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公開番号2025132677
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024030402
出願日2024-02-29
発明の名称自動採点装置、プログラム、及びシステム
出願人株式会社ワコム,国立大学法人東京農工大学
代理人個人,個人
主分類G06Q 50/20 20120101AFI20250903BHJP(計算;計数)
要約【課題】作図を伴う問題に関して、採点の自由度をより向上可能な自動採点装置、プログラム、及びシステムを提供する。
【解決手段】自動採点装置18は、作図を伴う問題に対する答案を示すデータであって、電子ペン14を用いたストローク操作を通じて形成されるストロークの集合を示すストロークデータ80と、作図を補助するための文房具16の使用アクションを示す使用データ82と、を含む答案データD2を取得する取得処理と、取得処理を通じて取得された答案データD2に基づいて答案の得点を算出する採点処理と、を実行する。
【選択図】図4


特許請求の範囲【請求項1】
1つ以上のプロセッサを備え、
前記1つ以上のプロセッサは、
作図を伴う問題に対する答案を示すデータであって、電子ペンを用いたストローク操作を通じて形成されるストロークの集合を示すストロークデータと、前記作図を補助するための文房具の使用アクションを示す使用データと、を含む答案データを取得する取得処理と、
前記取得処理を通じて取得された前記答案データに基づいて前記答案の得点を算出する採点処理と、
を実行する自動採点装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記採点処理は、
前記取得処理を通じて取得された前記答案データを解析して、前記答案の作成途中における前記文房具の使用アクション及び前記使用アクションに対応する図形要素を検出する検出演算と、
前記検出演算による前記使用アクション及び/又は前記図形要素の検出結果に応じて前記得点を算出する算出演算と、を含む、
請求項1に記載の自動採点装置。
【請求項3】
前記算出演算は、前記使用アクション及び/又は前記図形要素の検出結果から、決定規則に従って前記得点を算出する演算を含む、
請求項2に記載の自動採点装置。
【請求項4】
前記決定規則は、前記使用アクション、前記図形要素、及び前記作図の完成度のうちの少なくとも1つを説明変数とし、前記得点を目的変数とする決定木により記述される、
請求項3に記載の自動採点装置。
【請求項5】
前記算出演算は、
前記ストロークデータが示す前記作図の内容に基づいて前記答案の素点を算出する第1演算と、
前記使用アクション及び/又は前記図形要素の検出結果から決定規則に従って前記素点を調整して前記得点を算出する第2演算と、を含む、
請求項2に記載の自動採点装置。
【請求項6】
前記決定規則は、前記使用アクション及び/又は前記図形要素を説明変数とし、前記素点に作用する調整点を目的変数とする決定木により記述される、
請求項5に記載の自動採点装置。
【請求項7】
前記決定規則は、前記文房具が有する機能の発揮が検出された場合に前記素点に加点すること、又は、前記文房具が有する機能が発揮された結果を示す前記図面要素が検出された場合に前記素点に加点することである、
請求項5に記載の自動採点装置。
【請求項8】
前記決定規則は、前記作図の際に使用されるべき前記文房具の使用が検出されなかった場合に前記素点に減点することである、
請求項5に記載の自動採点装置。
【請求項9】
前記決定規則は、前記作図の際に使用が禁止されている前記文房具の使用が検出された場合に前記素点を無効化することである、
請求項5に記載の自動採点装置。
【請求項10】
前記図形要素は、前記使用アクションの実行時に配置される前記文房具の位置との間で特定の位置関係を満たすストロークを含む、
請求項1に記載の自動採点装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動採点装置、プログラム、及びシステムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、所与の問題に対する答案を示す答案データに解析処理を施して、答案の採点を自動的に行う自動採点技術が知られている。特に、被採点者が電子ペンを用いて手書き入力を行いながら答案を作成する「デジタル化」によって、採点の効率化が期待される。
【0003】
特許文献1では、採点対象の文字のストロークとストロークを構成するサブストロークとの座標情報により表現された標準パターンと入力パターンとが与えられ、標準パターンとの比較を通じて、該入力パターンが正しいか否かの評価を行う自動採点方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-037125号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、問題の種類は、教科・科目に応じて多岐にわたる。教科が算数又は数学の場合、問題の一例として、電子ペンとは別の文房具(例えば、コンパス・直線定規など)を用いて作図を行う「図形問題」が想定される。
【0006】
しかしながら、特許文献1の自動採点方法によれば、答案としての成果図形に基づいて採点されるので、被採点者の理解度を段階的に評価することが難しい場合がある。一例として、答案の作成過程において被採点者によって文房具が正しく使用された場合であっても、成果図形内に明示的に表現されていない以上、採点結果に反映されないという問題がある。
【0007】
本発明は上記した問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、作図を伴う問題に関して、採点の自由度をより向上可能な自動採点装置、プログラム、及びシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1態様における自動採点装置は、1つ以上のプロセッサを備え、前記1つ以上のプロセッサは、作図を伴う問題に対する答案を示すデータであって、電子ペンを用いたストローク操作を通じて形成されるストロークの集合を示すストロークデータと、前記作図を補助するための文房具の使用アクションを示す使用データと、を含む答案データを取得する取得処理と、前記取得処理を通じて取得された前記答案データに基づいて前記答案の得点を算出する採点処理と、を実行する。
【0009】
本発明の第2態様における自動採点プログラムは、作図を伴う問題に対する答案を示すデータであって、電子ペンを用いたストローク操作を通じて形成されるストロークの集合を示すストロークデータと、前記作図を補助するための文房具の使用アクションを示す使用データと、を含む答案データを取得する取得処理と、前記取得処理を通じて取得された前記答案データに基づいて前記答案の得点を算出する採点処理と、を1つ以上のプロセッサに実行させる。
【0010】
本発明の第3態様における自動採点システムは、電子ペンと、前記電子ペンによる作図を補助するための文房具と、前記電子ペン及び前記文房具の操作を通じて、作図を伴う問題に対する答案を示す答案データを生成する被採点者端末と、前記被採点者端末と通信可能に構成される自動採点装置であって、前記電子ペンを用いたストローク操作を通じて形成されるストロークの集合を示すストロークデータと、前記文房具の使用アクションを示す使用データと、を含む前記答案データを取得する取得処理と、前記取得処理を通じて取得された前記答案データに基づいて前記答案の得点を算出する採点処理と、を実行する自動採点装置と、を備える。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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