以下の周波数の成分の信号を通過させることにより、フィルタ後押圧力関連値を生成するフィルタ部と、
前記フィルタ後押圧力関連値に基づいて、前記電気モータを制御するモータ制御部と、を備え、
前記フィルタ部は、前記電気モータの回転数が低いほど値が小さくなるように、前記所定周波数を設定するように構成されている
電動制動装置。
続きを表示(約 450 文字)
【請求項2】
前記フィルタ部は、前記電気モータの回転が停止している場合、当該電気モータの回転の停止前の値で前記フィルタ後押圧力関連値を保持する
請求項1に記載の電動制動装置。
【請求項3】
前記押圧力の目標値に応じた前記電気モータの回転角を、回転角基準値として導出する基準回転角導出部と、
前記電気モータの回転角と前記押圧力推定値とに基づいた前記回転角の補正量を、前記押圧力関連値として導出する補正量導出部と、を備え、
前記フィルタ部は、前記補正量導出部が導出する信号のうち、前記所定周波数よりも高い周波数の成分の信号を減衰させる一方、当該所定周波数以下の周波数の成分の信号を通過させることにより、フィルタ後補正量を前記フィルタ後押圧力関連値として生成し、
前記モータ制御部は、前記回転角基準値と前記フィルタ後補正量との和である前記電気モータの回転角の目標値に基づいて、前記電気モータを制御する
請求項1又は請求項2に記載の電動制動装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に設けられる電動制動装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、電気モータを動力源として備える電動制動装置を開示している。当該電動制動装置の制御装置は、車輪と一体に回転する回転体に摩擦材を押し付ける力に相当するホイールシリンダ圧を、電気モータに流れる電流であるモータ電流の大きさに基づいて推定する。
【0003】
上記のように導出されたホイールシリンダ圧の推定値は、周期的に変動する誤差成分を含んでいる。そこで、上記のような制御装置は、ローパスフィルタを用いることにより、ホイールシリンダ圧の推定値から、ローパスフィルタのカットオフ周波数よりも高い周波数の変動成分を除去する。これにより、当該制御装置は、ホイールシリンダ圧の推定値の導出精度を高くできる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-35031号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のような電動制動装置にあっては、回転体に摩擦材を押し付ける力である押圧力の推定値の導出精度をさらに高くすることにより、押圧力の調整精度を向上することが好ましい。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための電動制動装置は、電気モータの回転に応じて、車両の車輪と一体に回転する回転体に摩擦材を押し付ける力である押圧力を調整できるように構成された装置である。当該電動制動装置は、前記電気モータに流れる電流に基づいて、前記押圧力の推定値である押圧力推定値を導出する押圧力導出部と、前記押圧力推定値に関連する値である押圧力関連値を示す信号のうち、所定周波数よりも高い周波数の成分の信号を減衰させる一方、当該所定周波数以下の周波数の成分の信号を通過させることにより、フィルタ後押圧力関連値を生成するフィルタ部と、前記フィルタ後押圧力関連値に基づいて、前記電気モータを制御するモータ制御部と、を備えている。前記フィルタ部は、前記電気モータの回転数が低いほど値が小さくなるように、前記所定周波数を設定するように構成されている。
【発明の効果】
【0007】
上記電動制動装置は、押圧力の推定値に含まれる誤差成分の除去効率を高くできるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態の電動制動装置の概略構成を示す模式図である。
図2は、第1実施形態の電動制動装置が備える処理回路の機能構成を示すブロック図である。
図3は、図2に示したフィルタ部の詳細を示すブロック図である。
図4は、第2実施形態の電動制動装置が備える処理回路の機能構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第1実施形態)
以下、車両に設けられる電動制動装置の第1実施形態を図1から図3に従って説明する。
【0010】
図1に示すように、電動制動装置10は、キャリパ20と、ギアボックス30と、電気モータ40と、減速機構50と、直動変換機構60と、ピストン70と、モータ制御装置80と、を備えている。電動制動装置10は、車両の車輪100と一体に回転する回転体110に摩擦材120を押し付けることで、車輪100で制動力を発生させるように構成されている。電動制動装置10の一例は、ディスク式の制動装置である。
(【0011】以降は省略されています)
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