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公開番号
2025127144
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-01
出願番号
2024023684
出願日
2024-02-20
発明の名称
支保工の支持構造およびスラブの構築方法
出願人
鹿島建設株式会社
,
ジオスター株式会社
代理人
個人
主分類
E02D
29/05 20060101AFI20250825BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】スラブの構築作業を容易に行うことができる支保工の支持構造等を提供する。
【解決手段】一対の側部2の間に支保工5を架設し、支保工5から吊り支持したハーフプレキャスト部材7と側部2の上にコンクリートConを打設して頂版のスラブを構築する際に、支保工5を側部2の上で支持する。支保工5は、両側部2の上に設けた支持部10の間に架設され、支持部10は、側部2の上面に固定された鋼製の下部支持材11と、下部支持材11の上に配置され、下部支持材11に着脱可能に取り付けられる鋼製の上部支持材12と、を有する。下部支持材11の上端の高さは、打設されるコンクリートConの天端よりも低い。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
一対の側部の間に支保工を架設し、前記支保工から吊り支持した底型枠と前記側部の上にコンクリートを打設してスラブを構築する際に、前記支保工を前記側部の上で支持する支保工の支持構造であって、
前記支保工は、一対の前記側部の上に設けた支持部の間に架設され、
前記支持部は、
前記側部の上面に固定された鋼製の下部支持材と、
前記下部支持材の上で、前記下部支持材に対して取り外し可能に設置される鋼製の上部支持材と、
を有し、
前記下部支持材の上端の高さは、打設されるコンクリートの天端よりも低いことを特徴とする支保工の支持構造。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
前記支持部は、前記下部支持材と前記上部支持材の間で、前記下部支持材に対して取り外し可能に設置される接続治具をさらに有し、
前記接続治具の上端の高さは、打設されるコンクリートの天端以上であることを特徴とする請求項1記載の支保工の支持構造。
【請求項3】
前記接続治具は、底板の周囲に、前記底板から上方に延びる側板を設けた皿状の部材であり、
前記上部支持材が前記底板の上に載置されることを特徴とする請求項2記載の支保工の支持構造。
【請求項4】
対向する位置にある一対の前記側板が、上方に行くにつれて前記底板から離れる方向に傾斜することを特徴とする請求項3記載の支保工の支持構造。
【請求項5】
前記上部支持材は、前記側部の延伸方向に延びる梁材の下面に、前記側部の延伸方向に間隔を空けて脚部を設けたものであり、
前記脚部が前記接続治具の上に配置されることを特徴とする請求項2記載の支保工の支持構造。
【請求項6】
前記下部支持材は、前記側部に埋設され、前記側部から上方に突出する補強鉄筋であることを特徴とする請求項1記載の支保工の支持構造。
【請求項7】
前記底型枠は、コンクリート製のハーフプレキャスト部材であることを特徴とする請求項1記載の支保工の支持構造。
【請求項8】
請求項1から請求項7のいずれかに記載の支持構造を用いて一対の前記側部の間に架設された前記支保工から前記底型枠を吊り支持し、前記底型枠と前記側部の上に前記コンクリートを打設する工程と、
前記支保工と前記上部支持材を撤去し、前記上部支持材に対応する平面位置で前記コンクリートに形成された凹部に充填材を充填する工程と、
により、
前記コンクリートによるスラブを構築することを特徴とするスラブの構築方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、支保工の支持構造とこれを用いたスラブの構築方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ボックスカルバートや水処理施設の頂版のコンクリートスラブを構築する際は、コンクリート打設時の底型枠の下面で支保工を密に配置し、施工時の荷重に対する底型枠の変形を抑制している。一方、施工の合理化を目的とし、底型枠にコンクリート製のハーフプレキャスト部材を用いて埋設型枠とし、ハーフプレキャスト部材と現場打ちのコンクリートにより頂版のスラブを構築することもある。
【0003】
例えば特許文献1には、ボックスカルバートを構築する際に、一対の壁体に跨るようにハーフプレキャスト部材を設置するとともに、一対の壁体の上に設けられた頂部の間に支保工を架け渡し、支保工から吊り支持したハーフプレキャスト部材の上にコンクリートを打設して頂版のスラブを構築することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-167478号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では支保工の支持部(頂部)をコンクリートによって壁体とともに形成しているが、施工方法や施工条件によっては支持部を壁体とは別に形成する場合もあり、この場合、施工時の作業性が課題となる。
【0006】
例えば支持部としてコンクリート製のプレキャストブロックを用いることや、支持部を現場打ちのコンクリートによって形成することも考えられるが、前者の場合では重量物であるプレキャストブロックをクレーン等により壁体の上まで揚重する必要があり、後者の場合では型枠の組み立て等に手間がかかる。特に、壁体上は頂版と壁体の隅角部に当たる箇所であり、複雑な配筋が行われた中で型枠を組み立てる必要がある。
【0007】
一方、支持部として鋼材を用いる場合も、鋼材の頂版天端からの突出部分を最終的に切断する必要があり、作業に手間がかかる。さらに、鋼材が頂版天端に露出していると、当該箇所の耐久性が問題となる恐れもある。
【0008】
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、スラブの構築作業を容易に行うことができる支保工の支持構造等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前述した課題を解決するための第1の発明は、一対の側部の間に支保工を架設し、前記支保工から吊り支持した底型枠と前記側部の上にコンクリートを打設してスラブを構築する際に、前記支保工を前記側部の上で支持する支保工の支持構造であって、前記支保工は、一対の前記側部の上に設けた支持部の間に架設され、前記支持部は、前記側部の上面に固定された鋼製の下部支持材と、前記下部支持材の上で、前記下部支持材に対して取り外し可能に設置される鋼製の上部支持材と、を有し、前記下部支持材の上端の高さは、打設されるコンクリートの天端よりも低いことを特徴とする支保工の支持構造である。
【0010】
本発明では、支保工によってスラブ構築時の底型枠を吊り支持するが、その支保工を支持する支持部を下部支持材と上部支持材に分け、上部支持材を下部支持材に対して取り外し可能に設置する。これらの支持材は鋼製の部材とし、また上下に分割することで小型化されるので、部材が軽量化され、側部の上で型枠を組み立てて支持材を形成する必要も無い。また本発明では、上部支持材を下部支持材から取り外すことで、上部支持材を切断することなく撤去でき、その転用も可能である。以上より、本発明ではスラブの構築作業を容易に行うことができる。また、残った下部支持材の上端はコンクリートの天端よりも低い位置にあるので、鋼材がスラブの上面に露出するのも防止できる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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