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公開番号2025119379
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-14
出願番号2024014250
出願日2024-02-01
発明の名称深共晶溶媒
出願人国立大学法人東京農工大学
代理人個人,個人,個人
主分類C07C 59/64 20060101AFI20250806BHJP(有機化学)
要約【課題】新規の深共晶溶媒を提供すること。
【解決手段】下記式(1)で表される化合物と、四級アンモニウム塩と、を含む、深共晶溶媒。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025119379000015.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">41</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">149</com:WidthMeasure> </com:Image>
[式(1)中、R1は、カルボキシ基又はヒドロキシアルキル基を示し、R2、R3、R4、R5及びR6は、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アリール基又は-OR7を示し、R7は水素原子、アルキル基又はアリール基を示す。]
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記式(1)で表される化合物と、四級アンモニウム塩と、を含む、深共晶溶媒。
TIFF
2025119379000013.tif
41
149
[式(1)中、


は、カルボキシ基又はヒドロキシアルキル基を示し、


、R

、R

、R

及びR

は、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アリール基又は-OR

を示し、


は水素原子、アルキル基又はアリール基を示す。]
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記R

が、ヒドロキシアルキル基である、請求項1に記載の深共晶溶媒。
【請求項3】
前記R

が、カルボキシ基である、請求項1に記載の深共晶溶媒。
【請求項4】
前記R

、前記R

、前記R

、前記R

及び前記R

のうち、少なくとも一つがヒドロキシ基である、請求項1~3のいずれか一項に記載の深共晶溶媒。
【請求項5】
前記四級アンモニウム塩が、下記式(2-1)で表される化合物である、請求項1~3のいずれか一項に記載の深共晶溶媒。
TIFF
2025119379000014.tif
24
149
[式(2-1)中、

11
、R
12
、R
13
及びR
14
は、それぞれ独立にアルキル基、アリール基又はヒドロキシアルキル基を示し、X

はアニオンを示す。]
【請求項6】
前記アニオンが、ハロゲン化物イオンである、請求項5に記載の深共晶溶媒。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、深共晶溶媒に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、イオン液体に代わる新たな有機流体として、深共晶溶媒の使用が検討されている。例えば、特許文献1には、有機光増感分子及び有機発光分子が深共晶溶媒中に溶解又は分散された光波長変換要素、並びに、それを用いた太陽電池及び光触媒等が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-180277号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、新規の深共晶溶媒を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、例えば、以下の[1]~[6]を提供する。
[1]
下記式(1)で表される化合物と、四級アンモニウム塩と、を含む、深共晶溶媒。
TIFF
2025119379000001.tif
41
149
[式(1)中、


は、カルボキシ基又はヒドロキシアルキル基を示し、


、R

、R

、R

及びR

は、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アリール基又は-OR

を示し、


は水素原子、アルキル基又はアリール基を示す。]
[2]
前記R

が、ヒドロキシアルキル基である、[1]に記載の深共晶溶媒。
[3]
前記R

が、カルボキシ基である、[1]に記載の深共晶溶媒。
[4]
前記R

、前記R

、前記R

、前記R

及び前記R

のうち、少なくとも一つがヒドロキシ基である、[1]~[3]のいずれか一つに記載の深共晶溶媒。
[5]
前記四級アンモニウム塩が、下記式(2-1)で表される化合物である、[1]~[4]のいずれか一つに記載の深共晶溶媒。
TIFF
2025119379000002.tif
24
149
[式(2-1)中、

11
、R
12
、R
13
及びR
14
は、それぞれ独立にアルキル基、アルケニル基、アリール基又はヒドロキシアルキル基を示し、X

はアニオンを示す。]
[6]
前記アニオンが、ハロゲン化物イオンである、[5]に記載の深共晶溶媒。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、新規の深共晶溶媒が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本開示の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0008】
本実施形態の深共晶溶媒は、式(1)で表される化合物と、四級アンモニウム塩とを含む。
TIFF
2025119379000003.tif
41
149
【0009】
式(1)中、R

は、カルボキシ基又はヒドロキシアルキル基を示し、R

、R

、R

、R

及びR

は、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アリール基又は-OR

を示し、R

は水素原子、アルキル基又はアリール基を示す。
【0010】
本実施形態において、式(1)で表される化合物は、水素結合供与体として機能し、四級アンモニウム塩は、水素結合受容体として機能する。このため、本実施形態の深共晶溶媒は、式(1)で表される化合物、及び、四級アンモニウム塩のそれぞれの融点よりも低い融点を示し、深共晶溶媒として好適に使用することができる。すなわち、本実施形態の深共晶溶媒は、水素結合供与体である式(1)で表される化合物と、水素結合受容体である四級アンモニウム塩と、を含むものである、ということができる。
(【0011】以降は省略されています)

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