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公開番号2025136422
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024034994
出願日2024-03-07
発明の名称車両用ドア開放装置
出願人株式会社アイシン
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類E05F 15/616 20150101AFI20250911BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】装置をより小型化すると共にスイッチの防水性を確保する。
【解決手段】車両用ドア開放装置は、車体またはドアの一方に設置され、車体またはドアの他方を押圧してドアを開放する。車両用ドア開放装置は、モータにより回転駆動されるスピンドルと、スピンドルの回転によりスピンドルの回転軸の軸方向に進退して車体またはドアの他方を押圧するプッシュレバーと、プッシュレバーから径方向に離間した位置に配置されたスイッチと、プッシュレバーとスイッチとの間に介在すると共にスピンドルと同軸に回動可能に配置されプッシュレバーの直線運動を回動運動に変換してスイッチを操作するスイッチレバーと、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車体またはドアの一方に設置され、前記車体または前記ドアの他方を押圧して該ドアを開放する車両用ドア開放装置であって、
モータにより回転駆動されるスピンドルと、
前記スピンドルの回転により該スピンドルの回転軸の軸方向に進退して、前記車体または前記ドアの他方を押圧するプッシュレバーと、
前記プッシュレバーから径方向に離間した位置に配置されたスイッチと、
前記プッシュレバーと前記スイッチとの間に介在すると共に前記スピンドルと同軸に回動可能に配置され、前記プッシュレバーの直線運動を回動運動に変換して前記スイッチを操作するスイッチレバーと、
を備える車両用ドア開放装置。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両用ドア開放装置であって、
前記プッシュレバーは、径方向外方に突出する凸部を有し、
前記スイッチレバーは、前記凸部が嵌合するガイド溝を有し、
前記ガイド溝は、前記プッシュレバーの進退方向に延びる直線部と、前記直線部から連続すると共に前記進退方向に対して傾斜する傾斜部と、を含み、前記凸部が前記傾斜部を移動することにより、前記プッシュレバーの直線運動を前記スイッチレバーの回動運転に変換する、
車両用ドア開放装置。
【請求項3】
請求項2に記載の車両用ドア開放装置であって、
前記スピンドルと前記プッシュレバーと前記スイッチレバーとを覆うと共に前記プッシュレバーを出没可能かつ回転不能に支持するハウジングと、
前記プッシュレバーは、周方向に一定の間隔をおいて、径方向外方に突出する複数の凸部を有し、
前記ハウジングの内周面には、前記プッシュレバーの進退方向に延びるガイド溝が形成され、
前記複数の凸部のうちの一つの凸部は、前記スイッチレバーの前記ガイド溝に嵌合し、
前記複数の凸部のうちの少なくとも他の凸部は、前記ハウジングの前記ガイド溝に嵌合する、
車両用ドア開放装置。
【請求項4】
請求項1ないし3いずれか1項に記載の車両用ドア開放装置であって、
前記スイッチレバーは、径方向外方に延びるレバー本体を有し、前記スイッチレバーの回動により前記レバー本体で前記スイッチを押すことで前記スイッチを操作する、
車両用ドア開放装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、車両用ドア開放装置について開示する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の車両用ドア開放装置としては、モータにより回転駆動されるスクリューと、スクリューに係合されると共にスクリューの回転によって移動するナットと、ナットにより外側に突出してドアを開放するエクステンションロッド(プッシュレバー)と、スクリューから径方向に離間した位置に配置されたスイッチと、ナットとスイッチとの間に介在するバレルカムと、を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。バレルカムは、スクリューの軸とスイッチとの間にスクリューの軸と平行に配置された軸に回動可能に取り付けられている。そして、バレルカムは、ナットのピンがバレルカムのカム経路内を摺動することによって、回動運動が生じ、スイッチと接触してスイッチを操作する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2022/0136308号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した車両用ドア開放装置では、スクリューとバレルカムとが異なる軸に取り付けられているため、装置が径方向に大型化し易く、車両の限られたスペースに搭載するには不向きである。装置を小型化するために、エクステンションロッド(プッシュレバー)にスイッチを近接させ、プッシュレバーがスイッチに直接に接触してスイッチを操作することも考えられるが、雨水等が外側に露出したプッシュレバーを伝わってスイッチに侵入するおそれがあるため、スイッチを防水仕様にする必要が生じ、コスト増を招く。
【0005】
本開示は、装置をより小型化すると共にスイッチの防水性を確保することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本開示の車両用ドア開放装置は、
車体またはドアの一方に設置され、前記車体または前記ドアの他方を押圧して該ドアを開放する車両用ドア開放装置であって、
モータにより回転駆動されるスピンドルと、
前記スピンドルの回転により該スピンドルの回転軸の軸方向に進退して、前記車体または前記ドアの他方を押圧するプッシュレバーと、
前記プッシュレバーから径方向に離間した位置に配置されたスイッチと、
前記プッシュレバーと前記スイッチとの間に介在すると共に前記スピンドルと同軸に回動可能に配置され、前記プッシュレバーの直線運動を回動運動に変換して前記スイッチを操作するスイッチレバーと、
を備えることを要旨とする。
【0008】
この本開示の車両用ドア開放装置では、スイッチは、プッシュレバーから径方向に離間した位置に配置され、スイッチを操作するスイッチレバーは、プッシュレバーとスイッチとの間に介在すると共にスピンドルと同軸に配置され、プッシュレバーの直線運動を回動運動に変換してスイッチを操作する。これにより、スイッチレバーとスピンドルとを異なる軸に配置するものに比して、装置をより小型化することができる。また、プッシュレバーとスイッチとは径方向に離間しているため、雨水等が外側に露出したプッシュレバーを伝わっても、スイッチに浸水しないようにすることができ、スイッチの防水性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態の車両用ドア開放装置を含む車両の概略構成図である。
車両用ドア開放装置でドアを開放する様子を示す説明図である。
車両用ドア開放装置の分解斜視図である。
プッシュレバーの突出方向に対して向かい合う位置から車両用ドア開放装置(カバー不図示)を見た平面図である。
図4の車両用ドア開放装置のA-A断面図である。
車両用ドア開放装置のハウジングをプッシュレバーの突出方向に直交する平面で切断した断面図である。
スイッチレバーの外観図である。
スイッチレバーが元位置スイッチを押した状態を示す説明図である。
スイッチレバーが元位置スイッチから離れた状態を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
次に、本開示を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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