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公開番号
2025131434
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-09
出願番号
2024029180
出願日
2024-02-28
発明の名称
チーズ風味凍結乾燥食品の製造方法
出願人
明星食品株式会社
代理人
主分類
A23L
35/00 20160101AFI20250902BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】チーズ風味凍結乾燥食品を改良し、湯戻しした後に溶解せずに形状を保持できる方法を開発する。
【解決手段】
油脂、乳タンパク及びチーズを含むチーズ風味凍結乾燥食品に対して、さらに、当該チーズ風味乾燥食品に二酸化ケイ素を混合した後、過熱蒸気にて処理する。本方法によって加熱処理されたチーズ風味凍結乾燥食品を製造する。また、前記二酸化ケイ素の粒子径が25μm以下の範囲であることが好ましい。さらに、前記過熱蒸気処理を120℃~250℃で実施することが好ましい。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
油脂、乳タンパク及びチーズを含むチーズ風味凍結乾燥食品に対して、さらに、当該チーズ風味乾燥食品に二酸化ケイ素を混合した後、過熱蒸気にて処理する、加熱処理されたチーズ風味凍結乾燥食品の製造方法。
続きを表示(約 140 文字)
【請求項2】
前記二酸化ケイ素の粒子径が25μm以下の範囲である請求項1に記載の加熱処理されたチーズ風味凍結乾燥食品の製造方法。
【請求項3】
前記過熱蒸気処理を120℃~250℃で実施する請求項1に記載の加熱処理されたチーズ風味凍結乾燥食品の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、チーズ風味を有する凍結乾燥食品の風味改良方法に関するものである。特に、即席めんの具材とした場合において、熱湯を注いだ後のカップ内においても溶解せず、良好な硬さと風味を備えたチーズ風味凍結乾燥食品に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
即席めんにおいては種々の乾燥具材が使用される。特に即席カップめんにおいては、熱湯を注加してから1~5分程度(3分が標準的である)静置し、当該静置後において喫食するスタイルの商品が多い。
即席めん等においては、このようなチーズ風味を有する凍結乾燥食品が利用される場合がある。当該チーズ風味凍結乾燥食品は、加熱すると融解し、チーズ様のトロリとした伸長特性を生じることが可能となる優れた凍結乾燥食品である。ここで、当該チーズ風味凍結乾燥食品に関する先行技術が特許文献1に公開されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-71841(特許第6478355号)
【0004】
その一方、即席カップめん等の乾燥具材として使用する場合、湯戻しした後に大部分が溶解してしまい、前述の融解性が逆に具材としての価値(見栄え)が低下させてしまう場合があるという見方もあった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明者らは前述のチーズ風味凍結乾燥食品を改良し、湯戻しした後に溶解せずに形状を保持できる方法を検討することを課題とした。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らの鋭意研究の結果、油脂、乳タンパク及びチーズを含むチーズ風味凍結乾燥食品に対して、さらに、当該チーズ風味乾燥食品に二酸化ケイ素を混合した後、過熱蒸気にて処理することで、熱湯を注加した際の溶解性を低減させることができ、加えて、表面の硬さと風味の香ばしさを付与することができることを見出した。
すなわち、本願第一の発明は、
“油脂、乳タンパク及びチーズを含むチーズ風味凍結乾燥食品に対して、さらに、当該チーズ風味乾燥食品に二酸化ケイ素を混合した後、過熱蒸気にて処理する、加熱処理されたチーズ風味凍結乾燥食品の製造方法。”、である。
【0007】
次に、使用する二酸化ケイ素はその粒子径が25μm以下の範囲であることが好ましい。
すなわち、本願第二の発明は、
“前記二酸化ケイ素の粒子径が25μm以下の範囲である請求項1に記載の加熱処理されたチーズ風味凍結乾燥食品の製造方法。”、である。
【0008】
次に、前記過熱蒸気処理は、120℃~250℃の範囲で実施することが好ましい。すなわち、本願第三の発明は、
“前記過熱蒸気処理を120℃~250℃で実施する請求項1に記載の加熱処理されたチーズ風味凍結乾燥食品の製造方法。”、である。
【発明の効果】
【0009】
本過熱蒸気処理によって二酸化ケイ素を混合したチーズ風味凍結乾燥食品の表面を短時間で焼成することができ、対象とするチーズ風味凍結乾燥食品が即席カップめんに使用された場合に、熱湯を注加した際においても即席食品に対して使用された場合において、湯戻しした後にも完全には溶解せずに形状を保持できる。
また、更に香ばしい風味を付与したチーズ風味凍結乾燥食品とすることができる。また、この処理を行ったチーズ風味凍結乾燥食品は、カップめんのあとのせかやくとしてそのまま食べてもサクサクとした良好な食感があり、焦がしたような香ばしい風味を得ることができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に本発明を実施するための形態を実施例を交えて記載する。但し、本発明は以下の実施例に限定されて解釈されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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