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公開番号2025127286
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-01
出願番号2024023940
出願日2024-02-20
発明の名称オスコネクタ
出願人テルモ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A61M 39/10 20060101AFI20250825BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】小さな操作力で接続できるオスコネクタを提供する。
【解決手段】弾性弁体を有するメスコネクタと接続可能なオスコネクタであって、開口を有する流路管部材と、ハウジング引っ掛け部を有するハウジングと、弾性開閉部と、案内面を有する移動体とを有し、前記開口が前記弾性開閉部によって閉鎖される第1形態から前記弾性弁体が前記弾性開閉部に押し付けられる接続動作により前記開口が開放される第2形態へと形態が変化し、前記ハウジング引っ掛け部は前記接続動作によってハウジング被引っ掛け部に引っ掛かることで前記メスコネクタの移動を規制し、前記ハウジング被引っ掛け部は被引っ掛け面と被摺動面とを有し、前記ハウジング引っ掛け部は前記第1形態において前記案内面に対して径方向内側へ押し付けられ前記接続動作によって前記案内面上と前記被摺動面上をこの順に摺動してから前記被引っ掛け面に引っ掛かる、オスコネクタ。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
弾性弁体を有するメスコネクタと接続可能なオスコネクタであって、
軸方向及び径方向を規定し、軸方向先端側の部分に開口を有する流路管部材と、
ハウジング引っ掛け部を有し前記流路管部材に連なるハウジングと、
弾性開閉部と、
案内面を有し前記弾性開閉部を保持する移動体とを有し、
前記流路管部材の前記開口が初期位置にある前記弾性開閉部によって閉鎖される第1形態から、前記弾性弁体が前記弾性開閉部の先端面に押し付けられることで前記流路管部材に対して軸方向基端側に前記弾性開閉部及び前記移動体が移動する接続動作により、前記流路管部材の前記軸方向先端側の部分が前記弾性開閉部から前記軸方向先端側に突出することで前記流路管部材の前記開口が開放される第2形態へと形態が変化し、
前記ハウジング引っ掛け部は、前記接続動作によってハウジング被引っ掛け部に引っ掛かることで、前記弾性開閉部に対する前記軸方向先端側への前記メスコネクタの移動を規制し、
前記ハウジング被引っ掛け部は、被引っ掛け面と、前記被引っ掛け面の径方向外側端部から前記軸方向基端側へ延びる被摺動面とを有し、
前記ハウジング引っ掛け部は、前記第1形態において前記案内面に対して弾性変形からの復元力によって径方向内側へ押し付けられ、前記接続動作によって、前記案内面上と前記被摺動面上を前記軸方向先端側に向けてこの順に摺動してから前記復元力によって前記径方向内側へ変位することで前記被引っ掛け面に引っ掛かる、オスコネクタ。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記移動体は、前記弾性開閉部を保持する保持部と、保持部から前記軸方向先端側へ延びる案内壁部とを有し、
前記案内面は、前記案内壁部の径方向外側の表面によって構成され、
前記案内壁部の先端面は、前記接続動作によって前記メスコネクタに突き当たる、請求項1に記載のオスコネクタ。
【請求項3】
前記移動体は、前記接続動作に伴って生じる前記ハウジングからの抗力によって径方向内側に動くことで前記弾性開閉部に対する前記軸方向先端側への前記メスコネクタの移動を規制する移動体規制部を有する、請求項1に記載のオスコネクタ。
【請求項4】
前記移動体規制部は、前記メスコネクタに引っ掛かることで、前記弾性開閉部に対する前記軸方向先端側への前記メスコネクタの移動を規制する、請求項3に記載のオスコネクタ。
【請求項5】
前記ハウジング被引っ掛け部は前記メスコネクタに設けられる、請求項1に記載のオスコネクタ。
【請求項6】
前記案内面は、前記被摺動面の外径以下の外径を有する、請求項5に記載のオスコネクタ。
【請求項7】
医療器具として構成される、請求項1に記載のオスコネクタ。
【請求項8】
請求項1に記載のオスコネクタと、前記メスコネクタとを有する接続構造。
【請求項9】
前記オスコネクタ及び前記メスコネクタはそれぞれ医療器具として構成される、請求項8に記載の接続構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示はオスコネクタに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
弾性弁体を有するメスコネクタと接続可能なオスコネクタであって、軸方向先端側の部分に開口を有する流路管部材と、ハウジング引っ掛け部を有し流路管部材に連なるハウジングと、弾性開閉部と、弾性開閉部を保持する移動体とを有し、流路管部材の開口が初期位置にある弾性開閉部によって閉鎖される第1形態から、弾性弁体が弾性開閉部の先端面に押し付けられることで流路管部材に対して軸方向基端側に弾性開閉部及び移動体が移動する接続動作により、流路管部材の軸方向先端側の部分が弾性開閉部から軸方向先端側に突出することで流路管部材の開口が開放される第2形態へと形態が変化し、ハウジング引っ掛け部は、接続動作によってハウジング被引っ掛け部に引っ掛かることで、弾性開閉部に対する軸方向先端側へのメスコネクタの移動を規制し、ハウジング被引っ掛け部は、被引っ掛け面と、被引っ掛け面の径方向外側端部から軸方向基端側へ延びる被摺動面とを有し、ハウジング引っ掛け部は、接続動作によって、被摺動面上を軸方向先端側に向けて摺動してから復元力によって径方向内側へ変位することで被引っ掛け面に引っ掛かる、オスコネクタが知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2022/149339号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のオスコネクタは、接続動作によって第1形態から第2形態にする時に、ハウジング引っ掛け部を径方向外側へ弾性変形によって変位させるための操作力を必要としていることから、接続に大きな操作力が必要だった。
【0005】
本開示は、小さな操作力で接続できるオスコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は以下のとおりである。
【0007】
[1]
弾性弁体を有するメスコネクタと接続可能なオスコネクタであって、
軸方向及び径方向を規定し、軸方向先端側の部分に開口を有する流路管部材と、
ハウジング引っ掛け部を有し前記流路管部材に連なるハウジングと、
弾性開閉部と、
案内面を有し前記弾性開閉部を保持する移動体とを有し、
前記流路管部材の前記開口が初期位置にある前記弾性開閉部によって閉鎖される第1形態から、前記弾性弁体が前記弾性開閉部の先端面に押し付けられることで前記流路管部材に対して軸方向基端側に前記弾性開閉部及び前記移動体が移動する接続動作により、前記流路管部材の前記軸方向先端側の部分が前記弾性開閉部から前記軸方向先端側に突出することで前記流路管部材の前記開口が開放される第2形態へと形態が変化し、
前記ハウジング引っ掛け部は、前記接続動作によってハウジング被引っ掛け部に引っ掛かることで、前記弾性開閉部に対する前記軸方向先端側への前記メスコネクタの移動を規制し、
前記ハウジング被引っ掛け部は、被引っ掛け面と、前記被引っ掛け面の径方向外側端部から前記軸方向基端側へ延びる被摺動面とを有し、
前記ハウジング引っ掛け部は、前記第1形態において前記案内面に対して弾性変形からの復元力によって径方向内側へ押し付けられ、前記接続動作によって、前記案内面上と前記被摺動面上を前記軸方向先端側に向けてこの順に摺動してから前記復元力によって前記径方向内側へ変位することで前記被引っ掛け面に引っ掛かる、オスコネクタ。
【0008】
[2]
前記移動体は、前記弾性開閉部を保持する保持部と、保持部から前記軸方向先端側へ延びる案内壁部とを有し、
前記案内面は、前記案内壁部の径方向外側の表面によって構成され、
前記案内壁部の先端面は、前記接続動作によって前記メスコネクタに突き当たる、[1]に記載のオスコネクタ。
【0009】
[3]
前記移動体は、前記接続動作に伴って生じる前記ハウジングからの抗力によって径方向内側に動くことで前記弾性開閉部に対する前記軸方向先端側への前記メスコネクタの移動を規制する移動体規制部を有する、[1]又は[2]に記載のオスコネクタ。
【0010】
[4]
前記移動体規制部は、前記メスコネクタに引っ掛かることで、前記弾性開閉部に対する前記軸方向先端側への前記メスコネクタの移動を規制する、[3]に記載のオスコネクタ。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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