TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025132931
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-10
出願番号
2024030828
出願日
2024-02-29
発明の名称
熱界面接合部材及びその製造方法
出願人
学校法人早稲田大学
代理人
弁理士法人ドライト国際特許事務所
主分類
H01L
23/36 20060101AFI20250903BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】製造工程が容易であり、熱伝導性を向上できる熱界面接合部材及びその製造方法を提供する。
【解決手段】熱界面接合部材3は、熱硬化性樹脂の硬化物からなる。熱硬化性樹脂のモノマーを重合して硬化させる熱プレス工程を含んで製造し、例えば、熱プレス工程は、第1の温度で加熱する第1ステップと、第1ステップの後に、熱硬化性樹脂のモノマーの融点以上の第2の温度で加熱しながら加圧する第2ステップと、第2ステップの後に、熱硬化性樹脂の硬化温度以上の第3の温度で加熱しながら加圧する第3ステップとを含み、第1の温度よりも第2の温度が高く、第2の温度よりも第3の温度が高い製造方法とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
熱硬化性樹脂の硬化物からなる熱界面接合部材。
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
熱硬化性樹脂のモノマーを重合して硬化させる熱プレス工程を含む
熱硬化性樹脂の硬化物からなる熱界面接合部材の製造方法。
【請求項3】
前記熱プレス工程は、
第1の温度で加熱する第1ステップと、
前記第1ステップの後に、前記熱硬化性樹脂のモノマーの融点以上の第2の温度で加熱しながら加圧する第2ステップと、
前記第2ステップの後に、前記熱硬化性樹脂の硬化温度以上の第3の温度で加熱しながら加圧する第3ステップとを含み、
前記第1の温度よりも前記第2の温度が高く、前記第2の温度よりも前記第3の温度が高い
請求項2に記載の熱界面接合部材の製造方法。
【請求項4】
前記熱プレス工程は、第1被接合部材の接合界面に前記熱硬化性樹脂のモノマーと溶媒とを含む溶液を滴下し、前記第1被接合部材に接合される第2被接合部材を前記溶液を介して配置し、前記第1被接合部材と前記第2被接合部材とが近づく方向に押圧して加圧しながら加熱する
請求項2または3に記載の熱界面接合部材の製造方法。
【請求項5】
前記熱プレス工程は、10MPa以上の圧力で加圧する
請求項2に記載の熱界面接合部材の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、熱界面接合部材及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
電子デバイスの性能は当該電子デバイスと回路基板との固体間の接合界面で律されることが多いため、固体間の界面を電気的、熱的、機械的に接合する熱界面接合材料(Thermal Interface Material:TIM)の性能が重要となる。従来、TIMとして、柔軟な有機高分子樹脂と高熱伝導性のフィラーからなる複合材料が用いられているが、熱伝導性及び耐熱性が十分ではない。
【0003】
非特許文献1には、垂直配向性カーボンナノチューブと熱硬化性樹脂とを含有するTIMが開示されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
高橋佳大、横井建人、大沢利男、南昌樹、野田優「熱硬化性樹脂を用いた耐熱性熱界面材料の開発」,化学工学会第88年会、講演要旨集、PA139(2023年3月)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、非特許文献1に開示されたTIMを用いた場合は、製造工程が複雑であり、また、さらなる熱伝導性の向上が望まれる。
【0006】
そこで本発明は、製造工程が容易であり、熱伝導性を向上できる熱界面接合部材及びその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る熱界面接合部材は、熱硬化性樹脂の硬化物からなる。
【0008】
本発明に係る熱界面接合部材の製造方法は、熱硬化性樹脂のモノマーを重合して硬化させる熱プレス工程を含む製造方法により、熱硬化性樹脂の硬化物からなる熱界面接合部材を製造する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、製造工程が容易であり、熱伝導性を向上できる熱界面接合部材及びその製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施形態に係る熱界面接合部材の模式断面図である。
図2は、図1の熱界面接合部材の拡大図である。
図3は、実施形態の熱界面接合部材の製造方法を示す模式図である。
図4は、3ステップで行う熱プレス工程の温度プロファイルの一例を示す図である。
図5は、熱抵抗を測定するサンプルの模式構成図である。
図6は、第1実施例における加熱温度に対する熱抵抗の変化を示すグラフである。
図7は、第2実施例に係る熱抵抗評価の測定結果を示す図である。
図8は、第2実施例に係る熱抵抗値を比較する図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
学校法人早稲田大学
蛍光分析装置
1か月前
学校法人早稲田大学
周波数フィルタ
2か月前
学校法人早稲田大学
上腕動作補助装置
3か月前
学校法人早稲田大学
プラスチックの分解方法
7か月前
学校法人早稲田大学
熱界面接合部材及びその製造方法
3日前
株式会社島津製作所
合成システム
6か月前
学校法人早稲田大学
多重衝突パルス噴流圧縮方式のエンジン
3か月前
学校法人早稲田大学
超音波画像の探索装置及びそのプログラム
5か月前
オルト株式会社
オートファジー活性化剤
2か月前
学校法人早稲田大学
気象観測装置、気象観測方法及びプログラム
11日前
学校法人早稲田大学
情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
6か月前
学校法人早稲田大学
カーボンナノチューブの製造装置および製造方法
2日前
学校法人早稲田大学
金属又は合金薄膜付与アニオン交換膜の製造方法
5か月前
学校法人早稲田大学
量子計算方法、量子計算システム、及びプログラム
2か月前
NTT株式会社
検索装置、検索方法及びプログラム
2日前
学校法人早稲田大学
マップ更新装置、マップ更新方法、およびプログラム
3か月前
学校法人早稲田大学
マップ更新装置、マップ更新方法、およびプログラム
3か月前
ENEOS株式会社
メタノールの製造方法及び製造装置
3か月前
本田技研工業株式会社
環境表示装置及び環境表示システム
5か月前
国立大学法人 鹿児島大学
評価方法、評価装置及びプログラム
2か月前
積水化学工業株式会社
合成部材及び合成セグメントの施工方法
2か月前
積水化学工業株式会社
合成部材及び合成セグメントの施工方法
2か月前
NTT株式会社
配送計画装置、配送計画方法、及びプログラム
1か月前
公立大学法人横浜市立大学
データ収集システムおよびプログラム
15日前
学校法人早稲田大学
情報処理方法、情報処理装置、プログラム及び言語能力診断システム
4か月前
積水化学工業株式会社
被切削部材、被切削群、及び立坑壁の施工方法
2か月前
国立大学法人 熊本大学
パルス電流発生装置及びパルス電流発生方法
29日前
学校法人早稲田大学
表面増強ラマン散乱分光装置及び表面増強ラマン散乱測定用分光電解セル
8か月前
学校法人早稲田大学
空調機の性能測定方法、空調機の性能測定装置、及び、条件発生器の制御方法
7か月前
キリンホールディングス株式会社
酵素活性の評価方法、及び酵素活性評価用キット
6か月前
国立大学法人東京科学大学
アニーリング処理装置、アニーリング処理方法及びプログラム
1か月前
学校法人早稲田大学
スルフィド結合含有重合体、その製造方法、スルフィド結合含有重合体組成物、及び光学材料
2日前
日産自動車株式会社
DC/DCコンバータの制御方法、及び、DC/DCコンバータの制御装置
1か月前
日本電信電話株式会社
無線通信システム、送信機、無線通信方法、および無線通信用プログラム
7か月前
日本電信電話株式会社
無線通信システム、送信機、無線通信方法、および無線通信用プログラム
7か月前
日本電信電話株式会社
無線通信システム、無線通信装置、無線通信方法および無線通信用プログラム
7か月前
続きを見る
他の特許を見る