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公開番号
2025129741
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-05
出願番号
2024026594
出願日
2024-02-26
発明の名称
弾性波フィルタおよび高周波モジュール
出願人
株式会社村田製作所
代理人
個人
,
個人
主分類
H03H
9/64 20060101AFI20250829BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】DCカットおよび通過帯域でのインピーダンス整合が確保された弾性波フィルタおよび高周波モジュールを提供する。
【解決手段】弾性波フィルタ1は、入出力端子110および120を結ぶ直列腕経路に配置された直列腕共振子12および13を含む複数の直列腕共振器と、直列腕経路とグランドとの間に接続された並列腕共振子21を含む1以上の並列腕共振器と、直列腕共振子12および13を結ぶ第1経路とグランドとの間に接続されたインダクタ31と、を備え、直列腕共振子13は、上記複数の直列腕共振器、上記1以上の並列腕共振器、およびインダクタ31のうちで、入出力端子120に最も近く接続され、直列腕共振子13は上記複数の直列腕共振器のうちで共振周波数が最も高い。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1入出力端子および第2入出力端子を結ぶ直列腕経路に配置された第1直列腕共振器および第2直列腕共振器を含む複数の直列腕共振器と、
前記直列腕経路とグランドとの間に接続された1以上の並列腕共振器と、
前記第1直列腕共振器および前記第2直列腕共振器を結ぶ第1経路とグランドとの間に接続された第1インダクタと、を備え、
前記第1直列腕共振器は、前記複数の直列腕共振器、前記1以上の並列腕共振器、および前記第1インダクタのうちで、前記第1入出力端子に最も近く接続され、
前記第1直列腕共振器は、前記複数の直列腕共振器のうちで共振周波数が最も高い、
弾性波フィルタ。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第1直列腕共振器は、前記複数の直列腕共振器および前記1以上の並列腕共振器のうちで静電容量が最も大きい、
請求項1に記載の弾性波フィルタ。
【請求項3】
前記第1直列腕共振器の共振周波数は、前記弾性波フィルタの通過帯域の高周波端以上に位置する、
請求項1または2に記載の弾性波フィルタ。
【請求項4】
さらに、
互いに対向する第1主面および第2主面を有する第1基板を備え、
前記複数の直列腕共振器および前記1以上の並列腕共振器のそれぞれに含まれる弾性波共振子は、前記第1基板に形成され、
前記第1入出力端子、前記第2入出力端子、前記第1インダクタに接続された前記第1経路上の第1端子、およびグランド端子は、前記第1主面に配置される、
請求項1または2に記載の弾性波フィルタ。
【請求項5】
前記第1主面を平面視した場合、前記第1端子と前記第2入出力端子との間に前記グランド端子が配置される、
請求項4に記載の弾性波フィルタ。
【請求項6】
前記第1主面には複数のグランド端子が配置され、
前記第1主面を平面視した場合、前記第1端子と前記第2入出力端子とを結ぶ第1仮想線分と前記複数のグランド端子のうちの2つを結ぶ第2仮想線分とが交差し、
前記第2仮想線分は、前記第1仮想線分よりも短い、
請求項4に記載の弾性波フィルタ。
【請求項7】
前記第1基板は圧電性を有し、
前記複数の直列腕共振器および前記1以上の並列腕共振器のそれぞれに含まれる弾性波共振子は、IDT電極を含む、
請求項4に記載の弾性波フィルタ。
【請求項8】
前記第1基板はシリコンを含み、
前記複数の直列腕共振器および前記1以上の並列腕共振器のそれぞれに含まれる弾性波共振子は、前記第1主面または前記第2主面から順に、第1平面電極、圧電薄膜、および第2平面電極の積層体を含む、
請求項4に記載の弾性波フィルタ。
【請求項9】
請求項1または2に記載の弾性波フィルタと、
入力端子を有し、前記入力端子が前記第1入出力端子に接続された低雑音増幅器と、を備える、
高周波モジュール。
【請求項10】
前記低雑音増幅器に含まれる増幅トランジスタの入力端と前記第1入出力端子とを結ぶ経路には、キャパシタが直列配置されていない、
請求項9に記載の高周波モジュール。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、弾性波フィルタおよび高周波モジュールに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1(図13)には、高周波受信信号を増幅する低雑音増幅器と、当該低雑音増幅器の入力端に接続されたバンドパスフィルタと、を備えた高周波フロントエンド回路が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2019/064990号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
低雑音増幅器は容量性の入力インピーダンスを有するため、例えば特許文献1に開示された高周波フロントエンド回路において、低雑音増幅器とバンドパスフィルタとのインピーダンス整合をとるには、低雑音増幅器とバンドパスフィルタとを結ぶ経路とグランドとの間にインダクタを接続することが有効である。ただし、上記インダクタを接続した場合、低雑音増幅器に供給される直流バイアス電流の漏洩を防止すべく上記経路にDCカット用のキャパシタを直列配置しなければならない。
【0005】
しかしながら、DCカット用のキャパシタが低雑音増幅器の入力端に直列配置されると、高周波受信信号の周波数帯でのインピーダンス不整合が発生して伝送損失が発生し、結果として低雑音増幅器の雑音指数が劣化するという場合がある。
【0006】
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、DCカットおよび通過帯域でのインピーダンス整合が確保された弾性波フィルタおよび高周波モジュールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る弾性波フィルタは、第1入出力端子および第2入出力端子を結ぶ直列腕経路に配置された第1直列腕共振器および第2直列腕共振器を含む複数の直列腕共振器と、直列腕経路とグランドとの間に接続された1以上の並列腕共振器と、第1直列腕共振器および第2直列腕共振器を結ぶ第1経路とグランドとの間に接続された第1インダクタと、を備え、第1直列腕共振器は、複数の直列腕共振器、1以上の並列腕共振器、および第1インダクタのうちで、第1入出力端子に最も近く接続され、第1直列腕共振器は、複数の直列腕共振器のうちで共振周波数が最も高い。
【0008】
また、本発明の一態様に係る高周波モジュールは、上記弾性波フィルタと、入力端子が第1入出力端子に接続された低雑音増幅器と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、DCカットおよび通過帯域でのインピーダンス整合が確保された弾性波フィルタおよび高周波モジュールを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態に係る弾性波フィルタおよび高周波モジュールの回路構成図である。
実施の形態に係る弾性波フィルタを構成する弾性波共振子の第1例を模式的に表す平面図および断面図である。
実施の形態に係る弾性波フィルタを構成する弾性波共振子の第2例を模式的に表す断面図である。
実施の形態に係る弾性波フィルタを構成する弾性波共振子の第3例を模式的に表す断面図である。
比較例1に係る弾性波フィルタの回路構成図である。
比較例1に係る弾性波フィルタの通過特性およびインピーダンスを示すスミスチャートである。
実施の形態に係る弾性波フィルタの通過特性、第1直列腕共振器の容量特性、および弾性波フィルタのインピーダンスを示すスミスチャートである。
比較例2に係る弾性波フィルタの通過特性、第1直列腕共振器の容量特性、および弾性波フィルタのインピーダンスを示すスミスチャートである。
比較例3に係る弾性波フィルタの通過特性、第1直列腕共振器の容量特性、および弾性波フィルタのインピーダンスを示すスミスチャートである。
実施の形態に係る弾性波フィルタの回路構成図である。
実施の形態に係る弾性波フィルタの端子配置を示す平面図である。
実施の形態の変形例1に係る弾性波フィルタの端子配置を示す平面図である。
実施の形態の変形例2に係る高周波モジュールの回路構成図である。
実施の形態の変形例2に係る高周波モジュールの部品配置構成を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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