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公開番号2025118893
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2025082026,2022530271
出願日2025-05-15,2020-11-23
発明の名称流体インジェクタとともに一体型カメラを利用するシステムおよび方法
出願人バイエル・ヘルスケア・エルエルシー,Bayer HealthCare LLC
代理人個人,個人,個人
主分類A61M 5/142 20060101AFI20250805BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】流体インジェクタの安全機能および使いやすさを提供するために、患者、医師、またはオペレータの画像および/またはビデオをキャプチャするための少なくとも1つの画像キャプチャデバイスを有する流体インジェクタが必要とされている。
【解決手段】流体を患者に投与する際に使用されるインジェクタシステムは、それを取り囲む環境内の画像データをキャプチャする画像キャプチャデバイスと、プロセッサを備える制御デバイスであって、プロセッサを用いて画像キャプチャデバイスによってキャプチャされた画像データを受信し;プロセッサを用いて受信画像データが少なくとも1つの所定の特性を含むかどうかを判定し;プロセッサを用いて、受信画像データが少なくとも1つの所定の特性を含むかどうかを判定することに応答して、少なくとも1つの動作を実行するようにプログラムされたプロセッサを備える、制御デバイスと、を含む。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも1つの流体を患者に投与する際に使用するように構成された流体インジェクタシステムであって、前記流体インジェクタシステムは、
前記流体インジェクタシステムを取り囲む環境内の画像データまたはビデオデータの少なくとも1つをキャプチャするように構成された少なくとも1つの画像キャプチャデバイスと、
少なくとも1つのプロセッサを備える制御デバイスであって、
前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記少なくとも1つの画像キャプチャデバイスによってキャプチャされた前記画像データまたは前記ビデオデータの少なくとも1つを受信し、
前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記画像データまたは前記ビデオデータの少なくとも1つが少なくとも1つの所定の特性を含むかどうかを判定し、前記少なくとも1つの所定の特性は、前記患者、ユーザ、あるいは前記流体インジェクタシステムの近くに位置決めされたオブジェクトの少なくとも1つを含み、
前記少なくとも1つの画像キャプチャデバイスによってキャプチャされた前記画像データまたは前記ビデオデータの少なくとも1つに基づいて、前記流体インジェクタシステムの使用に関連して発生する前記患者に影響を及ぼす有害事象または望ましくない事象を自動的に検出し、
前記流体インジェクタシステムの使用に関連して前記患者に影響を及ぼす前記有害事象または望ましくない事象が発生したことを判定することに応答して少なくとも1つの動作を実行し、前記少なくとも1つの動作には、前記流体インジェクタシステムの使用に関連して前記患者に影響を及ぼす前記有害事象または望ましくない事象が発生した際に将来確認できるように、前記画像データまたは前記ビデオデータの少なくとも1つを中央データベースに記録することが含まれる、
ようにプログラムまたは構成された、少なくとも1つのプロセッサを備える制御デバイスと
を備える、流体インジェクタシステム。
続きを表示(約 3,300 文字)【請求項2】
前記少なくとも1つの画像キャプチャデバイスが少なくとも1つのカメラであり、前記少なくとも1つのカメラは、a)前記流体インジェクタシステムのインジェクタハウジングと一体的に形成される、およびb)前記少なくとも1つのカメラを前記インジェクタハウジングに対して移動させることを可能にする伸縮部材を介して前記流体インジェクタシステムのインジェクタハウジングに動作可能に接続される、のうちの少なくとも一方である、請求項1に記載の流体インジェクタシステム。
【請求項3】
前記所定の特性は前記ユーザの顔識別情報または生体識別情報を含み、前記制御デバイスが、
前記流体インジェクタシステムの近くに位置決めされたユーザの画像またはビデオの少なくとも1つに基づいて、前記少なくとも1つの画像キャプチャデバイスから、前記ユーザに関する前記顔識別情報または前記生体識別情報を受信し、
前記少なくとも1つの画像キャプチャデバイスから受信した前記ユーザに関する前記顔識別情報または生体識別情報を、格納された顔識別情報または生体識別情報と比較して、前記ユーザが前記流体インジェクタシステムを使用することを許可された個人であるかどうかを判定し、
前記少なくとも1つの画像キャプチャデバイスから受信した前記ユーザに関する顔識別情報または生体識別情報と、前記格納された顔識別情報または前記生体識別情報との間の確認された一致を受信すると、前記流体インジェクタシステムをアクティブ化するか、または前記流体インジェクタシステムを動作させ、
前記少なくとも1つの画像キャプチャデバイスから受信した前記ユーザに関する顔識別情報または前記生体識別情報と、前記格納された顔識別情報または前記生体識別情報との間の確認された一致を受信すると、前記流体インジェクタシステムを好ましいユーザインタフェースに設定する
ように構成される、請求項1または請求項2に記載の流体インジェクタシステム。
【請求項4】
前記制御デバイスが、前記ユーザの資格情報を検索して、前記ユーザの資格情報が最新であることを確認するように構成される、請求項2または請求項3に記載の流体インジェクタシステム。
【請求項5】
前記制御デバイスが、
前記少なくとも1つの画像キャプチャデバイスから、前記流体インジェクタシステムの近くに位置決めされた患者の画像またはビデオの少なくとも1つに基づいて前記患者に関する顔識別情報または生体識別情報を受信し、
前記患者に関する前記制御デバイスによって受信された前記顔識別情報または前記生体識別情報に基づいて前記患者の患者記録を検索する
ように構成される、請求項1または請求項2に記載の流体インジェクタシステム。
【請求項6】
前記流体インジェクタシステムの使用に関連して発生する前記有害事象または望ましくない事象は、前記患者の血管への針の誤った挿入、前記少なくとも1つの流体の誤ったタイプ、前記少なくとも1つの流体の誤った流量、前記患者の血管からの針の不注意な取り外し、前記少なくとも1つの流体の血管外漏出、前記患者のアレルギー反応、前記患者の心拍数の上昇、前記患者の動き、前記患者の低酸素症、前記患者の血流の変化、および前記流体インジェクタシステム内の誤った接続のうちの少なくとも1つを含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の流体インジェクタシステム。
【請求項7】
少なくとも1つの流体を患者に投与する際に使用するように構成された流体インジェクタシステムを動作させるためのコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品は、少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに、
少なくとも1つの画像キャプチャデバイスを用いて、前記流体インジェクタシステムを取り囲む環境内の画像データまたはビデオデータの少なくとも1つをキャプチャさせ、
前記少なくとも1つの画像キャプチャデバイスによってキャプチャされた前記画像データまたは前記ビデオデータの少なくとも1つを受信させ、
前記画像データまたは前記ビデオデータの少なくとも1つが少なくとも1つの所定の特性を含むかどうかを判定させ、前記少なくとも1つの所定の特性は、前記患者、ユーザ、あるいは前記流体インジェクタシステムの近くに位置決めされたオブジェクトの少なくとも1つを含み、
前記少なくとも1つの画像キャプチャデバイスによってキャプチャされた前記画像データまたは前記ビデオデータの少なくとも1つに基づいて、前記流体インジェクタシステムの使用に関連して発生する前記患者に影響を及ぼす有害事象または望ましくない事象を自動的に検出し、
前記流体インジェクタシステムの使用に関連して前記患者に影響を及ぼす前記有害事象または望ましくない事象が発生したことを判定することに応答して少なくとも1つの動作を実行し、前記少なくとも1つの動作には、前記流体インジェクタシステムの使用に関連して前記患者に影響を及ぼす前記有害事象または望ましくない事象が発生した際に将来確認できるように、前記画像データまたは前記ビデオデータの少なくとも1つを中央データベースに記録することが含まれる、
1つまたは複数の命令を含む少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読媒体を備える、コンピュータプログラム製品。
【請求項8】
前記少なくとも1つの画像キャプチャデバイスが少なくとも1つのカメラであり、前記少なくとも1つのカメラは、a)前記流体インジェクタシステムのインジェクタハウジングと一体的に形成される、およびb)前記少なくとも1つのカメラを前記インジェクタハウジングに対して移動させることを可能にする伸縮部材を介して前記流体インジェクタシステムのインジェクタハウジングに動作可能に接続される、のうちの少なくとも一方である、請求項7に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項9】
前記所定の特性は前記ユーザの顔識別情報または生体識別情報を含み、前記1つまたは複数の命令がさらに、前記少なくとも1つのプロセッサに、
前記少なくとも1つの画像キャプチャデバイスから、前記流体インジェクタシステムの近くに位置決めされたユーザの画像またはビデオの少なくとも1つに基づいて、前記ユーザに関する前記顔識別情報または前記生体識別情報を受信させ、
前記少なくとも1つの画像キャプチャデバイスから受信した前記ユーザに関する前記顔識別情報または前記生体識別情報を、格納された顔識別情報または生体識別情報と比較して、前記ユーザが前記流体インジェクタシステムを使用することを許可された個人であるかどうかを判定させ、
前記少なくとも1つの画像キャプチャデバイスから受信した前記ユーザに関する前記顔識別情報または生体識別情報と、前記格納された顔識別情報または生体識別情報との間の確認された一致を受信すると、前記流体インジェクタシステムをアクティブ化または動作させ、
前記少なくとも1つの画像キャプチャデバイスから受信した前記ユーザに関する前記顔識別情報または生体識別情報と、前記格納された顔識別情報または生体識別情報との間の確認された一致を受信すると、前記流体インジェクタシステムを好ましいユーザインタフェースに設定させる、
請求項7または請求項8に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項10】
前記1つまたは複数の命令がさらに、前記少なくとも1つのプロセッサに、制御デバイスを使用して、前記ユーザの資格情報を検索させて、前記ユーザの資格情報が最新であることを確認させる、請求項9に記載のコンピュータプログラム製品。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願への相互参照
本出願は、2019年11月25日に出願された米国仮特許出願第62/939,878号の利益を主張し、その開示は参照によりその全体が組み込まれる。
続きを表示(約 6,700 文字)【0002】
本開示は、一般に、流体インジェクタの近くに位置決めされたオブジェクトおよび/または個人の画像および/またはビデオをキャプチャするための1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを有する流体インジェクタに関し、より詳細には、流体インジェクタの近くに位置決めされたオブジェクトおよび/または個人の画像および/またはビデオをキャプチャするためのカメラを有する流体インジェクタに関する。
【背景技術】
【0003】
多くの医療診断および治療処置では、医師は患者に1つまたは複数の医療用流体を注入する。近年、造影剤(contrast medium)(単に「contrast」と呼ばれることも多い)、生理食塩水などのフラッシング剤、および他の医療用流体などの医療用流体の加圧注入のための複数のインジェクタ作動シリンジおよび動力式流体インジェクタが、心血管血管造影法(CV)、コンピュータ断層撮影法(CT)、超音波、磁気共鳴画像法(MRI)、陽電子放出断層撮影法(PET)、および他の撮像手順などの造影撮像手順で使用するために開発されている。一般に、これらの流体インジェクタは、予め設定された圧力および/または流量で予め設定された量の1つまたは複数の流体を送達するように設計されている。
【0004】
典型的には、流体インジェクタは、例えばプランジャまたはシリンジの近位端壁上の係合機構との接続を介してシリンジに接続するピストンなどの少なくとも1つの駆動部材を有する。シリンジは、シリンジプランジャがバレル内に摺動可能に配置された剛性バレルを含み得る。いくつかの例では、シリンジは、それ自体の上を転動するように構成された可撓性側壁を有するローリングダイヤフラムバレル構成を含み得、シリンジ本体の近位端壁は、少なくとも1つの駆動部材と解放可能に係合する。駆動部材は、プランジャまたはローリングダイヤフラム/近位端壁をバレルの長手方向軸に対して近位方向および/または遠位方向に駆動して、流体をシリンジバレル内に引き込むか、またはシリンジバレルから流体を送達する。
【0005】
これらの流体インジェクタを使用してCTまたはMR環境で画像診断スキャンを受ける患者は、取得された画像を強調するために造影剤の注入を受けることが多い。造影剤の注入は、注入される造影剤の量および患者がさらされる放射線の両方を最小限に抑えながら、造影剤が流れるときに関心領域(ROI)が走査されるように、画像スキャナと密接に調整されなければならない。画像スキャンを実施する技術者は、画像スキャンを開始および完了するために、流体インジェクタおよび画像スキャナを使用して複数のステップを進めて患者および機器を準備するように十分に訓練されなければならない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記を考慮して、当技術分野では、流体インジェクタの安全機能および使いやすさを提供するために、患者、医師、またはオペレータの画像および/またはビデオをキャプチャするための少なくとも1つの画像キャプチャデバイスを有する流体インジェクタが現在必要とされている。また、当技術分野では、個人が流体インジェクタを使用することを許可するのを支援し、流体インジェクタで使用されている流体に関する情報および流体インジェクタを使用している間に発生する事象を記録するのを支援する少なくとも1つの画像キャプチャデバイスを有する流体インジェクタが現在必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の必要性を考慮して、流体インジェクタを備えた少なくとも1つの画像キャプチャデバイスを利用するためのシステムおよび方法が提供される。本開示のいくつかの例では、少なくとも1つの流体を患者に投与する際に使用するように構成された流体インジェクタシステムは、流体インジェクタシステムを取り囲む環境内の画像データをキャプチャするように構成された少なくとも1つの画像キャプチャデバイスと、少なくとも1つのプロセッサを備える制御デバイスであって、少なくとも1つのプロセッサを用いて、少なくとも1つの画像キャプチャデバイスによってキャプチャされた画像データを受信し;少なくとも1つのプロセッサを用いて、受信画像データが少なくとも1つの所定の特性を含むかどうかを判定し;少なくとも1つのプロセッサを用いて、受信画像データが少なくとも1つの所定の特性を含むかどうかを判定することに応答して、少なくとも1つの動作を実行する、ようにプログラムまたは構成された少なくとも1つのプロセッサを備える制御デバイスと、を含み得る。
【0008】
本開示のいくつかの例では、少なくとも1つの画像キャプチャデバイスは、少なくとも1つのカメラであってもよい。少なくとも1つのカメラは、a)流体インジェクタシステムのインジェクタハウジングと一体的に形成される、およびb)少なくとも1つのカメラをインジェクタハウジングに対して移動させることを可能にする伸縮部材を介して流体インジェクタシステムのインジェクタハウジングに動作可能に接続される、のうちの少なくとも一方であってもよい。制御デバイスは、流体インジェクタシステムの近くに位置決めされたユーザの画像またはビデオに基づいて、少なくとも1つの画像キャプチャデバイスから、ユーザに関する顔識別情報または生体識別情報を受信し、ユーザに関する受信した顔識別情報または生体識別情報を、格納された顔識別情報または生体識別情報と比較して、ユーザが流体インジェクタシステムを使用することを許可された個人であるかどうかを判定するように構成され得る。制御デバイスは、受信した顔識別情報または生体識別情報と、格納された顔識別情報または生体識別情報との間の確認された一致を受信すると、流体インジェクタシステムをアクティブ化するか、または流体インジェクタシステムを動作させるように構成され得る。制御デバイスは、受信した顔識別情報または生体識別情報と、格納された顔識別情報または生体識別情報との間の確認された一致を受信すると、流体インジェクタシステムを好ましいユーザインタフェースに設定するように構成され得る。制御デバイスは、ユーザの資格情報を検索して、ユーザの資格情報が最新であることを確認するように構成され得る。制御デバイスは、少なくとも1つの画像キャプチャデバイスから、流体インジェクタシステムの近くに位置決めされた患者の画像またはビデオに基づいて患者に関する顔識別情報または生体識別情報を受信し、患者に関する制御デバイスによって受信された顔識別情報または生体識別情報に基づいて患者の患者記録を検索するように構成され得る。少なくとも1つの画像キャプチャデバイスは、流体インジェクタシステムのインジェクタハウジングの近くに位置決めされたオブジェクト上のラベル、オブジェクト上のバーコード、オブジェクトの色、オブジェクトに含まれる流体の色、オブジェクトの形状、およびオブジェクトのQRコード(登録商標)のうちの少なくとも1つの少なくとも1つの画像をキャプチャするように構成され得る。制御デバイスは、少なくとも1つの画像キャプチャデバイスによってキャプチャされた形状、色、ラベル、バーコード、またはQRコード(登録商標)に基づいて、オブジェクトに関する詳細を自動的に文書化するように構成され得る。制御デバイスは、オブジェクトの在庫追跡を支援するために、少なくとも1つの画像キャプチャデバイスによって識別されたオブジェクトに関する情報を中央データベースに転送するように構成され得る。投影システムは、流体インジェクタシステムのインジェクタハウジングに設けられてもよく、投影システムは、少なくとも1つの画像キャプチャデバイスによって識別されたオブジェクトに対応する流体インジェクタシステムに保持された少なくとも1つのシリンジに関する情報を表示するように構成される。少なくとも1つの画像キャプチャデバイスは、流体インジェクタシステムの近くに位置決めされた個人によって実行される少なくとも1つのハンドジェスチャの画像またはビデオをキャプチャするように構成されてもよく、制御デバイスは、個人によって実行される少なくとも1つのハンドジェスチャに基づいて少なくとも1つの画像キャプチャデバイスからハンドジェスチャ識別情報を受信するように構成され、制御デバイスは、少なくとも1つの画像キャプチャデバイスから受信されたハンドジェスチャ識別情報に基づいて所定の動作を実行するように構成される。近赤外投影システムが、a)流体インジェクタシステムの近くに位置決めされた患者の静脈マッピングであって、少なくとも1つの画像キャプチャデバイスは患者の静脈マッピングの少なくとも1つの画像またはビデオをキャプチャするように構成される、静脈マッピング、およびb)患者の手足のパターン照明であって、少なくとも1つの画像キャプチャデバイスは患者の手足に照明されたパターンの少なくとも1つの画像またはビデオをキャプチャするように構成される、パターン照明、のうちの少なくとも一方を実行するように構成される。少なくとも1つの画像キャプチャデバイスは、a)流体インジェクタシステムの近くに位置決めされた患者の静脈留置針の挿入部位、およびb)患者の血流の変化を検出するために流体インジェクタシステムの近くに位置決めされた患者、のうちの少なくとも一方の少なくとも1つの画像またはビデオをキャプチャするように位置決めおよび構成され得る。制御デバイスは、流体インジェクタシステムの使用に関連して発生する有害事象に関する将来のレビューのために、少なくとも1つの画像データまたはビデオデータを中央データベースに記録するように構成され得る。
【0009】
本開示のいくつかの例では、少なくとも1つの流体を患者に投与する際に使用するように構成された流体インジェクタシステムを動作させるためのコンピュータ実装方法が、少なくとも1つの画像キャプチャデバイスを用いて、流体インジェクタシステムを取り囲む環境内の画像データをキャプチャするステップと、少なくとも1つのプロセッサを備える制御デバイスを用いて、少なくとも1つの画像キャプチャデバイスによってキャプチャされた画像データを受信するステップと、制御デバイスを用いて、受信画像データが少なくとも1つの所定の特性を含むかどうかを判定するステップと、制御デバイスを用いて、受信画像データが少なくとも1つの所定の特性を含むかどうかを判定するステップに応答して、少なくとも1つの動作を実行するステップと、を含み得る。
【0010】
本開示のいくつかの例では、少なくとも1つの画像キャプチャデバイスは少なくとも1つのカメラであり、少なくとも1つのカメラは、a)流体インジェクタシステムのインジェクタハウジングと一体的に形成される、およびb)少なくとも1つのカメラをインジェクタハウジングに対して移動させることを可能にする伸縮部材を介して流体インジェクタシステムのインジェクタハウジングに動作可能に接続される、のうちの少なくとも一方である。本方法は、制御デバイスを用いて少なくとも1つの画像キャプチャデバイスから、流体インジェクタシステムの近くに位置決めされたユーザの画像またはビデオに基づいて、ユーザに関する顔識別情報または生体識別情報を受信するステップと、制御デバイスを使用して、ユーザに関する受信した顔識別情報または生体識別情報を、格納された顔識別情報または生体識別情報と比較して、ユーザが流体インジェクタシステムを使用することを許可された個人であるかどうかを判定するステップと、を含み得る。本方法は、受信した顔識別情報または生体識別情報と、格納された顔識別情報または生体識別情報との間の確認された一致を受信すると、制御デバイスを使用して、流体インジェクタシステムをアクティブ化または動作させるステップを含み得る。本方法は、受信した顔識別情報または生体識別情報と格納された顔識別情報または生体識別情報との間の確認された一致を受信すると、制御デバイスを使用して、流体インジェクタシステムを好ましいユーザインタフェースに設定するステップを含み得る。本方法は、制御デバイスを使用して、ユーザの資格情報を検索して、ユーザの資格情報が最新であることを確認するステップを含み得る。本方法は、制御デバイスを使用して少なくとも1つの画像キャプチャデバイスから、流体インジェクタシステムの近くに位置決めされた患者の画像またはビデオに基づいて患者に関する顔識別情報または生体識別情報を受信するステップと、制御デバイスを使用して、患者に関する制御デバイスによって受信された顔識別情報または生体識別情報に基づいて患者の患者記録を検索するステップと、を含み得る。本方法は、少なくとも1つの画像キャプチャデバイスを用いて、流体インジェクタシステムのインジェクタハウジングの近くに位置決めされたオブジェクト上のラベル、オブジェクト上のバーコード、オブジェクトの色、オブジェクトに含まれる流体の色、オブジェクトの形状、およびオブジェクトのQRコード(登録商標)のうちの少なくとも1つの少なくとも1つの画像をキャプチャするステップを含み得る。本方法は、制御デバイスを使用して、少なくとも1つの画像キャプチャデバイスによってキャプチャされた形状、色、ラベル、バーコード、またはQRコード(登録商標)に基づいてオブジェクトに関する詳細を自動的に文書化するステップを含み得る。本方法は、制御デバイスを使用して、オブジェクトの在庫追跡を支援するために、少なくとも1つの画像キャプチャデバイスによって識別されたオブジェクトに関する情報を中央データベースに転送するステップを含み得る。本方法は、流体インジェクタシステムのインジェクタハウジングに設けられた投影システムを提供し、投影システムを使用して、少なくとも1つの画像キャプチャデバイスによって識別されたオブジェクトに対応する流体インジェクタシステムに保持された少なくとも1つのシリンジに関する情報を表示するステップを含み得る。本方法は、少なくとも1つの画像キャプチャデバイスを使用して、流体インジェクタシステムの近くに位置決めされた個人によって実行される少なくとも1つのハンドジェスチャの画像またはビデオをキャプチャするステップと、制御デバイスを使用して、個人によって実行される少なくとも1つのハンドジェスチャに基づいて少なくとも1つの画像キャプチャデバイスからハンドジェスチャ識別情報を受信するステップと、制御デバイスを使用して、少なくとも1つの画像キャプチャデバイスから受信されたハンドジェスチャ識別情報に基づいて所定の動作を実行するステップと、を含み得る。本方法は、a)流体インジェクタシステムの近くに位置決めされた患者の静脈マッピングであって、少なくとも1つの画像キャプチャデバイスを使用して患者の静脈マッピングの少なくとも1つの画像またはビデオをキャプチャする、静脈マッピング、およびb)患者の手足のパターン照明であって、少なくとも1つの画像キャプチャデバイスは患者の手足に照明されたパターンの少なくとも1つの画像またはビデオをキャプチャするように構成される、パターン照明、のうちの少なくとも一方を実行するように構成された近赤外投影システムを提供するステップを含み得る。本方法は、a)流体インジェクタシステムの近くに位置決めされた患者の静脈留置針の挿入部位、およびb)患者の血流の変化を検出するために流体インジェクタシステムの近くに位置決めされた患者、のうちの少なくとも一方の少なくとも1つの画像またはビデオをキャプチャするように少なくとも1つの画像キャプチャデバイスを位置決めおよび構成するステップを含み得る。本方法は、制御デバイスを使用して、流体インジェクタシステムの使用に関連して発生する有害事象に関する将来のレビューのために中央データベースに画像データを記録するステップを含み得る。
(【0011】以降は省略されています)

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