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公開番号2025130125
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-08
出願番号2024027084
出願日2024-02-27
発明の名称医療デバイス
出願人テルモ株式会社
代理人個人,個人
主分類A61M 37/00 20060101AFI20250901BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】血管の長さ方向に沿って延在できる線状体を備えた医療デバイスを提供する。
【解決手段】長尺なシャフト20の先端部に薬剤送達部30を有する医療デバイス10であって、薬剤送達部30は、シャフト20の先端部から延びる柔軟な繊維状の線状体31が多数集積されている医療デバイス10である。線状体31は、外表面に薬剤を有する、または、内部に薬剤を含む、あるいは、長さ方向に沿い先端部が開口した内腔を備え、内腔を通じて薬剤が供給されることができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
長尺なシャフトの先端部に薬剤送達部を有する医療デバイスであって、
前記薬剤送達部は、前記シャフトの先端部から延びる柔軟な繊維状の線状体が多数集積されている医療デバイス。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記線状体は、外表面に薬剤を有する請求項1に記載の医療デバイス。
【請求項3】
前記線状体は、内部に薬剤を含んでいる請求項1に記載の医療デバイス。
【請求項4】
前記線状体は、長さ方向に沿い先端部が開口した内腔を備え、前記内腔を通じて薬剤が供給される請求項1に記載の医療デバイス。
【請求項5】
前記シャフトおよび前記薬剤送達部の径方向外側を覆うシースを有し、
前記シースは、前記薬剤送達部を露出させるように前記シャフトに対し長さ方向に沿って移動可能である請求項1~4のいずれか1項に記載の医療デバイス。
【請求項6】
前記薬剤送達部を形成する線状体の少なくとも一部は、前記シースから露出した状態で先端部が径方向外側を向いている請求項5に記載の医療デバイス。
【請求項7】
前記薬剤送達部は、前記線状体間の空間に接着基剤を有している請求項1~4のいずれか1項に記載の医療デバイス。
【請求項8】
前記線状体は、前記シャフトの先端面および周面から延びている請求項1~4のいずれか1項に記載の医療デバイス。
【請求項9】
前記シャフトは中空状であり、先端部に側孔を有する請求項1~4のいずれか1項に記載の医療デバイス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、生体管腔内に薬剤を送達できる医療デバイスに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
冠微小血管機能障害(CMD:Coronary Microvascular Dysfunction)においては、冠動脈より末梢側の冠微小血管以降の動脈に十分な血流が供給されず、心筋虚血を生じる。冠微小血管機能障害の原因は、血管末梢の閉塞や、血管周囲の炎症および繊維化などが考えられている。カテーテルを用いて薬剤を病変部に送達できれば、低侵襲で治療効果を得ることができる。
【0003】
冠微小血管機能障害を生じている部位は、血管の径が小さいため、薬剤を病変部に直接送達することは困難である。このため、薬剤を病変部の血管上流で放出し、血流によって薬剤を病変部に送達することが考えられる。しかし、血管の閉塞部位は、血流が低下しているため、血管上流で薬剤を放出しても、薬剤が病変部に十分に送達できない可能性がある。
【0004】
このため、径の小さい針状の線状体を病変部のできるだけ近くまで送達し、薬剤を放出することが考えられる。薬剤を放出するための径の小さい針状の線状体を備えた医療デバイスとしては、例えば特許文献1に挙げるものがある。特許文献1の医療デバイスは、生体組織の面に接触して、その面から線状体が組織内部に穿刺されるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5620408号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
血管の末梢側に薬剤を到達させるためには、血管の長さ方向に沿って線状体が延びることが必要である。特許文献1の医療デバイスは、生体組織を穿刺する短い線状体を有しており、線状体が血管の長さ方向に沿って延在することは困難である。
【0007】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、血管の長さ方向に沿って延在できる線状体を備えた医療デバイスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成する本発明に係る(1)医療デバイスは、長尺なシャフトの先端部に薬剤送達部を有する医療デバイスであって、前記薬剤送達部は、前記シャフトの先端部から延びる柔軟な繊維状の線状体が多数集積されている。
【発明の効果】
【0009】
上記のように構成した(1)医療デバイスは、薬剤送達部を構成する線状体が細い血管内に入り込んで長さ方向に沿って延在することができるので、薬剤を細い血管に直接的に放出し、効率的に薬剤を目的部位に送達できる。また、医療デバイスは、血管内の病変部に対して線状体を押し付けながら薬剤を放出することもできるため、血管内の病変部に対して効率的に薬剤を移行させることができる。
【0010】
(2)上記(1)の医療デバイスにおいて、前記線状体は、外表面に薬剤を有してもよい。これにより、医療デバイスは、線状体が接触した生体組織に対して薬剤を確実に移行させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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