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公開番号2025130513
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-08
出願番号2024027733
出願日2024-02-27
発明の名称医療用送液装置
出願人テルモ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A61M 5/14 20060101AFI20250901BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】高精度の送液が可能な医療用送液装置を提供する。
【解決手段】送液部と、前記送液部の温度である送液部温度を計測する計温部と、外部から空気を吸入して前記送液部を通過させて前記外部へ排出する送風を行うことで前記送液部温度を調整する温度調整装置と、発熱部とを有し、前記温度調整装置は、前記空気を前記発熱部、前記送液部の順に通過させる昇温モードと、前記空気を前記送液部、前記発熱部の順に通過させ前記昇温モードよりも低い温度で前記送液部に送風する降温モードとから、前記計温部による前記送液部温度の計測値に応じて選択される何れか一方のモードで動作する、医療用送液装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
送液部と、
前記送液部の温度である送液部温度を計測する計温部と、
外部から空気を吸入して前記送液部を通過させて前記外部へ排出する送風を行うことで前記送液部温度を調整する温度調整装置と、
発熱部とを有し、
前記温度調整装置は、前記空気を前記発熱部、前記送液部の順に通過させる昇温モードと、前記空気を前記送液部、前記発熱部の順に通過させ前記昇温モードよりも低い温度で前記送液部に送風する降温モードとから、前記計温部による前記送液部温度の計測値に応じて選択される何れか一方のモードで動作する、医療用送液装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記温度調整装置は、
前記外部に面する第1吸排気部及び第2吸排気部と、
前記第1吸排気部から前記第2吸排気部まで前記発熱部、前記送液部の順に通って延びる通気経路と、
前記昇温モードにおいて前記通気経路内の前記空気を前記第1吸排気部側から前記第2吸排気部側へ送り、前記降温モードにおいて前記通気経路内の前記空気を前記第2吸排気部側から前記第1吸排気部側へ前記昇温モードよりも低い温度で前記送液部に送る送風部とを有する、請求項1に記載の医療用送液装置。
【請求項3】
前記温度調整装置は、前記送液部温度の前記計測値が設定温度よりも低い場合に前記昇温モードで動作する一方、前記送液部温度の前記計測値が前記設定温度よりも高い場合に前記降温モードで動作する、請求項1に記載の医療用送液装置。
【請求項4】
前記温度調整装置は、前記送液部温度の前記計測値が設定温度である場合に前記送風を行わない、請求項1に記載の医療用送液装置。
【請求項5】
前記設定温度は、前記医療用送液装置が使用される地域に応じて設定される、請求項3に記載の医療用送液装置。
【請求項6】
警報を発する警報部を有し、
前記降温モードで動作した結果として前記送液部温度の前記計測値が上昇する場合に、前記送風の強度を上げて前記降温モードで動作し、その結果として前記送液部温度の前記計測値がさらに上昇する場合に前記警報部が警報を発する、請求項1に記載の医療用送液装置。
【請求項7】
前記降温モードで動作した結果として前記送液部温度の前記計測値が上昇する場合に、前記送風の強度を上げて前記降温モードで動作し、その結果として前記送液部温度の前記計測値がさらに上昇する場合に前記温度調整装置が前記送風を停止する、請求項1に記載の医療用送液装置。
【請求項8】
警報を発する警報部を有し、
前記昇温モードで動作した結果として前記送液部温度の前記計測値が下降する場合に、前記送風の強度を下げて前記昇温モードで動作し、その結果として前記送液部温度の前記計測値がさらに下降する場合に前記警報部が警報を発する、請求項1に記載の医療用送液装置。
【請求項9】
前記昇温モードで動作した結果として前記送液部温度の前記計測値が下降する場合に、前記送風の強度を下げて前記昇温モードで動作し、その結果として前記送液部温度の前記計測値がさらに下降する場合に前記温度調整装置が前記送風を停止する、請求項1に記載の医療用送液装置。
【請求項10】
前記送液部は、送液チューブが配置されるチューブ配置部と、前記チューブ配置部に配置された前記送液チューブを押圧することで前記送液チューブ内の液体を送るチューブ押圧部とを有する、請求項1に記載の医療用送液装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は医療用送液装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
送液部を有する医療用送液装置が知られている(例えば特許文献1~4参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4837842号公報
特許第5558463号公報
特許第3865449号公報
特開平6-254159号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般的に医療用送液装置は送液部の温度が変化すると送液量も変化する。
【0005】
本開示は、高精度の送液が可能な医療用送液装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は以下のとおりである。
【0007】
[1]
送液部と、
前記送液部の温度である送液部温度を計測する計温部と、
外部から空気を吸入して前記送液部を通過させて前記外部へ排出する送風を行うことで前記送液部温度を調整する温度調整装置と、
発熱部とを有し、
前記温度調整装置は、前記空気を前記発熱部、前記送液部の順に通過させる昇温モードと、前記空気を前記送液部、前記発熱部の順に通過させ前記昇温モードよりも低い温度で前記送液部に送風する降温モードとから、前記計温部による前記送液部温度の計測値に応じて選択される何れか一方のモードで動作する、医療用送液装置。
【0008】
[2]
前記温度調整装置は、
前記外部に面する第1吸排気部及び第2吸排気部と、
前記第1吸排気部から前記第2吸排気部まで前記発熱部、前記送液部の順に通って延びる通気経路と、
前記昇温モードにおいて前記通気経路内の前記空気を前記第1吸排気部側から前記第2吸排気部側へ送り、前記降温モードにおいて前記通気経路内の前記空気を前記第2吸排気部側から前記第1吸排気部側へ前記昇温モードよりも低い温度で前記送液部に送る送風部とを有する、[1]に記載の医療用送液装置。
【0009】
[3]
前記温度調整装置は、前記送液部温度の前記計測値が設定温度よりも低い場合に前記昇温モードで動作する一方、前記送液部温度の前記計測値が前記設定温度よりも高い場合に前記降温モードで動作する、[1]又は[2]に記載の医療用送液装置。
【0010】
[4]
前記温度調整装置は、前記送液部温度の前記計測値が設定温度である場合に前記送風を行わない、[1]~[3]の何れか1項に記載の医療用送液装置。
(【0011】以降は省略されています)

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