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公開番号2025128879
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-03
出願番号2024025858
出願日2024-02-22
発明の名称温度差センサー
出願人三洋化成工業株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類G01K 11/00 20060101AFI20250827BHJP(測定;試験)
要約【課題】簡便および安価な構成により、発熱、スパークおよび電気的ノイズの発生が抑えられた温度差センサーを提供する。
【解決手段】本開示に係る温度差センサーは、イオン伝導膜または液体を有する1つまたは複数の素子を備え、前記イオン伝導膜または液体は、熱電変換可能なレドックス種を含有し、かつ金属含有量が1重量%未満であり、前記素子が複数備えられている場合、複数の素子は並列に2個以下かつ直列に2個以下接続されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
イオン伝導膜または液体を有する1つまたは複数の素子を備え、
前記イオン伝導膜または液体は、熱電変換可能なレドックス種を含有し、かつ金属含有量が1重量%未満であり、
前記素子が複数備えられている場合、複数の素子は並列に2個以下かつ直列に2個以下接続されている、温度差センサー。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記イオン伝導膜または液体中の前記レドックス種の含有量が、0.01~2.0重量%である、請求項1に記載の温度差センサー。
【請求項3】
前記イオン伝導膜または液体が溶媒を含み、
前記溶媒の誘電正接(tanδ)が0.01~0.15である、請求項1または2に記載の温度差センサー。
【請求項4】
前記溶媒がグリコールエーテル系溶媒及び芳香族溶媒からなる群より選ばれる1種以上である、請求項3に記載の温度差センサー。
【請求項5】
前記イオン伝導膜におけるポリマーの含有量が、40~80重量%である、請求項1または2に記載の温度差センサー。
【請求項6】
周波数3MHz~30GHzの電磁波が照射される環境下で使用するための、請求項1または2に記載の温度差センサー。
【請求項7】
非電流印加型である、請求項1または2に記載の温度差センサー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、温度差センサーに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
マイクロ波加熱装置は食品の加熱、有機合成等で広く利用されている。このようなマイクロ波加熱装置においては、温度管理が重要であるため、一般的に温度差センサーが備えられている。
【0003】
例えば特許文献1に開示されたマイクロ波加熱用温度センサーは、マイクロ波によって加熱されている被加熱物の温度を電気信号に変換する素子部と、この素子部に接続されるとともにこの素子部で変換された電気信号を出力する導線部と、この導線部の外周を囲繞する筒状絶縁部と、この筒状絶縁部及び前記素子部の外周を囲繞する筒状導電部とを備え、この筒状導電部は、少なくとも前記素子部を囲繞する部分が網状になっている。特許文献1では、素子部として熱電対、白金抵抗器、サーミスタ等が挙げられている。
【0004】
また、特許文献2に開示されたマイクロ波加熱によって被処理体の焼成を行うマイクロ波焼成炉は、焼成エリアを形成する断熱材を収容する筐体と、マイクロ波を前記焼成エリア内に放射するマイクロ波放射手段と、前記筐体の壁面のうち熱電対が前記焼成エリアに露出する部分に前記熱電対に当接して前記熱電対のマイクロ波に対する接地を行う接地手段と、前記接地手段による接地位置から先の前記熱電対の長さを調整する調整手段と、を備える。
【0005】
さらに、特許文献3には、不定形耐火物を金属製の囲い内部に載置し、該囲い内部の空間を空洞共振器としてマイクロ波による誘電体加熱を行う乾燥制御方法において、乾燥中の炉内雰囲気、耐火物表面、耐火物内部のいずれか1又は2以上の温度を光ファイバー式温度センサーを用いて測定することを特徴とする不定形耐火物の乾燥制御方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平8-29263号公報
特開2007-278640号公報
特開2002-303491号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、熱電対、白金抵抗器、サーミスタ等を用いた温度差センサーは、センサー自身の発熱、センサーが備える金属線表面でのスパーク、電気的ノイズの発生等によって、正確な温度差の検知が難しい場合があった。従来、これらの問題を解消しようとすると、特許文献1または2のように、センサーの構造を複雑に調整する必要があった。あるいは特許文献3のように光ファイバー式温度センサーを用いることもできるが、光ファイバー式温度センサーは一般的に高価であり、また、機械的強度の観点から慎重に扱う必要があった。
【0008】
本発明の一態様は、簡便および安価な構成により、発熱、スパークおよび電気的ノイズの発生が抑えられた温度差センサーを実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る温度差センサーは、イオン伝導膜または液体を有する1つまたは複数の素子を備え、前記イオン伝導膜または液体は、熱電変換可能なレドックス種を含有し、かつ金属含有量が1重量%未満であり、前記素子が複数備えられている場合、複数の素子は並列に2個以下かつ直列に2個以下接続されている。
【発明の効果】
【0010】
本発明の一態様によれば、簡便および安価な構成により、発熱、スパークおよび電気的ノイズの発生が抑えられた温度差センサーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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