TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025123980
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-25
出願番号2024019803
出願日2024-02-13
発明の名称クラッチペダル
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類G05G 1/30 20080401AFI20250818BHJP(制御;調整)
要約【課題】操作感やフィーリングを変えずに、戻し操作の踏力を低減させ、半クラッチをはじめとした、戻し操作の操作性やクラッチフィーリングを向上できるクラッチペダルを提供する。
【解決手段】クラッチペダル10は、クラッチペダル10が戻し方向に回動する場合に、摩擦制動力Wを生じる一方向制動機構40を備える。これにより、戻し操作時の踏力は、踏込み操作時の踏力から摩擦制動力Wを低減した値となる。したがって、クラッチペダル10の戻し操作においても、踏込み操作時の踏力特性に準じた踏力特性が得られ、操作感やフィーリングを変えずに、戻し操作の踏力が低減され、半クラッチをはじめとした、戻し操作の操作性やクラッチフィーリングを向上できるクラッチペダルが提供できる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
踏込み方向及び戻り方向の回動により、クラッチ装置の遮断及び係合を行う、クラッチペダルであって、
前記クラッチペダルが戻り方向に回動する場合に、摩擦制動力を生じる一方向制動機構を備える
ことを特徴とするクラッチペダル。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記一方向制動機構は、前記クラッチペダルの回動軸に固定された内輪が踏込み方向のみに回転可能なワンウェイベアリングと、
前記ワンウェイベアリングの外輪に連結され、且つ前記回動軸を支持する壁面と面接することで、前記クラッチペダルが戻り方向に回動する場合に、摩擦制動力を発生させる摩擦材プレートと、
前記ワンウェイベアリングと前記摩擦材プレートとの間に介挿され、前記壁面と前記摩擦材プレートとの面接圧を付勢する皿ばねと、を備える
ことを特徴とする請求項1のクラッチペダル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用クラッチ装置のクラッチペダルに関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
車両のクラッチペダルは、ペダルブラケットによって回動可能に支持されているが、これを踏み込んでクラッチを遮断する際には比較的大きな踏力を必要とする。このため、クラッチペダル等の操作ペダルにおいて、その踏込み当初は操作ペダルを原位置に向かって付勢するが、予め定められた一定角度だけ回動した後は踏込み方向に向かって付勢することにより、その踏込み操作を助勢する装置が良く知られている。例えば、特許文献1に記載されたターンオーバ装置がそれである。
【0003】
また、クラッチペダルの戻し操作においては、クラッチの係合操作であるため、半クラッチによる半係合状態から全係合に操作するといった、繊細な操作が求められる。これに反して、運転者がクラッチペダルを急に戻した場合は、クラッチの急激な係合で過大なショックが発生するため、その回避として、オリフィス装置でクラッチ戻し速度を遅くする、特許文献2に記載の技術も開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実用新案登録第2582486号公報
特開2009-138760号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、クラッチペダルの戻し操作は、前述の通り、半クラッチをはじめ、繊細な操作が必要となるため、ペダルの操作力、即ち踏力は、踏込み操作に比べ低減される方が良い。但し、踏込み操作と戻し操作とで、踏力推移(変化)の特性(以下、踏力特性とする)が変わってしまうと、操作感やフィーリングに違和感が発生してしまうので、踏力特性を変えずに、戻し操作の踏力を低減することが、求められていた。特許文献2に記載の技術でも、踏力の低減はされるが、半クラッチ操作時は戻し速度が遅く低減効果が殆ど期待できない、また、踏力特性が変わり、操作感やフィーリングが変わってしまう等の課題があった。
【0006】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、操作感やフィーリングを変えずに、戻し操作の踏力を低減させ、半クラッチをはじめとした、戻し操作の操作性やクラッチフィーリングを向上できるクラッチペダルを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の発明の要旨とするところは、(a)踏込み方向及び戻し方向の回動により、クラッチ装置の遮断及び係合を行う、クラッチペダルであって、(b)前記クラッチペダルが戻し方向に回動する場合に、摩擦制動力を生じる一方向制動機構を備えることにある。
【発明の効果】
【0008】
前記第1の発明によれば、前記クラッチペダルは、前記クラッチペダルが戻し方向に回動する場合に、摩擦制動力を生じる一方向制動機構を備える。これにより、戻し操作時の踏力は、踏込み操作時の踏力から前記摩擦制動力を低減した値となる。したがって、前記クラッチペダルの戻し操作においても、踏込み操作時の踏力特性に準じた踏力特性が得られ、操作感やフィーリングを変えずに、戻し操作の踏力が低減され、半クラッチをはじめとした、戻し操作の操作性やクラッチフィーリングを向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明が適用されるクラッチペダルの概略構成の一例を説明する図である。
図1のクラッチペダルが備える一方向制動機構の構成及び作動を説明する図である。
図1のクラッチペダルの踏力特性の一例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施例において図は適宜簡略化或いは変形されており、各部の寸法比および形状等は必ずしも正確に描かれていない。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

トヨタ自動車株式会社
車両
今日
トヨタ自動車株式会社
電池
7日前
トヨタ自動車株式会社
電池
4日前
トヨタ自動車株式会社
電池
4日前
トヨタ自動車株式会社
車両
今日
トヨタ自動車株式会社
車両
今日
トヨタ自動車株式会社
車両
8日前
トヨタ自動車株式会社
車両
4日前
トヨタ自動車株式会社
電池
8日前
トヨタ自動車株式会社
電池
14日前
トヨタ自動車株式会社
電池
今日
トヨタ自動車株式会社
車両
1日前
トヨタ自動車株式会社
電動車
4日前
トヨタ自動車株式会社
モータ
4日前
トヨタ自動車株式会社
ロータ
13日前
トヨタ自動車株式会社
電動車
1日前
トヨタ自動車株式会社
ロータ
8日前
トヨタ自動車株式会社
モータ
14日前
トヨタ自動車株式会社
モータ
8日前
トヨタ自動車株式会社
モータ
13日前
トヨタ自動車株式会社
負極層
4日前
トヨタ自動車株式会社
モータ
8日前
トヨタ自動車株式会社
電動車
8日前
トヨタ自動車株式会社
駆動装置
4日前
トヨタ自動車株式会社
報知装置
1日前
トヨタ自動車株式会社
車体構造
11日前
トヨタ自動車株式会社
スペーサ
1日前
トヨタ自動車株式会社
制御装置
4日前
トヨタ自動車株式会社
充電装置
4日前
トヨタ自動車株式会社
集電端子
13日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
4日前
トヨタ自動車株式会社
制御装置
1日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
8日前
トヨタ自動車株式会社
路側装置
4日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
4日前
トヨタ自動車株式会社
駆動装置
4日前
続きを見る