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公開番号2025131884
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2025103533,2024151205
出願日2025-06-19,2021-01-12
発明の名称位置検出方法及び位置検出装置
出願人株式会社ワコム
代理人弁理士法人そらおと
主分類G06F 3/041 20060101AFI20250902BHJP(計算;計数)
要約【課題】ダウンリンク信号の受信レベルが小さい場合には相対的に高い信号対ノイズ比を得つつ、ダウンリンク信号の受信レベルが大きい場合には相対的に高い精度でアクティブペンの位置を検出できるようにする。
【解決手段】本発明による位置検出方法は、複数のセンサ電極を含むセンサを用いてアクティブペンの位置を検出するための位置検出方法であって、アクティブペンのペン先に加わる圧力を示す筆圧値に応じて、アクティブペンのスキャンに使用する前記センサ電極の本数を変更する、位置検出方法である。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
複数のセンサ電極を含むセンサを用いてアクティブペンの位置を検出するための位置検出方法であって、
前記アクティブペンのペン先に加わる圧力を示す筆圧値に応じて、前記アクティブペンのスキャンに使用する前記センサ電極の本数を変更する、
位置検出方法。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記筆圧値により前記アクティブペンがパネル面に接触していることが示される場合に、第1の本数の前記センサ電極を用いて前記アクティブペンのスキャンを行う一方、
前記筆圧値により前記アクティブペンが前記パネル面に接触していないことが示される場合には、前記第1の本数より少ない第2の本数の前記センサ電極を用いて前記アクティブペンのスキャンを行う、
請求項1に記載の位置検出方法。
【請求項3】
前記筆圧値により前記アクティブペンがパネル面に接触していないことが示される場合に前記アクティブペンとパッシブポインタの検出を時分割で行う第1の動作モードにエントリし、
前記筆圧値により前記アクティブペンがパネル面に接触していることが示される場合に前記アクティブペンを行う一方で前記パッシブポインタの検出を行わない第2の動作モードにエントリし、
前記第1の動作モードでは、前記第2の動作モードよりも少ない本数の前記センサ電極を用いて前記アクティブペンのスキャンを行う、
請求項1に記載の位置検出方法。
【請求項4】
前記アクティブペンのスキャンは、前記アクティブペンが送信した所定時間長の位置信号を、前記アクティブペンのスキャンに使用する複数の前記センサ電極のそれぞれにおいて順に受信する処理を含み、
前記アクティブペンのスキャンに使用する前記センサ電極の本数が少ないほど、前記センサ電極1本あたりの前記位置信号の受信時間は長い、
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の位置検出方法。
【請求項5】
複数のセンサ電極を含むセンサを用いてアクティブペンの位置を検出する位置検出装置であって、
前記アクティブペンのペン先に加わる圧力を示す筆圧値に応じて、前記アクティブペンのスキャンに使用する前記センサ電極の本数を変更する、
位置検出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はポインタの位置検出方法及びセンサコントローラに関し、特に、パッシブポインタ及びアクティブペンの位置検出を行うためのポインタの位置検出方法及びセンサコントローラに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
アクティブ静電方式の電子ペン(以下、「アクティブペン」と称する)による入力と、指又は指と同様に信号を送信しない補助デバイス(以下、「パッシブポインタ」と総称する)による入力との両方に対応した入力システムが知られている。なお、パッシブポインタの位置検出は、パッシブポインタの先端とパネル面内に配置されるセンサ電極との間に生ずる容量結合を検出することによって行われる。以下では、アクティブペンによる入力を「ペン入力」と称し、パッシブポインタによる入力を「タッチ入力」と称する。この種の入力システムは一般に、パネル面上におけるアクティブペン及びパッシブポインタそれぞれの位置を時分割で検出し、オペレーティングシステムに供給するよう構成される。
【0003】
特許文献1には、このような入力システムの一例が開示されている。特許文献1に記載の入力システムは、1パネル面分のパッシブポインタの位置検出を2回以上に分割して行うように構成される。これは、アクティブペンの位置検出を、高い検出レートかつ等間隔で行えるようにするためである。また、特許文献1には、パッシブポインタの検出結果とアクティブペンの検出結果とを相互に利用することにより、それぞれの誤検出を防止する技術も開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6473554号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、本願の発明者は、上述した特許文献1の例よりもさらに高いアクティブペンの位置の検出レートを得るべく、アクティブペンが検出されている場合には、パッシブポインタの位置検出を止めてしまうことを検討している。以下、アクティブペン及びパッシブポインタそれぞれの位置を時分割で検出する入力システムの動作モードを「SPT(Simultaneous Pen Touch)モード」と称し、パッシブポインタの位置検出を止めアクティブペンの位置のみを検出する入力システムの動作モードを「排他モード」と称する。
【0006】
しかしながら、アクティブペンが検出されている場合に入力システムを排他モードに切り替えることにすると、当然のことであるが、アクティブペンが検出されているときにはタッチ入力ができなくなる。そうすると、パネル面のごく近くにアクティブペンがあるという状態でのタッチ入力ができなくなるので、例えば右手でペン入力を行っているときにペン先をパネル面から少し離し、その間に左手でピンチアウト操作(2本の指の間の距離を次第に広げる、という内容のジェスチャー操作)を行って表示を拡大するという操作など、一部の操作の際にユーザに不便を感じさせてしまう。
【0007】
したがって、本発明の目的の一つは、排他モードを利用しつつも、パネル面のごく近くにアクティブペンがあるという状態でのタッチ入力を可能にするポインタの位置検出方法を提供することにある。
【0008】
また、特許文献1に記載されるように、パッシブポインタの検出結果とアクティブペンの検出結果とを相互に利用すれば、それぞれの誤検出を防止することができるが、入力システムを排他モードに切り替えてしまうと、パッシブポインタの検出が行われなくなることから、この誤検出防止が機能しなくなる。
【0009】
したがって、本発明の目的の他の一つは、排他モードを利用しつつも、できるだけ長い期間にわたり誤検出防止機能を利用できるポインタの位置検出方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明によるポインタの位置検出方法は、複数のセンサ電極を含むセンサに接続されたセンサコントローラによって実行され、前記センサを用いて、信号を送信しないパッシブポインタの位置と、先端部分に設けられたペン電極からペン信号を送信可能に構成されたアクティブペンの位置とを検出するポインタの位置検出方法であって、前記アクティブペンのペン先に加わる圧力を示す筆圧値を取得する取得ステップと、前記筆圧値に応じて前記センサコントローラの動作モードを制御する制御ステップと、を含み、前記制御ステップは、 前記筆圧値により前記ペン先がパネル面に接触していないことが示される場合に、前記センサコントローラの動作モードを、前記パネル面上における前記アクティブペン及び前記パッシブポインタそれぞれの位置を時分割で検出する第1の動作モードとし、前記筆圧値により前記ペン先が前記パネル面に接触していることが示される場合に、前記センサコントローラの動作モードを、前記パネル面上における前記アクティブペンの位置検出を行う一方、前記パネル面上における前記パッシブポインタの位置検出を行わない第2の動作モードとする、ポインタの位置検出方法である。
(【0011】以降は省略されています)

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