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公開番号
2025122226
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-20
出願番号
2025093636,2024545604
出願日
2025-06-04,2023-08-30
発明の名称
導電性摺動部材、密封装置、密封装置の製造方法
出願人
NOK株式会社
代理人
アインゼル・フェリックス=ラインハルト
,
個人
主分類
F16J
15/3232 20160101AFI20250813BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】容易に導電性を付加する。
【解決手段】導電性摺動部材10は、相対的に回転する軸20と導電性を有するハウジング30との間の環状の空間Sに、導電性を有する弾性体の成型体により形成され、軸20の表面21に摺動可能な環状の導電リップ部11と、導電リップ部11の外周側に設けられていて、環状の空間Sを封止する密封装置100の密封対象流体側とは反対側において密封装置本体部200に接合可能な密封装置接合部14と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
相対的に回転する軸と導電性を有するハウジングとの間の環状の空間に取り付けられる導電性摺動部材であって、
導電性を有する弾性体の成型体により形成され、前記軸の表面に摺動可能な環状の導電リップ部と、
前記導電リップ部の外周側に設けられていて、前記空間を封止する密封装置本体部の密封対象流体側とは反対側において前記密封装置本体部に接合可能な密封装置接合部と、
を備える、
導電性摺動部材。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記密封装置接合部は、
前記導電リップ部の外周側に設けられている円盤状の面であり、前記空間を封止する前記密封装置本体部の前記密封対象流体側とは反対側において前記密封装置本体部の円盤部に接合可能な円盤部接合部と、
前記円盤部接合部の外周側に設けられていて、前記密封装置本体部の円筒部の外周側の面と接合可能な円筒部接合部と、
を有する、
請求項1に記載の導電性摺動部材。
【請求項3】
前記円筒部接合部は、前記密封装置本体部の前記円筒部の外周側の面に設けられる円筒部被係合部に係合可能な円筒部係合部を有する、
請求項2に記載の導電性摺動部材。
【請求項4】
前記円盤部接合部は、前記密封装置本体部の前記円盤部の前記密封対象流体側とは反対側の面に設けられる円盤部被係合部に係合可能な円盤部係合部を有する、
請求項2に記載の導電性摺動部材。
【請求項5】
相対的に回転する軸と導電性を有するハウジングとの間の環状の空間の密封を図る密封装置であって、
前記軸に対して摺動可能であり前記空間の密封を図る密封装置本体部と、
前記密封装置本体部よりも密封対象流体側とは反対側に設けられ、導電性弾性体の成型体により形成される導電性摺動部材と、
を備え、
前記密封装置本体部は、前記導電性弾性体よりも導電性の低い弾性体により形成されるシールリップ部を有し、
前記導電性摺動部材は、前記軸の表面に摺動可能な環状の導電リップ部と、前記導電リップ部の外周側に設けられていて、前記空間を封止可能な前記密封装置本体部の前記密封対象流体側とは反対側において前記密封装置本体部に接合可能な密封装置接合部と、を有する、
密封装置。
【請求項6】
前記導電性摺動部材は、
前記密封装置接合部が、前記導電リップ部の外周側に設けられている円盤状の面であり、前記空間を封止する前記密封装置本体部の前記密封対象流体側とは反対側において前記密封装置本体部の円盤部に接合可能な円盤部接合部と、前記円盤部接合部の外周側に設けられていて、前記密封装置本体部の円筒部の外周側の面と接合可能な円筒部接合部と、
を有する、
請求項5に記載の密封装置。
【請求項7】
前記導電性摺動部材は、
前記円筒部接合部が、前記密封装置本体部の前記円筒部の外周側の面に設けられる円筒部被係合部に係合可能な円筒部係合部を有する、
請求項6に記載の密封装置。
【請求項8】
前記導電性摺動部材は、
前記円盤部接合部が、前記密封装置本体部の前記円盤部の前記密封対象流体側とは反対側の面に設けられる円盤部被係合部に係合可能な円盤部係合部を有する、
請求項6に記載の密封装置。
【請求項9】
相対的に回転する軸と導電性を有するハウジングとの間の環状の空間の密封を図る密封装置の製造方法であって、
導電性弾性体の成型体により形成される導電性摺動部材を用意する工程と、
前記軸に対して摺動可能に形成されていて前記空間の密封を図る密封装置本体部を用意する工程と、
前記密封装置本体部の密封対象流体側とは反対側において、前記密封装置本体部と前記導電性摺動部材とを接合する工程と、
を実行する、密封装置の製造方法。
【請求項10】
前記導電性摺動部材は、
前記導電性弾性体の成型体により形成され、前記軸の表面に摺動可能な環状の導電リップ部、及び、前記導電リップ部の外周側に設けられていて前記密封装置本体部の前記密封対象流体側とは反対側において前記密封装置本体部に接合可能な密封装置接合部を有し、
前記密封装置本体部と前記導電性摺動部材とを接合する工程では、前記導電性摺動部材の前記密封装置接合部を前記密封装置本体部に接合する、
請求項9に記載の密封装置の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、導電性摺動部材、密封装置、密封装置の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
電気自動車(EV:Electric Vehicle)、燃料電池車(FCV:Fuel Cell Vehicle)などの電動モータを搭載する車両では、モータから発生する誘起電流が原因で、AM(Amplitude Modulation)ラジオへの電磁波ノイズ、あるいはベアリングの電食が発生する場合があることが知られている。このような場合に対応する技術としては、出力軸を支持するケースを介して車体と電気的に接続された導電性ブラシを備える車両用動力伝達装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、このような場合に対応する技術としては、導電性のポリマ材料からなるシールリップを備えるシールが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-207534号公報
特開2018-189236号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した電磁波ノイズや電食の発生は、電動モータを搭載する車両の駆動部の開発の後期段階に問題が顕在化する場合がある。このような場合に、問題を解決するために減速機に導電性ブラシを追加で組み込むこと、あるいは既存の密封装置を導電性の材料を用いたものに変更することは、減速機の設計変更を伴う可能性がある。従って、密封装置において、容易に導電性を付加することについて、さらなる改善が求められる。
【0005】
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、容易に導電性を付加することができる導電性摺動部材、密封装置、密封装置の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係る導電性摺動部材は、相対的に回転する軸と導電性を有するハウジングとの間の環状の空間に取り付けられる導電性摺動部材であって、導電性を有する弾性体の成型体により形成され、前記軸の表面に摺動可能な環状の導電リップ部と、前記導電リップ部の外周側に設けられていて、前記空間を封止する密封装置本体部の密封対象流体側とは反対側において前記密封装置本体部に接合可能な密封装置接合部と、を備える。
【0007】
本発明の一態様に係る導電性摺動部材において、前記密封装置接合部は、前記導電リップ部の外周側に設けられている円盤状の面であり、前記空間を封止する前記密封装置本体部の前記密封対象流体側とは反対側において前記密封装置本体部の円盤部に接合可能な円盤部接合部と、前記円盤部接合部の外周側に設けられていて、前記密封装置本体部の円筒部の外周側の面と接合可能な円筒部接合部と、を有する。
【0008】
本発明の一態様に係る導電性摺動部材において、前記円筒部接合部は、前記密封装置本体部の前記円筒部の外周側の面に設けられる円筒部被係合部に係合可能な円筒部係合部を有する。
【0009】
本発明の一態様に係る導電性摺動部材において、前記円盤部接合部は、前記密封装置本体の前記円盤部の前記密封対象流体側とは反対側の面に設けられる円盤部被係合部に係合する円盤部係合部を有する。
【0010】
上記目的を達成するために、本発明に係る密封装置は、相対的に回転する軸と導電性を有するハウジングとの間の環状の空間の密封を図る密封装置であって、前記軸に対して摺動可能であり前記空間の密封を図る密封装置本体部と、前記密封装置本体部よりも密封対象流体側とは反対側に設けられ、導電性弾性体の成型体により形成される導電性摺動部材と、を備え、前記密封装置本体部は、前記導電性弾性体よりも導電性の低い弾性体により形成されるシールリップ部を有し、前記導電性摺動部材は、前記軸の表面に摺動可能な環状の導電リップ部と、前記導電リップ部の外周側に設けられていて、前記空間を封止可能な前記密封装置本体部の前記密封対象流体側とは反対側において前記密封装置本体部に接合可能な密封装置接合部と、を有する。
(【0011】以降は省略されています)
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