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公開番号
2025121829
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-20
出願番号
2024185880
出願日
2024-10-22
発明の名称
液晶組成物および液晶素子
出願人
JNC株式会社
,
JNC石油化学株式会社
代理人
主分類
C09K
19/12 20060101AFI20250813BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】 コレステリック相の高い上限温度、コレステリック相の低い下限温度、小さな粘度、大きな光学異方性、大きな誘電率異方性、大きな比抵抗、光に対する高い安定性、熱に対する高い安定性、適切ならせんピッチ長およびそのピッチ長の小さい温度依存性のような特性の少なくとも1つを充足する、または少なくとも2つの特性に関して適切なバランスを有する液晶組成物、およびこの組成物を含むコレステリック液晶素子を提供する。
【解決手段】 成分Aとして大きな誘電率異方性を有する特定の化合物、成分Bとして大きな光学異方性および誘電率異方性を有する特定の化合物、および添加物Xとして光学活性化合物を含有し、成分Cとして大きな誘電率異方性を有する特定の化合物、成分Dとして小さな粘度または大きな光学異方性を有する特定の化合物、または成分Eとして短軸方向における大きな誘電率異方性を有する特定の化合物を含有してもよい液晶組成物である。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
成分Aとして式(1)で表される化合物から選択された少なくとも1つの化合物、成分Bとして式(2)で表される化合物から選択された少なくとも1つの化合物、および添加物Xとして光学活性化合物を含有し、コレステリック相を有する液晶組成物
TIFF
2025121829000058.tif
56
112
式(1)において、R
1
は、炭素数1から12のアルキル、炭素数1から12のアルコキシ、または炭素数2から12のアルケニルであり;環Aは、1,4-シクロヘキシレン、1,4-フェニレン、2-フルオロ-1,4-フェニレン、2,6-ジフルオロ-1,4-フェニレン、ピリミジン-2,5-ジイル、またはテトラヒドロピラン-2,5-ジイルであり;Z
1
は、単結合、カルボニルオキシ、またはジフルオロメチレンオキシであり;X
1
およびX
2
は、水素またはフッ素であり;aは、1または2であり;
式(2)において、R
2
は、炭素数1から12のアルキル、炭素数1から12のアルコキシ、または炭素数2から12のアルケニルであり;Z
2
は、カルボニルオキシまたはジフルオロメチレンオキシであり;X
3
、X
4
、X
5
、X
6
、X
7
、およびX
8
は、水素またはフッ素であり;Y
1
は、フッ素、塩素、少なくとも1つの水素がフッ素または塩素で置き換えられた炭素数1から12のアルキル、少なくとも1つの水素がフッ素または塩素で置き換えられた炭素数1から12のアルコキシ、または少なくとも1つの水素がフッ素または塩素で置き換えられた炭素数2から12のアルケニルオキシである。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
成分Aとして式(1-1)から式(1-9)で表される化合物から選択された少なくとも1つの化合物を含有する、請求項1に記載の液晶組成物。
TIFF
2025121829000059.tif
209
108
式(1-1)から式(1-9)において、R
1
は、炭素数1から12のアルキル、炭素数1から12のアルコキシ、または炭素数2から12のアルケニルであり;X
1
およびX
2
は、水素またはフッ素である。
【請求項3】
成分Aの割合が5質量%から50質量%の範囲である、請求項1または2に記載の液晶組成物。
【請求項4】
成分Bとして式(2-1)から式(2-8)で表される化合物から選択された少なくとも1つの化合物を含有する、請求項1に記載の液晶組成物。
TIFF
2025121829000060.tif
201
118
式(2-1)から式(2-8)において、R
2
は、炭素数1から12のアルキル、炭素数1から12のアルコキシ、または炭素数2から12のアルケニルであり;Y
1
は、フッ素、塩素、少なくとも1つの水素がフッ素または塩素で置き換えられた炭素数1から12のアルキル、少なくとも1つの水素がフッ素または塩素で置き換えられた炭素数1から12のアルコキシ、または少なくとも1つの水素がフッ素または塩素で置き換えられた炭素数2から12のアルケニルオキシである。
【請求項5】
成分Bの割合が5質量%から50質量%の範囲である、請求項1または4に記載の液晶組成物。
【請求項6】
添加物Xとして式(3-1)から式(3-7)で表される化合物から選択された少なくとも1つの化合物を含有する、請求項1に記載の液晶組成物。
TIFF
2025121829000061.tif
221
121
式(3-1)から式(3-7)において、R
3
およびR
4
は、水素、ハロゲン、-C≡N、-N=C=O、-N=C=S、-SF
5
、または炭素数1から10のアルキルであり、このアルキルにおいて、少なくとも1つの-CH
2
-は、-O-、-COO-、-OCO-、-CH=CH-、または-C≡C-で置き換えられてもよく、これらの基において、少なくとも1つの水素は、フッ素または塩素で置き換えられてもよい。
【請求項7】
添加物Xの割合が0.1質量%から10質量%の範囲である、請求項1または6に記載の液晶組成物。
【請求項8】
成分Cとして式(4)で表される化合物から選択された少なくとも1つの化合物を含有する、請求項1に記載の液晶組成物。
TIFF
2025121829000062.tif
23
108
式(4)において、R
5
は、炭素数1から12のアルキル、炭素数1から12のアルコキシ、または炭素数2から12のアルケニルであり;環Bは、1,4-シクロヘキシレン、1,4-フェニレン、2-フルオロ-1,4-フェニレン、2,3-ジフルオロ-1,4-フェニレン、2,6-ジフルオロ-1,4-フェニレン、ピリミジン-2,5-ジイル、またはテトラヒドロピラン-2,5-ジイルであり;Z
3
は、単結合、エチレン、ビニレン、カルボニルオキシ、またはジフルオロメチレンオキシであり;X
9
およびX
10
は、水素またはフッ素であり;Y
2
は、フッ素、塩素、少なくとも1つの水素がフッ素または塩素で置き換えられた炭素数1から12のアルキル、少なくとも1つの水素がフッ素または塩素で置き換えられた炭素数1から12のアルコキシ、または少なくとも1つの水素がフッ素または塩素で置き換えられた炭素数2から12のアルケニルオキシであり;bは、1、2、3、または4である。
【請求項9】
成分Cとして式(4-1)から式(4-26)で表される化合物から選択された少なくとも1つの化合物を含有する、請求項1に記載の液晶組成物。
TIFF
2025121829000063.tif
214
124
TIFF
2025121829000064.tif
228
128
TIFF
2025121829000065.tif
224
127
式(4-1)から式(4-26)において、R
5
は、炭素数1から12のアルキル、炭素数1から12のアルコキシ、または炭素数2から12のアルケニルである。
【請求項10】
成分Cの割合が1質量%から質量50%の範囲である、請求項8に記載の液晶組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液晶組成物、この組成物を含有する液晶反射素子および液晶表示素子などに関する。特に、コレステリック相を有する液晶組成物、およびこのコレステリック液晶組成物を駆動する素子に関する。
続きを表示(約 3,200 文字)
【背景技術】
【0002】
液晶素子において、液晶分子の動作モードに基づいた分類は、PC(phase change)、TN(twisted nematic)、STN(super twisted nematic)、ECB(electrically controlled birefringence)、OCB(optically compensated bend)、IPS(in-plane switching)、VA(vertical alignment)、FFS(fringe field switching)、FPA(field-induced photo-reactive alignment)などのモードである。素子の駆動方式に基づいた分類は、PM(passive matrix)とAM(active matrix)である。PMは、スタティック(static)、マルチプレックス(multiplex)などに分類され、AMは、TFT(thin film transistor)、MIM(metal insulator metal)などに分類される。TFTの分類は非晶質シリコン(amorphous silicon)および多結晶シリコン(polycrystal silicon)である。後者は製造工程によって高温型と低温型とに分類される。光源に基づいた分類は、自然光を利用する反射型、バックライトを利用する透過型、そして自然光とバックライトの両方を利用する半透過型である。
【0003】
光学活性化合物を含有する液晶組成物は、「コレステリック相」を発現することがある。このコレステリック相は、分子の配向秩序の向きがらせんを描くように回転している液晶相である。らせん軸は、配向秩序の方向に垂直な方向である。またこのらせん周期は「ピッチ」と呼ばれる。
【0004】
「コレステリック相」を発現する液晶組成物を含む、液晶素子が知られている。これらの液晶組成物は、可視光程度のピッチ長を有する。コレステリック相を発現する液晶組成物は、円偏光の選択的反射を示し、光ベクトルの回転方向はコレステリックらせんの左右特性(handedness)に対応する。反射波長λは、コレステリックらせんのピッチPとコレステリック液晶の平均複屈折率nから式(A)によって計算することができる。
λ=n×P (A)
【0005】
コレステリック液晶素子はコレステリック相を有する液晶組成物、すなわちコレステリック液晶組成物を含有する。この組成物は適切な特性を有する。この組成物の特性を向上させることによって、良好な特性を有する液晶素子を得ることができる。2つの特性における関連を下記の表1にまとめる。組成物の特性を市販されている液晶素子に基づいてさらに説明する。コレステリック相の温度範囲は、素子の使用できる温度範囲に関連する。コレステリック相の好ましい上限温度は約70℃以上であり、そしてコレステリック相の好ましい下限温度は約-10℃以下である。組成物における大きな比抵抗は、素子における大きな電圧保持率に寄与する。したがって、室温だけでなくコレステリック相の上限温度に近い温度でも大きな比抵抗を有する組成物が好ましい。長時間使用したあと、室温だけでなくコレステリック相の上限温度に近い温度でも大きな比抵抗を有する組成物が好ましい。液晶組成物の室温での比抵抗は、好ましくは1×10
10
Ω・cm以上であり、より好ましくは1×10
12
Ω・cm以上であり、さらに好ましくは1×10
14
Ω・cm以上である。
TIFF
2025121829000001.tif
58
166
【0006】
組成物の光学異方性は、素子の表示の明るさに関連する。明るい表示を実現するためには、大きな光学異方性を有する液晶組成物が必要である。波長589nmにおける光学異方性(25℃で測定)は、好ましくは、0.10から0.40の範囲であり、より好ましくは0.12から0.35の範囲であり、さらに好ましくは0.15から0.30の範囲である。組成物における誘電率異方性は、素子における低い駆動電圧に寄与するので、大きな誘電率異方性が好ましい。周波数1kHzにおける誘電率異方性(25℃で測定)は、好ましくは10から100の範囲であり、より好ましくは15から80の範囲であり、さらに好ましくは25から60の範囲である。組成物の粘度は、素子の応答時間に関連する。素子で動画を表示するためには短い応答時間が好ましい。1ミリ秒でもより短い応答時間が望ましい。したがって、組成物における小さな粘度が好ましい。20℃における粘度は、好ましくは120mPa・s以下であり、より好ましくは80mPa・s以下である。低い温度における小さな粘度はより好ましい。組成物におけるらせんピッチ長は、ホストネマチック液晶組成物の特性を損なわないために、可能な限り少ない添加量の光学活性化合物で、可視領域に反射波長を調整できることが好ましい。また、環境の温度変化により表示品位を劣化させないためにらせんピッチ長の温度依存性は、ほぼないか、小さいことが好ましい。
【0007】
最も一般的なコレステリック液晶素子は、SSCT(表面安定化コレステリック組織)およびPSCT(ポリマー安定化コレステリック組織)素子である。SSCTおよびPSCT素子は、通常、コレステリック液晶組成物を含み、それは例えば、初期段階において特定の波長の光を反射するプレーナー構造を示すとともに、交流電流パルスを加えることによってフォーカルコニック光散乱構造に切り換えるか、またはその逆が可能である。
【0008】
これらの液晶素子は、双安定(bistable)、すなわち電界がオフに切り換えられた後は、各々の状態は保持され、電界を再印加することによってのみ初期状態に逆転移される。より高い電圧パルスが印加されると、コレステリック液晶組成物はホメオトロピック、透明状態に転移し、この状態から、電圧が急速にゼロに切り換えられる場合にはプレーナー状態へ、電圧がゆっくりと切り換えられる場合にはフォーカルコニック状態へと弛緩する。プレーナー状態(反射)からホメオトロピック相(透過)へ戻るときの必要最低限の駆動電圧はVreset電圧と呼ばれる。この駆動電圧が低い程、消費電力は少なくなる。
【0009】
コレステリック液晶素子は、一般に、バックライトを必要としない。プレーナー状態においては、ピクセル中のコレステリック液晶組成物は、上記の式(A)にしたがって特定の波長の光の選択反射を示し、その結果、ピクセルは、例えば黒の背景上に、対応する反射色に見える。この反射色は、フォーカルコニック構造に起因する散乱状態またはホメオトロピックな透明状態に遷移すると、消失する。上記の理由で、コレステリック液晶素子はかなり電力消費が少ない。さらに、これらは散乱状態において、視野角依存性が、例えあったとしても、小さい。そのため、これらのディスプレイは、アクティブマトリックスアドレシングを必要とせず、より簡単な多重またはパッシブマトリックスモードでの動作が可能である。一方、表示品位の点で劣ることから、その改善を目的としてアクティブマトリックスと組合せた素子も報告されている(特許文献1、2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開平7-140440号公報
特開2010-275463号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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