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公開番号2025145559
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2024045791
出願日2024-03-22
発明の名称敷板部材
出願人鈴健興業株式会社
代理人個人
主分類E02D 7/16 20060101AFI20250926BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】互いを連結するための部材を別に用意することなく、簡単な構成で互いを安定して連結可能な敷板部材を提供する。
【解決手段】3辺以上を備え、そのうちの少なくとも1辺には、互いが嵌合可能な形状の突出部102または切り欠き部104が1以上設けられた敷板部材100であって、突出部102の下面には、上面から回動可能とされた回動部材108が設けられ、切り欠き部104の下面には、2つの敷板部材100の突出部102と切り欠き部104とが嵌合された際に、回動部材108が内側で隣接し、突出部102と切り欠き部104との水平方向への離間を阻害する係止部材106が設けられ、回動部材108が回動された際に、突出部102と切り欠き部104との上下方向への離間が阻害される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
3辺以上を備え、そのうちの少なくとも1辺には、互いが嵌合可能な形状の突出部または切り欠き部が1以上設けられた敷板部材であって、
前記突出部の下面には、上面から回動可能とされた回動部材が設けられ、
前記切り欠き部の下面には、2つの当該敷板部材の該突出部と該切り欠き部とが嵌合された際に、前記回動部材が内側で隣接し、該突出部と該切り欠き部との水平方向への離間を阻害する係止部材が設けられ、
前記回動部材が回動された際に、該突出部と該切り欠き部との上下方向への離間が阻害される
ことを特徴とする敷板部材。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
請求項1において、
当該敷板部材は、4辺を備え、そのうちの互いに平行な2辺にはそれぞれ、前記突出部と前記切り欠き部とが設けられ、残りの2辺のうち1辺には前記突出部が設けられ、残りの1辺には前記切り欠き部が設けられている
ことを特徴とする敷板部材。
【請求項3】
請求項1において、
当該敷板部材は、鉄製である
ことを特徴とする敷板部材。
【請求項4】
請求項1において、更に、
前記突出部の下面には、2つの当該敷板部材の該突出部と該切り欠き部とが嵌合された際に、該回動部材が前記係止部材に当接しないように制限する制限ピンが設けられている
ことを特徴とする敷板部材。
【請求項5】
請求項1において、更に、
2つの当該敷板部材の前記突出部と前記切り欠き部とが嵌合される際に、該突出部の上面から前記回動部材に脱着可能に取り付けられ、前記回動部材を回動停止させるフックボルトを備える
ことを特徴とする敷板部材。
【請求項6】
当該敷板部材は、4辺を備え、互いに平行な2辺にはそれぞれ、前記突出部と前記切り欠き部とが設けられ、点対称形状とされている
ことを特徴とする敷板部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は敷板部材に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
作業現場が軟弱地盤であったりする場合が多く、作業をするうえで使用するクレーンや杭打ち機等の作業機械類の転倒防止のために、従来、複数の鉄製の敷板部材が作業現場に敷かれている。なお、単に複数の鉄製の敷板部材が作業現場に敷かれていても、相応に作業現場の足元を改善できるが、より安全な作業環境とするために、複数の敷板部材がしっかりと連結されていることが望ましい。
【0003】
そこで、例えば特許文献1に示す技術が提案されている。特許文献1には、敷板部材の1辺の下面に帯板を添着して、その帯板の一部を外方へ突出させ、この突出部に隣接する敷板部材を重合させて、その重合部にピンを貫通させて、敷板部材同士を連結させる技術が開示されている。また、特許文献1には、長方形の敷板部材を互いの長辺が接するように並べて敷きつめた際に、各敷板部材の短辺上の接合部に断面形状がコ字状の継手金具を外側より嵌合させて、その継手金具と各敷板部材との重合部にピンを貫通させて、敷板部材同士を連結させる技術が開示されている。このような構成により、敷板部材同士を確実に連結することが可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平5-339942公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1によれば、敷板部材同士を連結するには、ピンや継手金具を別に用意する必要がある。つまり、作業現場へ必要なピンや継手金具を持って行かなかったり、仮に作業現場にそれらを持って行っても紛失してしまったりすると、敷板部材同士を連結することができなくなってしまう。
【0006】
そこで、本発明は、前記問題点を解決するべくなされたもので、互いを連結するための部材を別に用意することなく、簡単な構成で互いを安定して連結可能な敷板部材を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、3辺以上を備え、そのうちの少なくとも1辺には、互いが嵌合可能な形状の突出部または切り欠き部が1以上設けられた敷板部材であって、前記突出部の下面には、上面から回動可能とされた回動部材が設けられ、前記切り欠き部の下面には、2つの当該敷板部材の該突出部と該切り欠き部とが嵌合された際に、前記回動部材が内側で隣接し、該突出部と該切り欠き部との水平方向への離間を阻害する係止部材が設けられ、前記回動部材が回動された際に、該突出部と該切り欠き部との上下方向への離間が阻害されたことにより、前記課題を解決したものである。
【0008】
本発明では、突出部の下面には、上面から回動可能とされた回動部材が設けられ、切り欠き部の下面には、2つの敷板部材の突出部と切り欠き部とが嵌合された際に、回動部材が内側で隣接し、突出部と該切り欠き部との水平方向への離間を阻害する係止部材が設けられている。つまり、突出部と切り欠き部に設けられた構造は簡素であり、2つの敷板部材の突出部と切り欠き部とが嵌合されるように配置された際には、2つの敷板部材は水平方向へは連結された状態となる。そして、回動部材が回動された際に、突出部と切り欠き部との上下方向への離間が阻害されるので、2つの敷板部材は上下方向でも連結された状態となる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、互いを連結するための部材を別に用意することなく、簡単な構成で互いを安定して連結可能な敷板部材を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第1実施形態に係る敷板部材の1例を示す上面模式図
図1の敷板部材を互いに連結した1例を示す上面模式図
図1の突出部と切り欠き部とが連結した状態を示す図(図2の部分Aの突出部近傍の上面透視図(A)、回動軸Oに設けられるボルトの図(B)、図2の部分Aの突出部近傍の側面図(C)、図2の部分Aの突出部近傍の下面斜視図(D))
図1の突出部と切り欠き部とを単に嵌合させた状態を示す図(図2の部分Aの突出部近傍の上面透視図(A)、回動軸Oに設けられるボルトの図(B)、貫通孔を介して回動部材に取付けられるフックボルトの図(C)、図2の部分Aの突出部近傍の側面図(D)、図2の部分Aの突出部近傍の下面斜視図(E))
本発明の第2実施形態に係る敷板部材の1例を示す上面模式図
本発明の第3実施形態に係る敷板部材の1例を示す上面模式図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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