TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025124736
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-26
出願番号2025086899,2024504966
出願日2025-05-26,2022-07-27
発明の名称ウイルス感染及び癌の予防及び処置のための改変T細胞受容体
出願人ナントセル,インコーポレーテッド
代理人弁理士法人平木国際特許事務所
主分類C12N 15/62 20060101AFI20250819BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】T細胞において機能的な改変T細胞受容体(TCR)を発現する方法を提供する。
【解決手段】T細胞において機能的な改変T細胞受容体(TCR)を発現する方法であって、第1及び第2のTCRペプチド鎖をコードする少なくとも1つの核酸を形質移入することを含み、改変TCRの第1及び第2のペプチド鎖は、細胞表面上で互いに組み合わされるが、T細胞表面に発現する内因性TCRペプチドとは組み合わされない、方法である。また、癌又はウイルス感染の出現を低減させるか、又はそれらを処置する方法であって、前記方法により生成されたT細胞を治療有効量で含む医薬組成物を患者に投与することを含む、方法である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1のペプチド鎖及び第2のペプチド鎖を含む改変T細胞受容体(TCR)であって、各ペプチド鎖は、
細胞外ドメイン;
膜貫通ドメイン;及び
細胞内ドメイン
を含み、
前記細胞外ドメインは、可変領域、定常領域、及び連結ペプチドを含み、
前記可変領域及び前記定常領域は、リンカーを介して係合しており、
前記第1のペプチド鎖の前記定常領域は、Ig-Cκドメインを含み、前記第2のペプチド鎖の前記定常領域は、Ig-CH-1ドメインを含み、
1)前記第1のペプチド鎖の前記膜貫通ドメインは、HLA-DRAドメインを含み、前記第2のペプチド鎖の前記膜貫通ドメインは、HLA-DRBドメインを含むか、又は2)前記第1のペプチド鎖の前記膜貫通ドメインは、HLA-DRBドメインを含み、前記第2のペプチド鎖の前記膜貫通ドメインは、HLA-DRAドメインを含む改変TCR。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記リンカーは、フレキシブルリンカーである、請求項1に記載のTCR。
【請求項3】
前記Ig-CH-1ドメインは、IgG-CH-1a、IgG-CH-1b、又はIgM-CH-1である、請求項1又は2に記載のTCR。
【請求項4】
前記HLA-DRBドメインは、HLA-DRB1又はHLA-DRB2である、請求項1~3のいずれか一項に記載のTCR。
【請求項5】
前記ペプチド鎖の各々上の前記可変領域は、同じ可変領域である、請求項1~4のいずれか一項に記載のTCR。
【請求項6】
各ペプチド鎖上の前記可変領域は、互いに異なる、請求項1~5のいずれか一項に記載のTCR。
【請求項7】
前記細胞内ドメインは、CD28領域及びCD3ζITAM領域を含む、請求項1~6のいずれか一項に記載のTCR。
【請求項8】
前記第1のペプチド鎖は、
前記定常領域としてのIg-Cκ;
前記膜貫通ドメインとしてのHLA-DRA;並びに
前記細胞内ドメインとしてのCD28及びCD3ζ
を含む、請求項1~7のいずれか一項に記載のTCR。
【請求項9】
前記第1のペプチド鎖は、配列番号39を含む、請求項8に記載のTCR。
【請求項10】
前記第1のペプチド鎖は、配列番号43を含む、請求項8に記載のTCR。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2021年7月29日に出願された米国仮特許出願第63/227,195号明細書の利益を主張する。上記出願の全開示は、参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 1,800 文字)【0002】
配列表の参照
本開示は、2022年7月25日に作成されたファイルサイズ107キロバイト(KB)の名称「17768IB-01-WO-POA_seq_listing.xml」の配列表xmlファイルとして本明細書と同時に提出されたアミノ酸配列及び核酸配列の参照を含有する。上記配列表は、米国特許法施行規則第1.52条(e)(5)に従って参照により全体として本明細書に組み込まれる。
【0003】
本開示は、ウイルス感染及び/又は癌の予防及び/又は処置のために対象に投与され得る改変T細胞受容体(TCR)に関する。
【背景技術】
【0004】
背景の説明は、本明細書に記載される組成物及び方法の理解において有用であり得る情報を含む。これは、本明細書に提供される情報のいずれかが従来技術であるか又は組成物及び方法に関連することを承認するものでもなく、具体的若しくは黙示的に参照される任意の刊行物が従来技術であることを承認するものでもない。
【0005】
TCRは、抗原提示細胞(APC)からの主要組織適合抗原複合体(MHC)I又はII分子により提示される抗原を認識する、T細胞の表面上に位置する膜貫通タンパク質である。適切な副刺激によるT細胞受容体を介するシグナリングは、(例えば、ヘルパーCD4

T細胞による炎症促進性サイトカインの放出又は細胞傷害性CD8

T細胞による細胞溶解の開始を介して)T細胞が抗原に応答することを活性化するシグナリング経路を開始させる。
【0006】
癌及びウイルスは、TCRシグナリングを軽減し、それによりT細胞応答を下方調節することによりT細胞媒介免疫応答を逃れ得る。TCRをT細胞応答を促進するように改変することは、癌又はウイルス感染に対する宿主の免疫応答を改善し得る。
【0007】
T細胞受容体(TCR)分子は、細胞状況において二量体として機能する。T細胞TCRのトランスジェニック改変は、二量体中の各単量体ユニットについての遺伝子を付加することを要求する。しかしながら、T細胞は天然TCRを既に含有するため、トランスジェニックTCR単量体が天然TCRとヘテロ二量体化することが考えられる。これらのハイブリッドTCRは、トランスジェニックT細胞においてオフターゲット効果を生じさせ得、トランスジェニック及び/又は内因性TCRの効果がそれらのそれぞれのペプチド鎖の交差結合により低減又は排除される(Govers & al.(2010)Trends Mol.Med.16(2):77-87)。したがって、癌及び/又はウイルス感染の処置のために特異的抗原(例えば、癌細胞又はウイルスからの抗原)に対する免疫応答を向上させるための改変T細胞受容体を提供することが依然として必要とされている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0008】
ウイルス感染及び/又は癌を処置及び/又は予防するために使用され得る改変TCRが本明細書に開示される。改変TCRは、2つの異なるペプチド鎖を含むヘテロ二量体である。改変TCRの個々のペプチド鎖は、各々、細胞外ドメイン、膜貫通ドメイン、及び細胞内ドメインを含む。細胞外ドメインは、可変領域、定常領域、及び連結ペプチドを含み、可変領域及び定常領域は、リンカーを介して係合している。連結ペプチドは、定常領域と膜貫通ドメインとの間に位置する。一部の実施形態において、細胞内ドメインは、CD28領域及びCD3ζITAM領域を含む。
【0009】
機能性改変TCRをT細胞中に発現させる方法であって、改変TCRのペプチド断片は、細胞表面上で互いに自己集合し、同様にT細胞表面上で発現される内因性TCRペプチドとは自己集合しない方法も開示される。改変TCRは、HLA提示されるペプチドについての特異性を有するα及びβ鎖を含む可変領域を発現するように遺伝子操作され得る。改変TCRは、腫瘍特異的抗原についての特異性を有するIg可変ドメインを含む可変領域を発現するように遺伝子操作され得る。
【0010】
改変TCRを含む細胞も本明細書に開示される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

個人
抗遺伝子劣化装置
2日前
個人
細胞内探査とその利用
10日前
合同酒精株式会社
麦汁の製造方法
4か月前
個人
細胞培養容器
1か月前
杏林製薬株式会社
核酸検出用PCR溶液
2か月前
日本バイリーン株式会社
細胞用支持基材
1か月前
東洋紡株式会社
改変型RNAポリメラーゼ
1か月前
日油株式会社
蛋白質安定化剤
1か月前
株式会社タクマ
バイオマス処理装置
23日前
サッポロビール株式会社
飲料
2か月前
株式会社タクマ
バイオマス処理装置
23日前
学校法人近畿大学
培養肉の製造方法
3か月前
株式会社東洋新薬
経口組成物
10日前
大陽日酸株式会社
培養装置
5日前
大陽日酸株式会社
培養装置
5日前
JNC株式会社
アデノ随伴ウイルスの精製方法
3か月前
株式会社ファンケル
SEC12タンパク発現促進剤
1か月前
株式会社東海ヒット
灌流培養ユニット
2か月前
オンキヨー株式会社
浸漬酒の製造方法、及び、浸漬酒
1か月前
アサヒビール株式会社
柑橘風味アルコール飲料
1か月前
個人
ナノ微粒子の製造方法
2か月前
アサヒビール株式会社
柑橘風味アルコール飲料
1か月前
日本特殊陶業株式会社
メタン発生抑制装置
4か月前
ヤマト科学株式会社
インキュベータ
3か月前
個人
超音波機能着きウィスキー熟成ボトル用のキャップ
3か月前
株式会社アテクト
培養シート
4か月前
東洋紡株式会社
緩衝剤によるヘムタンパク質の安定化方法
3か月前
公立大学法人北九州市立大学
微生物の検知方法
12日前
花王株式会社
リパーゼ変異体
2か月前
住友化学株式会社
細胞チップ
4か月前
池田食研株式会社
抗疲労用組成物
1か月前
学校法人藤田学園
アンチセンス核酸およびその利用
2か月前
花王株式会社
肌タイプの分類方法
4か月前
個人
移植材料の評価方法
2か月前
ZACROS株式会社
排気ユニット、及び培養装置
2か月前
ニプロ株式会社
コネクタ及びバッグ
4か月前
続きを見る