TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025121530
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-20
出願番号
2024016968
出願日
2024-02-07
発明の名称
判定支援プログラム、情報処理装置及び判定支援方法
出願人
国立大学法人福井大学
代理人
個人
主分類
G16H
50/00 20180101AFI20250813BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約
【課題】客観的評価が可能で、かつ児童虐待リスクの分類が可能な判定支援プログラム、情報処理装置及び判定支援方法を提供する。
【解決手段】携帯端末1は、子4cの養育者である親4pの育児ストレスを評価するPSIアンケートを行うアンケート手段100と、親4pの表情認知を測定する表情認知測定手段101と、アンケートの回答から得られるアンケート値と、表情認知の測定結果である表情認知測定値との組み合わせに基づいて親4pのマルトリートメントリスクを判定するリスク判定手段102とを有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
コンピュータを、
養育者の育児ストレスを評価するアンケートの回答から得られるアンケート値と、前記養育者の表情認知を測定した表情認知測定値との組み合わせに基づいて前記養育者のマルトリートメントリスクを判定する判定手段として機能させる判定支援プログラム。
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
前記アンケートの質問を表示処理し、当該質問に対する回答を受け付け、当該回答に基づいて前記アンケート値を算出するアンケート手段と、
表情を表示処理し、当該表情に笑顔が含まれるか否かの回答及び回答時間を受け付け、当該回答及び回答時間に基づいて前記表情認知測定値を算出する表情認知測定手段としてさらに機能させる請求項1に記載の判定支援プログラム。
【請求項3】
前記判定手段は、前記アンケート値の閾値に対する高低と、前記表情認知測定値の閾値に対する高低との組み合わせにより前記マルトリートメントリスクを判定する請求項1に記載の判定支援プログラム。
【請求項4】
前記マルトリートメントリスクに基づいて支援内容を出力する出力手段としてさらに機能させる請求項1又は3に記載の判定支援プログラム。
【請求項5】
出力先の利用者に応じて前記支援内容を出力する出力手段として、さらに機能させる請求項4に記載の判定支援プログラム。
【請求項6】
前記判定手段は、前記アンケート値の閾値と、前記表情認知測定値の閾値を、ROC曲線の感度と特異度に基づいて決定する請求項3に記載の判定支援プログラム。
【請求項7】
養育者の育児ストレスを評価するアンケートの回答から得られるアンケート値と、前記養育者の表情認知を測定した表情認知測定値との組み合わせに基づいて前記養育者のマルトリートメントリスクを判定する判定手段を有する情報処理装置。
【請求項8】
養育者の育児ストレスを評価するアンケートの回答から得られるアンケート値と、前記養育者の表情認知を測定した表情認知測定値との組み合わせに基づいて前記養育者のマルトリートメントリスクを判定するステップを有する判定支援方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、判定支援プログラム、情報処理装置及び判定支援方法に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の技術として、画面上に笑顔が表示された場合に、当該笑顔を見つけるまでの反応時間に基づいて児童虐待(マルトリートメント)リスクを判定支援する判定支援方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に開示された判定支援方法は、画面上に笑顔と他の表情の顔のイラストを表示し、笑顔を見つけるまでの反応時間を測定し、当該反応速度が予め定めた閾値より早いか遅いかに基づいて児童虐待リスクを判定する。これは、児童虐待リスクが高い養育者は、低養育者と比較して、幸せな表情を探すときの効率が低いことに基づいたものである。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
Shimada K*, Kasaba R, Yao A, Tomoda A. Less efficient detection of positive facial expressions in parents at risk of engaging in child physical abuse, BMC Psychology, 7(1):56, 2019, doi: 10.1186/s40359-019-0333-9
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記した判定支援方法は、養育者の潜在的な育児ストレスを評価でき、客観的な評価が可能であるが、児童虐待リスクの分類が難しいという問題がある。
【0006】
本発明の目的は、客観的評価が可能で、かつ児童虐待リスクの分類の支援が可能な判定支援プログラム、情報処理装置及び判定支援方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、上記目的を達成するため、以下の判定支援プログラム、情報処理装置及び判定支援方法を提供する。
【0008】
[1]コンピュータを、
養育者の育児ストレスを評価するアンケートの回答から得られるアンケート値と、前記養育者の表情認知を測定した表情認知測定値との組み合わせに基づいて前記養育者のマルトリートメントリスクを判定する判定手段として機能させる判定支援プログラム。
[2]前記アンケートの質問を表示処理し、当該質問に対する回答を受け付け、当該回答に基づいて前記アンケート値を算出するアンケート手段と、
表情を表示処理し、当該表情に笑顔が含まれるか否かの回答及び回答時間を受け付け、当該回答及び回答時間に基づいて前記表情認知測定値を算出する表情認知測定手段としてさらに機能させる請求項1に記載の判定支援プログラム。
[3]前記判定手段は、前記アンケート値の閾値に対する高低と、前記表情認知測定値の閾値に対する高低との組み合わせにより前記マルトリートメントリスクを判定する請求項1に記載の判定支援プログラム。
[4]前記マルトリートメントリスクに基づいて支援内容を出力する出力手段としてさらに機能させる請求項1又は3に記載の判定支援プログラム。
[5]出力先の利用者に応じて前記支援内容を出力する出力手段としてさらに機能させる前記[4]に記載の判定支援プログラム。
[6]前記判定手段は、前記アンケート値の閾値と、前記表情認知測定値の閾値を、ROC曲線の感度と特異度に基づいて決定する前記[3]に記載の判定支援プログラム。
[7]養育者の育児ストレスを評価するアンケートの回答から得られるアンケート値と、前記養育者の表情認知を測定した表情認知測定値との組み合わせに基づいて前記養育者のマルトリートメントリスクを判定する判定手段を有する情報処理装置。
[8]養育者の育児ストレスを評価するアンケートの回答から得られるアンケート値と、前記養育者の表情認知を測定した表情認知測定値との組み合わせに基づいて前記養育者のマルトリートメントリスクを判定するステップを有する判定支援方法。
【発明の効果】
【0009】
請求項1、7、8に係る発明によれば、客観的評価が可能で、かつ児童虐待リスクの分類の支援が可能となる。
請求項2に係る発明によれば、アンケートの質問を表示処理し、当該質問に対する回答を受け付け、当該回答に基づいてアンケート値を算出することができ、表情を表示処理し、当該表情に笑顔が含まれるか否かの回答及び回答時間を受け付け、当該回答及び回答時間に基づいて前記表情認知測定値を算出することができる。
請求項3に係る発明によれば、アンケート値の閾値に対する高低と、表情認知測定値の閾値に対する高低との組み合わせによりマルトリートメントリスクを判定することができる。
請求項4に係る発明によれば、マルトリートメントリスクに基づいて支援内容を出力することができる。
請求項5に係る発明によれば、出力先の利用者に応じて支援内容を出力することができる。
請求項6に係る発明によれば、アンケート値の閾値と、表情認知測定値の閾値を、ROC曲線の感度と特異度に基づいて決定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施の形態に係る判定支援システムの構成例を示す概略図である。
図2は、実施の形態に係る情報処理装置の構成例を示すブロック図である。
図3は、アンケート手段により表示される画面の構成例を示す概略図である。
図4は、表情認知測定手段により表示される画面の構成例を示す概略図である。
図5Aは、閾値の決定方法を説明するためのグラフ図である。
図5Bは、リスク分類の具体例を示す表である。
図6は、PSIアンケートのみ行った場合とPSIアンケート及び表情認知測定を行った場合のROC曲線を示すグラフ図である。
図7は、携帯端末の動作例を示すフローチャートである。
図8は、出力手段の動作内容を説明するための分岐図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
個人
支援システム
3か月前
個人
管理装置
2か月前
個人
対話システム
2か月前
株式会社タカゾノ
薬剤秤量装置
28日前
株式会社タカゾノ
薬剤秤量装置
2か月前
株式会社タカゾノ
薬剤秤量装置
28日前
株式会社タカゾノ
薬剤秤量装置
28日前
株式会社タカゾノ
薬剤秤量装置
28日前
株式会社タカゾノ
薬剤秤量装置
28日前
ゾーン株式会社
コンピュータシステム
3か月前
個人
診療の管理装置及び診療システム
25日前
株式会社M-INT
情報処理システム
4か月前
株式会社CureApp
プログラム
1か月前
株式会社サンクスネット
情報提供システム
3か月前
株式会社ミラボ
情報処理装置、及びプログラム
1か月前
株式会社 137
健康観察管理システム
3か月前
西川株式会社
サービス出力システム
2か月前
歯っぴー株式会社
口内状態の画像診断方法
12日前
株式会社タカゾノ
薬剤秤量装置及び調剤システム
2か月前
合同会社フォース
オンライン診療システム
4か月前
株式会社エフアンドエフ
在宅健康チェックシステム
3か月前
二九精密機械工業株式会社
健康管理要素評価支援システム
2か月前
HITOTSU株式会社
手術管理システム1
4か月前
株式会社サンクスネット
健康医療情報管理システム
20日前
まちなかMEセンター株式会社
生体情報管理システム
1か月前
日本光電工業株式会社
医療支援装置
4か月前
日本光電工業株式会社
医療支援装置
4か月前
株式会社ジーシー
予測方法および予測システム
2か月前
大和ハウス工業株式会社
健康リスク推定システム
2か月前
公立大学法人横浜市立大学
プログラム及び情報処理装置
12日前
大和ハウス工業株式会社
推定装置、及び推定方法
4か月前
大和ハウス工業株式会社
健康リスク推定システム
2か月前
株式会社HJ Link‐do
オンライン診療システム
4か月前
株式会社D-solution
オンライン診療支援装置
1か月前
株式会社ノアコンツェル
服薬支援システム
4か月前
アークレイ株式会社
測定システム
4か月前
続きを見る
他の特許を見る