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公開番号2025130410
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-08
出願番号2024027558
出願日2024-02-27
発明の名称液飛散防止具
出願人テルモ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A61B 17/34 20060101AFI20250901BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】吸引流路を容易に閉塞可能な液飛散防止具を提供する。
【解決手段】本開示に係る液飛散防止具1は、軸方向に貫通し針部材を挿通可能な貫通孔11を区画する筒体10と、前記貫通孔の基端開口12を閉塞する閉塞部材16と、を備え、前記筒体は、前記貫通孔の先端開口が生体表面で閉塞されることにより、前記軸方向における前記閉塞部材と前記生体表面との間で、液体を収容可能な収容空間を区画可能であり、前記閉塞部材は、前記軸方向に前記針部材を刺通可能な弁体30を備え、前記弁体は、前記貫通孔と連なり前記貫通孔を通じて液体を吸引可能な吸引流路33を区画すると共に、前記吸引流路を閉塞するように弾性変形可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
軸方向に貫通し針部材を挿通可能な貫通孔を区画する筒体と、
前記貫通孔の基端開口を閉塞する閉塞部材と、を備え、
前記筒体は、前記貫通孔の先端開口が生体表面で閉塞されることにより、前記軸方向における前記閉塞部材と前記生体表面との間で、液体を収容可能な収容空間を区画可能であり、
前記閉塞部材は、前記軸方向に前記針部材を刺通可能な弁体を備え、
前記弁体は、前記貫通孔と連なり前記貫通孔を通じて液体を吸引可能な吸引流路を区画すると共に、前記吸引流路を閉塞するように弾性変形可能である、液飛散防止具。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記吸引流路は、前記軸方向に沿って延びる開閉流路を含み、
前記弁体は、前記軸方向、及び、前記筒体の径方向、のいずれか一方又は両方に圧縮されることにより、前記開閉流路を閉塞するように弾性変形可能である、請求項1に記載の液飛散防止具。
【請求項3】
前記弁体は、前記軸方向に圧縮されることにより、前記開閉流路を閉塞するように弾性変形可能であり、
前記閉塞部材は、前記筒体に固定されている固定体を備え、
前記固定体は、前記筒体より前記径方向の外側に突出する突出部を備える、請求項2に記載の液飛散防止具。
【請求項4】
前記固定体は、前記軸方向に貫通する固定貫通孔を区画し、
前記固定体は、前記軸方向に貫通し前記固定貫通孔の少なくとも一部を構成する支持孔を区画する支持部を備え、
前記弁体は、前記軸方向の先端側に向かって縮径し、最大径が前記支持孔の最大幅より大きく、最小径が前記支持孔の最小幅より小さい、円錐台状の胴部を備え、
前記弁体は、前記胴部の側面が、前記支持孔を区画する前記支持部の内面に当接するように、前記支持孔に嵌め込まれており、
前記弁体は、前記支持部に対して前記軸方向の先端側に押圧されて前記軸方向に圧縮されることで、前記支持部の前記内面によって前記径方向の内側に押圧されて前記径方向に圧縮され、前記開閉流路を閉塞するように弾性変形する、請求項3に記載の液飛散防止具。
【請求項5】
前記固定体に対して前記軸方向の基端側に離間して配置され、前記弁体を前記軸方向の先端側に押圧して圧縮することで、前記固定体に当接可能なハンドルを備え、
前記固定体及び前記ハンドルは、互いに当接した状態を維持させて、前記弁体を、前記開閉流路を閉塞するように弾性変形した状態で維持させるロック機構を備える、請求項3又は4に記載の液飛散防止具。
【請求項6】
前記閉塞部材は、前記貫通孔と前記吸引流路とを連ね、液体を貯留可能なリザーブ空間を区画する、請求項1から4のいずれか1つに記載の液飛散防止具。
【請求項7】
前記貫通孔の内部を前記軸方向に沿って延び、前記貫通孔と前記吸引流路とを連ねる延長吸引流路を区画する延長チューブを備える、請求項1から4のいずれか1つに記載の液飛散防止具。
【請求項8】
前記筒体の前記貫通孔を区画する周壁は、前記貫通孔と前記吸引流路とを連ねる、延長吸引流路を内部に区画している、請求項1から4のいずれか1つに記載の液飛散防止具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は液飛散防止具に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、生体表面に針部材を穿刺する手技において、被穿刺部から流出した内容物の飛散を防止するために用いられる医療器具が知られている。特許文献1にはこの種の医療器具が記載されている。
【0003】
特許文献1に記載の医療器具は、筒状をなす本体と、本体の先端に設けられ被穿刺部に接着するための板状接着部と、本体の後端側に設けられ弁部を有する頭部とを有し、弁部及び板状接着部を貫通して穿刺針を挿入するようにされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-334201号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の医療器具によれば、板状接着部に形成された吸引流路としての貫通孔を通じて、被穿刺部から流出した内容物を吸引することができる。このような手技では、内容物の吸引が完了した後は、吸引流路を閉塞し、吸引した内容物の逆流を抑制することが望ましい。しかしながら、特許文献1に記載の医療デバイスでは、吸引流路を閉塞する操作の簡便性の観点で、依然として改善の余地がある。
【0006】
本開示は、吸引流路を容易に閉塞可能な液飛散防止具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の第1の態様としての液飛散防止具は、
(1)
軸方向に貫通し針部材を挿通可能な貫通孔を区画する筒体と、
前記貫通孔の基端開口を閉塞する閉塞部材と、を備え、
前記筒体は、前記貫通孔の先端開口が生体表面で閉塞されることにより、前記軸方向における前記閉塞部材と前記生体表面との間で、液体を収容可能な収容空間を区画可能であり、
前記閉塞部材は、前記軸方向に前記針部材を刺通可能な弁体を備え、
前記弁体は、前記貫通孔と連なり前記貫通孔を通じて液体を吸引可能な吸引流路を区画すると共に、前記吸引流路を閉塞するように弾性変形可能である、液飛散防止具、である。
【0008】
本開示の1つの実施形態としての液飛散防止具は、
(2)
前記吸引流路は、前記軸方向に沿って延びる開閉流路を含み、
前記弁体は、前記軸方向、及び、前記筒体の径方向、のいずれか一方又は両方に圧縮されることにより、前記開閉流路を閉塞するように弾性変形可能である、上記(1)に記載の液飛散防止具、である。
【0009】
本開示の1つの実施形態としての液飛散防止具は、
(3)
前記弁体は、前記軸方向に圧縮されることにより、前記開閉流路を閉塞するように弾性変形可能であり、
前記閉塞部材は、前記筒体に固定されている固定体を備え、
前記固定体は、前記筒体より前記径方向の外側に突出する突出部を備える、上記(2)に記載の液飛散防止具、である。
【0010】
本開示の1つの実施形態としての液飛散防止具は、
(4)
前記固定体は、前記軸方向に貫通する固定貫通孔を区画し、
前記固定体は、前記軸方向に貫通し前記固定貫通孔の少なくとも一部を構成する支持孔を区画する支持部を備え、
前記弁体は、前記軸方向の先端側に向かって縮径し、最大径が前記支持孔の最大幅より大きく、最小径が前記支持孔の最小幅より小さい、円錐台状の胴部を備え、
前記弁体は、前記胴部の側面が、前記支持孔を区画する前記支持部の内面に当接するように、前記支持孔に嵌め込まれており、
前記弁体は、前記支持部に対して前記軸方向の先端側に押圧されて前記軸方向に圧縮されることで、前記支持部の前記内面によって前記径方向の内側に押圧されて前記径方向に圧縮され、前記開閉流路を閉塞するように弾性変形する、上記(3)に記載の液飛散防止具、である。
(【0011】以降は省略されています)

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