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公開番号
2025133382
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-11
出願番号
2024031296
出願日
2024-03-01
発明の名称
古紙パルプ中の異物検知方法
出願人
レンゴー株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
D21C
5/02 20060101AFI20250904BHJP(製紙;セルロースの製造)
要約
【課題】禁忌品を含む異物が混入した古紙原料を用いる製紙工程において、混入している異物の種類や大きさを含めて、高確率で存在を検知できるようにする。
【解決手段】古紙原料を用いて得られた古紙パルプスラリー又は古紙パルプスラリーから得られたパルプマットに対して、ハイパースペクトルカメラにより近赤外スペクトルを取得し、このスペクトルを解析することで古紙パルプスラリー中の異物を検知する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
古紙原料を用いて得られた古紙パルプスラリー又は前記古紙パルプスラリーから得られたパルプマットに対して、
ハイパースペクトルカメラにより近赤外スペクトルを取得し、前記近赤外スペクトルを解析することで、古紙パルプ中の異物を検知する異物検知方法。
続きを表示(約 160 文字)
【請求項2】
前記解析の方法として、次元圧縮した後に判別を行う、請求項1に記載の異物検知方法。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の異物検知方法を用いて前記古紙パルプスラリーに含まれる異物を検知し、検知された異物の構成に合わせて前記古紙パルプスラリーから異物を除去又は微細化を行って抄紙する製紙方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、古紙原料から古紙パルプを調製する工程において、異物を検知する方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
現在の製紙工場においては、古紙が重要な原料となっており、それから作られた古紙パルプを用いて新たな紙製品を製造することが多い。だが、回収される古紙原料にはどうしても異物が含まれてしまう。異物の中には、古紙パルプに含まれても製紙工程で問題ないものもある一方で、少量であっても品質低下につながる禁忌品もある。例えば、リサイクル工程で紙と同伴しやすいラミネート加工紙は、積層されたラミネートフィルムが禁忌品である。これらのような禁忌品を適切に排除しなければ、古紙パルプの製造工程の負担が増大したり、製造される製品の品質が低下する要因となったりする。
【0003】
そこで、製紙原料としての古紙の収集工程や選別工程、あるいは古紙を用いた製紙工程において、異物を検知して除去する方法が様々に検討されている。特許文献1では、製紙原料として用いられている晒パルプ中の夾雑物である異物を検出するために、それから得られたパルプシートに光を照射し、その透過光又は反射光を欠陥の面積に変換して、予め設定した管理値と比較することで、欠陥の発生状況を分類して検出し、欠陥品を除去する方法が提案されている。
【0004】
特許文献2では、異物を含んだまま流れる古紙パルプスラリーの流路に検査管を連結して、そこへ蛍光灯で投光し、透過した光を受光することで、リニアCCDカメラで異物を撮像する装置が提案されている。
【0005】
特許文献3では、禁忌品を含む古紙梱包品を解砕し、この解砕物に対してハイパースペクトルカメラにより測光した吸光度スペクトルに基づいてセルロース成分が支配的か否かを判断する、古紙パルプの製造方法が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平03-140849号公報
特開平06-43104号公報
特許第7105632号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1では透過光又は反射光を用い、特許文献2では透過光を用いて、異物の個数と面積とを検出しているものの、どちらの方法でも検出される異物の種類を特定することはできない。このため、発見された異物の種類にかかわらず、除去するという手段に行きつくことになり、必要以上に製造効率を低下させることになってしまう。
【0008】
とは言え特許文献2の方法では、古紙パルプスラリーの流路において検出するものであり、異物として主に想定されているのが、古紙の脱墨処理で除去されなかったカーボン粒子で、それ以外の成分の検出は困難であった。
【0009】
特許文献3の方法では、特許文献2における検査管よりも製造工程の上流側での検知を目指している。通常は実施されていない解砕、すなわち回収された古紙梱包品を解する工程を加えた上で、ごく上流の工程で検知が行われるため、ここで異物を含む古紙を分別できれば以降の下流への影響を防ぐことはできる。だが、解砕の段階では、ばらされた紙束が搬送コンベア上に展開されているような状態である(特許文献3[0033]~[0050])。仮に搬送コンベア上で全く重ならないように整列できたとしても、ハイパースペクトルカメラに向いた側の面しか判別することができず、逆の面にラミネート加工などされていた場合には検知することができない。カメラが向いた側の面が、セルロース成分が主体であるものとそうでないものとを分別することはできるものの、積層フィルムなどの場合に裏面までは検知することができなかった。また、水分の影響が少ない状態で近赤外スペクトルを測定しており、さらにその波形からセルロース成分が支配的な原料とそうでないものを区別しているだけで、異物の種類の特定までは難しかった。
【0010】
そこでこの発明は、禁忌品を含む異物が混入した古紙原料を用いる製紙工程において、混入している異物の種類や大きさを含めて、高確率で存在を検知できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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