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公開番号
2025125155
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-27
出願番号
2024021026
出願日
2024-02-15
発明の名称
信号出力装置
出願人
ニチコン株式会社
代理人
弁理士法人ATEN
主分類
H03K
17/00 20060101AFI20250820BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】マルチプレクサから所望の入力信号を精度よく安定して出力させること可能な信号出力装置を提供する。
【解決手段】信号出力装置は、マルチプレクサと、制御回路と、遅延回路とを備える。制御回路は、マルチプレクサに複数の入力信号のうちの出力する入力信号を選択させるための選択信号、及びマルチプレクサを有効にするか無効にするかを示すイネーブル信号をマルチプレクサに出力可能である。マルチプレクサは、イネーブル信号の電圧レベルが第1レベルのときに無効となり、イネーブル信号の電圧レベルが第1レベルとは異なる第2レベルのときに有効となり、選択信号に応じて、複数の入力信号のうちの何れかを選択して出力する。遅延回路は、制御回路から出力されたイネーブル信号における、第1レベルから第2レベルへの遷移を遅延させて、当該イネーブル信号をマルチプレクサに出力する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の入力信号のうちの何れかを選択して出力可能なマルチプレクサと、
前記マルチプレクサを制御する制御回路と、
前記マルチプレクサと前記制御回路との間に配置された遅延回路と、
を備え、
前記制御回路は、
前記マルチプレクサに前記複数の入力信号のうちの出力する入力信号を選択させるための選択信号、及び前記マルチプレクサを有効にするか無効にするかを示すイネーブル信号を前記マルチプレクサに出力可能であり、
前記マルチプレクサは、
前記イネーブル信号の電圧レベルが第1レベルのときに無効となり、
前記イネーブル信号の電圧レベルが前記第1レベルとは異なる第2レベルのときに有効となり、
前記選択信号に応じて、前記複数の入力信号のうちの何れかを選択して出力し、
前記遅延回路は、
前記制御回路から出力された前記イネーブル信号における、前記第1レベルから前記第2レベルへの遷移を遅延させて、当該イネーブル信号を前記マルチプレクサに出力することを特徴とする信号出力装置。
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
前記マルチプレクサを、複数備えており、
前記遅延回路を、複数の前記マルチプレクサの各々に対応して複数備えており、
前記制御回路は、複数の前記マルチプレクサの各々に対して個別に前記イネーブル信号を出力可能であり、
複数の前記遅延回路の各々は、前記制御回路から対応する前記マルチプレクサに対して出力された前記イネーブル信号における、前記第1レベルから前記第2レベルへの遷移を遅延させて、当該イネーブル信号を対応する前記マルチプレクサに出力することを特徴とする請求項1に記載の信号出力装置。
【請求項3】
複数の前記遅延回路の各々は、前記制御回路から対応する前記マルチプレクサに対して出力された前記イネーブル信号における、前記第2レベルから前記第1レベルへの遷移は遅延させずに、当該イネーブル信号を対応する前記マルチプレクサに出力することを特徴とする請求項2に記載の信号出力装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、マルチプレクサを備える信号出力装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、複数の入力信号のうちの何れかを選択して出力するマルチプレクサが知られている(例えば、特許文献1参照)。マルチプレクサには、マイクロコンピュータなどの制御回路から出力された、選択信号やイネーブル信号などの制御信号が入力される。選択信号は、マルチプレクサに複数の入力信号のうちの出力する入力信号を選択させるための制御信号である。イネーブル信号は、マルチプレクサを有効にするか無効にするかを示す制御信号である。マルチプレクサは、入力されたイネーブル信号が有効を示すときに、入力された選択信号に応じて複数の入力信号のうちの何れかを選択して出力する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-246928号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、制御回路は、マルチプレクサから出力させる入力信号を切り替える際に、マルチプレクサへ出力する、選択信号やイネーブル信号などの複数の制御信号の電圧レベルの切り替えを行う場合がある。しかしながら、制御回路の特性上、制御回路は、複数の制御信号の電圧レベルを同時に切り替えることが難しく、一般に、切り替えには時間差が生じる。従来では、この制御信号間の電圧レベルの切り替えの時間差により、マルチプレクサから所望の入力信号を精度よく安定して出力させることができない問題が生じていた。例えば、マルチプレクサから出力させる入力信号を切り替える過渡時において、イネーブル信号の電圧レベルが先に切り替わってマルチプレクサが有効になった後に、選択信号の電圧レベルが後から切り替わることで、マルチプレクサから出力される入力信号が複数回切り替わる問題が生じていた。
【0005】
そこで、本発明の目的は、マルチプレクサから所望の入力信号を精度よく安定して出力させること可能な信号出力装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明の信号出力装置は、複数の入力信号のうちの何れかを選択して出力可能なマルチプレクサと、前記マルチプレクサを制御する制御回路と、前記マルチプレクサと前記制御回路との間に配置された遅延回路と、を備え、前記制御回路は、前記マルチプレクサに前記複数の入力信号のうちの出力する入力信号を選択させるための選択信号、及び前記マルチプレクサを有効にするか無効にするかを示すイネーブル信号を前記マルチプレクサに出力可能であり、前記マルチプレクサは、前記イネーブル信号の電圧レベルが第1レベルのときに無効となり、前記イネーブル信号の電圧レベルが前記第1レベルとは異なる第2レベルのときに有効となり、前記選択信号に応じて、前記複数の入力信号のうちの何れかを選択して出力し、前記遅延回路は、前記制御回路から出力された前記イネーブル信号における、前記第1レベルから前記第2レベルへの遷移を遅延させて、当該イネーブル信号を前記マルチプレクサに出力することを特徴とする。
【0007】
上記の構成によれば、マルチプレクサに入力されるイネーブル信号は、第1レベルから第2レベルへの遷移が遅延されるため、マルチプレクサが有効となる時点を遅くすることができる。これにより、マルチプレクサに入力される選択信号の切り替えが終了した後にマルチプレクサを有効にすることができるため、マルチプレクサから所望の入力信号を精度よく安定して出力させることできる。
【0008】
また、本発明の信号出力装置においては、前記マルチプレクサを、複数備えており、前記遅延回路を、複数の前記マルチプレクサの各々に対応して複数備えており、前記制御回路は、複数の前記マルチプレクサの各々に対して個別に前記イネーブル信号を出力可能であり、複数の前記遅延回路の各々は、前記制御回路から対応する前記マルチプレクサに対して出力された前記イネーブル信号における、前記第1レベルから前記第2レベルへの遷移を遅延させて、当該イネーブル信号を対応する前記マルチプレクサに出力してもよい。
【0009】
上記の構成によれば、複数のマルチプレクサの各々から所望の入力信号を出力させるときにおいても、入力信号を精度よく安定して出力させることできる。
【0010】
また、本発明の信号出力装置において、複数の前記遅延回路の各々は、前記制御回路から対応する前記マルチプレクサに対して出力された前記イネーブル信号における、前記第2レベルから前記第1レベルへの遷移は遅延させずに、当該イネーブル信号を対応する前記マルチプレクサに出力してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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