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公開番号
2025122305
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-21
出願番号
2024017663
出願日
2024-02-08
発明の名称
集積回路装置
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H03K
17/06 20060101AFI20250814BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】レベルシフト回路が有する回路素子の耐圧を低減できる集積回路装置を提供すること。
【解決手段】基駆動信号の電圧値をレベルシフトし第1電圧値と基準電位との間で変化するスイッチング信号を出力するスイッチング回路を駆動する駆動信号を出力するレベルシフト回路が、基駆動信号の立ち上がりで、第1ノードの電圧値をスイッチング信号の電圧値に基づき制限する第1制限回路と、基駆動信号の立ち下がりで、第2ノードの電圧値を前記スイッチング信号の電圧値に基づき制限する第2制限回路と、基駆動信号の立ち上がりで、スイッチング信号を第1ノードに保持し、ブート電圧信号を第2ノードに保持し、基駆動信号の立ち下がりで、ブート電圧信号を第1ノードに保持し、スイッチング信号を第2ノードに保持するラッチ回路と、基駆動信号の電圧値をレベルシフトした駆動信号を出力する出力回路と、を有する集積回路装置。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
第1電圧値の第1電圧信号を第2電圧値の第2電圧信号に変換し出力する電源回路に用いられる集積回路装置であって、
前記第1電圧信号が供給される第1端子と、
基準電位の基準電位信号が供給される第2端子と、
電圧値が前記第1電圧値と前記基準電位との間で変化するスイッチング信号が出力される第3端子と、
一端が前記第3端子と電気的に接続するコンデンサーの他端が接続され、前記スイッチング信号に応じたブート電圧信号が供給される第4端子と、
一端が前記第1端子と電気的に接続し、他端が前記第4端子と電気的に接続し、前記第4端子への前記第1電圧信号の供給を制御する供給制御回路と、
前記スイッチング信号を出力するスイッチング回路と、
前記スイッチング回路を駆動する駆動信号を出力する駆動信号出力回路と、
を備え、
前記駆動信号出力回路は、
前記駆動信号の基となる基駆動信号を出力する駆動制御回路と、
前記基駆動信号の電圧値をレベルシフトした前記駆動信号を出力するレベルシフト回路と、
を有し、
前記レベルシフト回路は、
前記基駆動信号の立ち上がりにおいて、第1ノードの電圧値を前記スイッチング信号の電圧値に基づき制限する第1制限回路と、
前記基駆動信号の立ち下がりにおいて、第2ノードの電圧値を前記スイッチング信号の電圧値に基づき制限する第2制限回路と、
前記基駆動信号の立ち上がりにおいて、前記スイッチング信号の電圧値を前記第1ノードに保持し、前記ブート電圧信号の電圧値を前記第2ノードに保持し、前記基駆動信号の立ち下がりにおいて、前記ブート電圧信号の電圧値を前記第1ノードに保持し、前記スイッチング信号の電圧値を前記第2ノードに保持するラッチ回路と、
前記ラッチ回路が保持する前記第1ノードの電圧値、及び前記第2ノードの電圧値に応じて、前記基駆動信号のハイレベルの電圧値を前記ブート電圧信号の電圧値にレベルシフトし、前記基駆動信号のローレベルの電圧値を前記スイッチング信号の電圧値にレベルシフトした前記駆動信号を出力する出力回路と、
を有する、
ことを特徴とする集積回路装置。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
前記第1制限回路は、第1トランジスター及び第2トランジスターを含み、
前記第1トランジスターのゲート端子には、前記スイッチング信号が供給され、
前記第1トランジスターのドレイン端子は、前記第2トランジスターのドレイン端子と電気的に接続し、
前記第1トランジスターのソース端子は、前記第1ノードと電気的に接続し、
前記基駆動信号の立ち上がりにおいて、前記第2トランジスターのドレイン端子とソース端子との間が導通に制御され、
前記第2制限回路は、第3トランジスター及び第4トランジスターを含み、
前記第3トランジスターのゲート端子には、前記スイッチング信号が供給され、
前記第3トランジスターのドレイン端子は、前記第4トランジスターのドレイン端子と電気的に接続し、
前記第3トランジスターのソース端子は、前記第2ノードと電気的に接続し、
前記基駆動信号の立ち下がりにおいて、前記第4トランジスターのドレイン端子とソース端子との間が導通に制御される、
ことを特徴とする請求項1に記載の集積回路装置。
【請求項3】
前記ラッチ回路は、第5トランジスター、第6トランジスター、第7トランジスター、及び第8トランジスターを含み、
前記第5トランジスターは、ゲート端子が前記第2ノードと電気的に接続し、ドレイン端子が前記第1ノードと電気的に接続し、ソース端子に前記ブート電圧信号が供給され、
前記第6トランジスターは、ゲート端子が前記第2ノードと電気的に接続し、ドレイン端子が前記第1ノードと電気的に接続し、ソース端子に前記スイッチング信号が供給され、
前記第7トランジスターは、ゲート端子が前記第1ノードと電気的に接続し、ドレイン端子が前記第2ノードと電気的に接続し、ソース端子に前記ブート電圧信号が供給され、
前記第8トランジスターは、ゲート端子が前記第1ノードと電気的に接続し、ドレイン端子が前記第2ノードと電気的に接続し、ソース端子に前記スイッチング信号が供給されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の集積回路装置。
【請求項4】
前記出力回路は、第9トランジスター、第10トランジスター、第11トランジスター、及び第12トランジスターを含み、
前記第9トランジスターは、ゲート端子が前記第1ノードと電気的に接続し、ドレイン端子が第3ノードと電気的に接続し、ソース端子に前記スイッチング信号が供給され、
前記第10トランジスターは、ゲート端子が前記第2ノードと電気的に接続し、ドレイン端子が第4ノードと電気的に接続し、ソース端子に前記スイッチング信号が供給され、
前記第11トランジスターは、ゲート端子が前記第4ノードと電気的に接続し、ドレイン端子が前記第3ノードと電気的に接続し、ソース端子に前記ブート電圧信号が供給され、
前記第12トランジスターは、ゲート端子が前記第3ノードと電気的に接続し、ドレイン端子が前記第4ノードと電気的に接続し、ソース端子に前記ブート電圧信号が供給され、
前記第9トランジスターのドレイン端子とソース端子との導通状態、前記第10トランジスターのドレイン端子とソース端子との導通状態、前記第11トランジスターのドレイン端子とソース端子との導通状態、及び前記第12トランジスターのドレイン端子とソース端子との導通状態は、前記ラッチ回路が保持する前記第1ノードの電圧値、及び前記第2ノードの電圧値に応じて変化し、
前記出力回路は、前記第4ノードの電圧値に基づく前記駆動信号を出力する、
ことを特徴とする請求項1に記載の集積回路装置。
【請求項5】
前記レベルシフト回路は、前記基駆動信号の立ち上がりにおいて、一定期間、論理レベルが反転する第1パルス信号と、前記基駆動信号の立ち下がりにおいて、一定期間、論理レベルが反転する第2パルス信号と、を出力するパルス信号出力回路を有し、
前記ラッチ回路は、前記第1パルス信号の論理レベルが反転する期間において、前記スイッチング信号の電圧値を前記第1ノードに保持し、前記ブート電圧信号の電圧値を前記第2ノードに保持し、前記第2パルス信号の論理レベルが反転する期間において、前記ブート電圧信号の電圧値を前記第1ノードに保持し、前記スイッチング信号の電圧値を前記第2ノードに保持する、
ことを特徴とする請求項1に記載の集積回路装置。
【請求項6】
前記ラッチ回路及び前記出力回路は、前記スイッチング信号と前記ブート電圧信号との電位差に応じて動作し、
前記第1制限回路及び前記第2制限回路は、前記基準電位信号と前記スイッチング信号との電位差に応じて動作する、
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の集積回路装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、集積回路装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
入力される信号の電圧値を変換し、所望の電圧値の信号を出力するスイッチングレギュレーター等の電源回路には、スイッチング素子を安定して動作させるとの観点において、入力される入力信号の振幅を拡大し、スイッチング素子の動作に適合する電圧値の信号を出力するレベルシフト回路が用いられる。
【0003】
例えば、特許文献1には、低い電源電圧で動作する回路から入力される信号の振幅を拡大し、高い電源電圧で動作する回路に適合させるレベルシフト回路を内蔵した半導体集積回路(集積回路装置)が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-097500号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の集積回路装置では、レベルシフト回路が入力される信号の振幅を拡大するが故に、耐圧の大きな回路素子が必要となり、改善の余地があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る集積回路装置の一態様は、
第1電圧値の第1電圧信号を第2電圧値の第2電圧信号に変換し出力する電源回路に用いられる集積回路装置であって、
前記第1電圧信号が供給される第1端子と、
基準電位の基準電位信号が供給される第2端子と、
電圧値が前記第1電圧値と前記基準電位との間で変化するスイッチング信号が出力される第3端子と、
一端が前記第3端子と電気的に接続するコンデンサーの他端が接続され、前記スイッチング信号に応じたブート電圧信号が供給される第4端子と、
一端が前記第1端子と電気的に接続し、他端が前記第4端子と電気的に接続し、前記第4端子への前記第1電圧信号の供給を制御する供給制御回路と、
前記スイッチング信号を出力するスイッチング回路と、
前記スイッチング回路を駆動する駆動信号を出力する駆動信号出力回路と、
を備え、
前記駆動信号出力回路は、
前記駆動信号の基となる基駆動信号を出力する駆動制御回路と、
前記基駆動信号の電圧値をレベルシフトした前記駆動信号を出力するレベルシフト回路と、
を有し、
前記レベルシフト回路は、
前記基駆動信号の立ち上がりにおいて、第1ノードの電圧値を前記スイッチング信号の電圧値に基づき制限する第1制限回路と、
前記基駆動信号の立ち下がりにおいて、第2ノードの電圧値を前記スイッチング信号の電圧値に基づき制限する第2制限回路と、
前記基駆動信号の立ち上がりにおいて、前記スイッチング信号の電圧値を前記第1ノードに保持し、前記ブート電圧信号の電圧値を前記第2ノードに保持し、前記基駆動信号の立ち下がりにおいて、前記ブート電圧信号の電圧値を前記第1ノードに保持し、前記スイッチング信号の電圧値を前記第2ノードに保持するラッチ回路と、
前記ラッチ回路が保持する前記第1ノードの電圧値、及び前記第2ノードの電圧値に応じて、前記基駆動信号のハイレベルの電圧値を前記ブート電圧信号の電圧値にレベルシフトし、前記基駆動信号のローレベルの電圧値を前記スイッチング信号の電圧値にレベルシフトした前記駆動信号を出力する出力回路と、
を有する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
電源回路の構成の一例を示す図である。
電源回路の動作を説明するための図である。
レベルシフト回路の構成の一例を示す図である。
レベルシフト回路の動作を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて説明する。用いる図面は説明の便宜上のものである。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
【0009】
1.電源回路の構成及び動作
1.1 電源回路の構成
図1は、電源回路1の構成の一例を示す図である。本実施形態の電源回路1は、電圧値が電圧vdの電圧信号VDDを電圧値が電圧voの電圧信号VOUTに変換し出力する回路であって、本実施形態では、入力される電圧信号VDDの電圧値である電圧vdを所望の電圧値の電圧voに降圧し、電圧信号VOUTとして出力する所謂降圧型のスイッチングレギュレーターを例示して説明を行う。図1に示すように、電源回路1は、集積回路装置10、インダクター素子2、コンデンサー素子3,6、及び抵抗素子4,5を有する。
【0010】
集積回路装置10は、電源回路1が有する各種回路と電気的に接続する端子tvdd,tvbt,tvsw,tvfb,tvss,tgnd,tenを有する。集積回路装置10は、端子tvddを介して入力される電圧信号VDDの電圧値である電圧vdと、端子tgndを介して入力される電圧信号GNDの電圧値である電圧vgとの電位差を駆動電力として動作する。そして、集積回路装置10に動作を有効とするイネーブル信号ENが端子tenを介して入力されることで、集積回路装置10は、電圧値が電圧vdと電圧vgとで変化するスイッチング信号VSWを生成し、端子tvswから出力する。ここで、電圧信号GNDは、電圧値が一定の信号であって、例えば、電源回路1の基準電位を示すグラウンド信号であってもよい。すなわち、電圧信号GNDの電圧値である電圧vgは、所定の電圧値で一定の信号であればよく、例えば、電源回路1の基準電位であるグラウンド電位であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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