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公開番号
2025135716
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024033632
出願日
2024-03-06
発明の名称
モルタル又はコンクリート、及びそれを用いた構造体
出願人
日本特殊陶業株式会社
代理人
個人
主分類
C04B
28/02 20060101AFI20250911BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約
【課題】化学的安定性に優れ、抗菌効果が長時間持続するモルタル又はコンクリート、及びそれを用いた構造体を提供する。
【解決手段】セメントと、骨材と、を含むモルタル又はコンクリート2aであって、さらに、希土類元素と、モリブデン、タングステン、及びバナジウムから選択される少なくとも1種の元素と、を含む複合酸化物セラミックス、を含有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
セメントと、骨材と、を含むモルタル又はコンクリートであって、
さらに、希土類元素と、モリブデン、タングステン、及びバナジウムから選択される少なくとも1種の元素と、を含む複合酸化物セラミックス、を含有することを特徴とするモルタル又はコンクリート。
続きを表示(約 800 文字)
【請求項2】
前記モルタル又はコンクリートにおける前記複合酸化物セラミックスの含有割合が0.1質量%以上であることを特徴とする請求項1に記載のモルタル又はコンクリート。
【請求項3】
前記希土類元素が、La、Ce、及びGdから選択される少なくとも1種であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のモルタル又はコンクリート。
【請求項4】
前記複合酸化物セラミックスが(La
2-x
Ce
x
)(Mo
2-y
W
y
)O
9
で表される(ただし、x=0~2、y=0~2である)ことを特徴とする、請求項1又は2に記載のモルタル又はコンクリート。
【請求項5】
前記複合酸化物セラミックスがLa
2
(Mo
2-y
W
y
)O
9
で表される(ただし、y=0~2である)ことを特徴とする、請求項1又は2に記載のモルタル又はコンクリート。
【請求項6】
前記複合酸化物セラミックスがLa
2
Mo
2
O
9
で表されることを特徴とする、請求項4に記載のモルタル又はコンクリート。
【請求項7】
前記複合酸化物セラミックスがLa
2
MoWO
9
で表されることを特徴とする、請求項4に記載のモルタル又はコンクリート。
【請求項8】
請求項1又は2に記載のモルタル又はコンクリートを、少なくとも自身の表面に有することを特徴とする構造体。
【請求項9】
配管形状をなし、前記モルタル又はコンクリートを自身の内面に有することを特徴とする請求項8に記載の構造体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、抗菌剤を含有するモルタル又はコンクリート、及びそれを用いた構造体に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、上下水道等の水処理施設において、コンクリートの腐食・劣化が問題となっている。この原因として、下水や下水汚泥中に存在する嫌気性の硫酸塩還元細菌と硫黄酸化細菌が硫酸を生成し、この硫酸がコンクリートと化学反応してコンクリートを劣化させると考えられている。また、コンクリートの腐食過程では硫化水素も発生し、さらにコンクリートを劣化させる。
そこで、抗菌・抗ウイルス性の材料である、Ag(銀)やCu(銅)などの化合物をコンクリートに含有させた技術(特許文献1)が開発されている。
【0003】
一方、抗菌・抗ウイルス性の材料として、上述のAg(銀)やCu(銅)や光触媒の他、自己撥水性と抗菌・抗ウイルス性能を併せ持つ複合酸化物セラミックスが開発されている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-175772号
国際公開W202O/017493号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、銀や銅からなる抗菌剤は、特に硫化水素に対する化学的安定性が良好でなく、H
2
Sで硫化することで、溶出量が減少し、抗菌効果が低下する虞がある。また、三酸化タングステン等の光触媒は、下水道配管内などの暗所では抗菌効果が得られない。
【0006】
そこで、本発明は、化学的安定性に優れ、抗菌効果が長時間持続するモルタル又はコンクリート、及びそれを用いた構造体の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明のモルタル又はコンクリートは、セメントと、骨材と、を含むモルタル又はコンクリートであって、さらに、希土類元素と、モリブデン、タングステン、及びバナジウムから選択される少なくとも1種の元素と、を含む複合酸化物セラミックス、を含有することを特徴とする。
【0008】
このモルタル又はコンクリートによれば、抗菌効果のある複合酸化物セラミックスの化学的安定性に優れるため、抗菌効果が長時間持続する。
【0009】
本発明のモルタル又はコンクリートにおいて、前記モルタル又はコンクリートにおける前記複合酸化物セラミックスの含有割合が0.1質量%以上でああってもよい。
このモルタル又はコンクリートによれば、抗菌効果を発揮しつる、モルタル又はコンクリートの強度を確保できる。
【0010】
本発明のモルタル又はコンクリートにおいて、前記希土類元素が、La、Ce、及びGdから選択される少なくとも1種であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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