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公開番号
2025117793
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024012703
出願日
2024-01-31
発明の名称
ACラインフィルタ
出願人
株式会社アイシン
代理人
弁理士法人R&C
主分類
H03H
7/09 20060101AFI20250805BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】基板のサイズを大きくすることなく、コンデンサの静電容量の低下を抑制することが可能なACラインフィルタを提供する。
【解決手段】コイル部10とコンデンサ部20とを含んで構成されるACラインフィルタ1は、コイル部10が、通電電流に応じた発熱量が第1設定値以上の発熱部51と、発熱量が第1設定値未満の非発熱部52とを含み、非発熱部52が、発熱部51よりもコンデンサ部20の近くに配置されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
コイル部とコンデンサ部とを含んで構成されるACラインフィルタであって、
前記コイル部は、通電電流に応じた発熱量が第1設定値以上の発熱部と、前記発熱量が前記第1設定値未満の非発熱部とを含み、
前記非発熱部は、前記発熱部よりも前記コンデンサ部の近くに配置されているACラインフィルタ。
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【請求項2】
前記コンデンサ部は、温度上昇に伴う静電容量の低下量が第2設定値以上の容量低下部と、前記低下量が前記第2設定値未満の非容量低下部とを含み、
前記発熱部と前記容量低下部との間に前記非発熱部が配置されている請求項1に記載のACラインフィルタ。
【請求項3】
前記コイル部は、少なくとも2つ設けられ、
第1の前記コイル部に含まれる前記発熱部と、第2の前記コイル部に含まれる前記発熱部との間に、少なくとも1つの前記非発熱部が配置されている請求項1又は2に記載のACラインフィルタ。
【請求項4】
前記コイル部と前記コンデンサ部とが実装される基板における、前記少なくとも1つの前記非発熱部が配置されている領域に、金属製の締結部が設けられている請求項3に記載のACラインフィルタ。
【請求項5】
前記コイル部は、第1コイル部と第2コイル部とを含み、
前記コンデンサ部は、第1Xコンデンサと第2Xコンデンサと第1Yコンデンサと第2Yコンデンサとを含み、
電源ラインに、前記第1Xコンデンサ、前記第1Yコンデンサ、前記第1コイル部、前記第2Yコンデンサ、前記第2コイル部、前記第2Xコンデンサの順に設けられており、前記電源ラインにおいて連続する3つが非直線状に配置されている請求項1又は2に記載のACラインフィルタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コイル部とコンデンサ部とを含んで構成されるACラインフィルタに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
例えばインバータ装置やDC/DCコンバータ等の電気機器に直流電力を入力した場合において、当該直流電力に含まれるノイズを低減するために、フィルタ回路が利用される。このようなフィルタ回路に関する技術が、例えば下記に出典を示す特許文献1に記載されている。
【0003】
特許文献1には、電動圧縮機について記載されている。電動圧縮機は、圧縮部を駆動させる電動モータと、この電動モータを駆動させるインバータ装置とを備えている。インバータ装置には、蓄電装置からインバータ装置に入力される直流電力に含まれるノイズを低減するフィルタ回路が設けられている。フィルタ回路は、コモンモードチョークコイルと、コンデンサとを有するLC共振回路で構成されている。コモンモードチョークコイルとコンデンサとは、電流が流れることにより熱を発する。この熱を吸収するために、コモンモードチョークコイルとコンデンサとの間に、金属部材が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-180428号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したように、フィルタ回路(本願「ACラインフィルタ」に相当)には、コモンモードチョークコイル(本願「コイル部」に相当)と、コンデンサ(本願「コンデンサ部」に相当)とが備えられており、通電に応じて発する熱を、金属部材を介して放熱している。しかしながら、一般的に、フィルタ回路は、複数のコモンモードチョークコイルや、複数のコンデンサを含んで構成されており、コモンモードノイズを考えた場合、これら全てが発熱するわけではなく、発熱量が相対的に小さいものもある。例えば発熱量が相対的に大きいコモンモードチョークコイルの近傍にコンデンサを配置すると、温度に応じて静電容量が低下してしまう。静電容量の低下を抑制すべく、相対的に発熱量が大きいコモンモードチョークコイルとコンデンサとを離間して配置することが考えられるが、基板のサイズが大きくなってしまう。
【0006】
そこで、基板のサイズを大きくすることなく、コンデンサの静電容量の低下を抑制することが可能なACラインフィルタが求められる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るACラインフィルタの特徴構成は、コイル部とコンデンサ部とを含んで構成されるACラインフィルタであって、前記コイル部は、通電電流に応じた発熱量が第1設定値以上の発熱部と、前記発熱量が前記第1設定値未満の非発熱部とを含み、前記非発熱部は、前記発熱部よりも前記コンデンサ部の近くに配置されている点にある。
【0008】
このような特徴構成とすれば、相対的に熱に弱いコンデンサ部(温度上昇に伴って静電容量が低下するコンデンサ部)を、通電電流により発熱するコイル部(巻線)の発熱部から離間して設けることができる。したがって、コイル部における発熱部からの熱が、コンデンサ部に伝達されることを防止することができ、ACラインフィルタに対する所期の特性を維持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
ACラインフィルタが適用される電源回路の構成を示すブロック図である。
ACラインフィルタの回路図である。
基板に対するACラインフィルタの搭載図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明に係るACラインフィルタは、コモンモードノイズを低減するために設けられている。以下、本実施形態のACラインフィルタ1について説明する。ただし、ACラインフィルタ1は、以下の実施形態に限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
(【0011】以降は省略されています)
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