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公開番号
2025133966
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-11
出願番号
2025118471,2022560680
出願日
2025-07-14,2021-10-04
発明の名称
電子ペン
出願人
株式会社ワコム
代理人
個人
,
個人
主分類
G06F
3/03 20060101AFI20250904BHJP(計算;計数)
要約
【課題】防水機能を備えると共に、フォルダブル端末に対して用いて好適な電子ペンを提供する。
【解決手段】電子ペン本体部2の第1シーリング部材22と第2シーリング部材26との間は、内側ボディ1が、第1シーリング部材22と第2シーリング部材26とに対して密着することによって密閉されて、当該部分に防水機能が実現される。また、電子ペン本体部と内側ボディとは一体となり、共に移動可能にされる。これにより、フォルダブル端末の対策についても、簡単かつ十分に施すことができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
先端側の周囲を覆う第1シーリング部材と、先端から後端側に離れた位置に外縁に沿って設けられた第2シーリング部材とを備える電子ペン本体部と、
筒状体であって、前記電子ペン本体部の先端から後端方向の所定部分を収納し、内壁面に対して、前記第1シーリング部材と前記第2シーリング部材とが密着する内側ボディと、
筒状体であって、前記電子ペン本体部の後端から先端方向の所定部分を収納し、前記内側ボディと嵌合する本体部ホルダと、
軸心方向に前記本体部ホルダが摺動移動可能となるよう、弾性体を介して前記本体部ホルダの後端側と接続される弾性体ホルダと、
を備えることを特徴とする電子ペン。
続きを表示(約 920 文字)
【請求項2】
前記電子ペン本体部に接続される芯体をさらに備え、
前記弾性体は、前記芯体に対し軸心方向に所定以上の圧力が加えられた場合に前記電子ペン本体部、前記本体部ホルダおよび前記内側ボディを軸心方向の後端側に摺動移動させる
請求項1に記載の電子ペン。
【請求項3】
前記電子ペン本体部、前記内側ボディ、前記本体部ホルダ、前記弾性体ホルダからなる部分を収納する外部筐体をさらに備え、
前記弾性体が軸心の後端側に摺動移動した際に、前記芯体が前記外部筐体の先端側の開口から突出しない状態となる
請求項2に記載の電子ペン。
【請求項4】
請求項1に記載の電子ペンであって、
前記電子ペン本体部の前記第2シーリング部材の後段には、回路基板と、前記回路基板を収納する上面側が開口となったハーフパイプ形状の基板保持部とが接続されており、
前記回路基板の上面は、樹脂により覆われる
ことを特徴とする電子ペン。
【請求項5】
請求項1に記載に電子ペンであって、
前記電子ペン本体部の前記第1シーリング部材と前記第2シーリング部材との間には、コイルが形成されている
ことを特徴とする電子ペン。
【請求項6】
請求項1に記載の電子ペンであって、
前記内側ボディと前記電子ペン本体部と前記電子ペン本体部ホルダと前記弾性体ホルダとからなる部分を収納する外側筐体と
を備え、
前記電子ペン本体部の前記第2シーリング部材の後段には、押下スイッチが搭載された回路基板が接続されており、
前記電子ペン本体部ホルダには、後端側の固定部から前記押下スイッチの上部を通るように、中空をペン先側に延伸された棒状の押し子部が設けられており、
前記回路基板の前記押下スイッチに対応する前記外側筐体の側面上の位置には、開口部が設けられると共に、当該開口部には操作部が設けられており、
前記回路基板の前記押下スイッチは、前記操作部と前記押し子部とを介して操作される
ことを特徴とする電子ペン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば、タブレットPC(Personal Computer)などの電子機器に搭載された位置検出装置に対して、座標を指示することにより情報の入力を可能にする電子ペンに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、タブレットPC(Personal Computer)やスマートフォンなどと呼ばれる高機能携帯電話端末などの電子機器においては、搭載された位置検出装置を通じて、より細かな描画入力を行うために、電子ペンによる指示入力が可能にされたものがある。携帯されて利用されることが多いタブレットPCや高機能電話端末での利用態様に鑑み、電子ペンについても細型化し、携帯により適したものとすることが考えられている。
【0003】
また、タブレットPCや高機能電話端末などの電子機器や電子ペンは、雨天時の屋外や海、川、湖沼、プールなどの水辺といった、水による影響を受けやすい環境下で使用されることも多くなってきている。このため、当該電子機器と共に、電子ペンについても防水対策の必要性が重要視されるようになってきている。電子ペンについての防水対策については、例えば後に記す特許文献1~3に開示されているものがある。
【0004】
特許文献1には、コイルや回路基板などの電子ペンの重要部品の全体をシールドするという全体シーリングを行う技術が開示されている。特許文献2には、電子ペン機能を実現する構成部材等が収納された内部筐体内の中空部分に樹脂を充填して、防水機能を付加する技術が開示されている。特許文献3には、筐体内部のペン先側や回路基板接続部分に、防水用の弾性部材(キャップ部材やシーリング部材)を設けて、外部からの水等の侵入を防止する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開2015/122280号
国際公開2017/149879号
特開2018-18149号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述した特許文献1~3に開示された技術は、電子ペンに防水機能を付加する技術として有用なものである。しかし、電子ペンに対しては、防水機能だけでなく、フォルダブル端末などと呼ばれる折り畳み式の携帯端末に対して使用するものとして、より適したものにしたいとする要求がある。ファルダブル端末は、折り畳み式であるため、従来の携帯端末のように表示画面上に強化ガラスなどの硬質の保護層を設けることができない。
【0007】
そこで、電子ペンの芯体により、フォルダブル端末の表示画面を傷付けることが無いように、電子ペンの芯体がフォルダブル端末の表示画面にして過度の筆圧をかけることが無いように対策をする必要がある。この場合、上述した特許文献1~3に記載された防水対策技術の場合、芯体は筆圧に応じて多少の摺動移動は可能であるが、芯体以外の電子ペン機能を実現する部分は、筐体内に固定されてしまう。このため、フォルダブル端末用の対策を簡単かつ十分に施せない。
【0008】
以上のことに鑑み、この発明は、防水機能を備えると共に、フォルダブル端末に対して用いて好適な電子ペンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、
先端側の周囲を覆う第1シーリング部材と、先端から後端側に離れた位置に外縁に沿って設けられた第2シーリング部材とを備える電子ペン本体部と、
筒状体であって、前記電子ペン本体部の先端から後端方向の所定部分を収納し、内壁面に対して、前記第1シーリング部材と前記第2シーリング部材とが密着する内側ボディと、
筒状体であって、前記電子ペン本体部の後端から先端方向の所定部分を収納し、前記内側ボディと嵌合する本体部ホルダと、
軸心方向に前記本体部ホルダが摺動移動可能となるよう、弾性体を介して前記本体部ホルダの後端側と接続される弾性体ホルダと、
を備えた電子ペンを提供する。
【0010】
この電子ペンによれば、電子ペン本体部の第1シーリング部材と第2シーリング部材との間は、これらのシーリング部材と内側ボディとが密着することによって密閉されて、当該部分に防水機能が付与される。また、電子ペン本体部と内側ボディとは一体となり、共に移動可能にされる。これにより、フォルダブル端末の対策についても、簡単かつ十分に施すことができるようにされる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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