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公開番号2025136687
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024035441
出願日2024-03-08
発明の名称鞍乗型車両
出願人本田技研工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B62J 17/10 20200101AFI20250911BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】部品形状の工夫によって、フロントカウルとサイドカウルとの間の隙間を通る走行風を良好に整流することができる鞍乗型車両を提供する。
【解決手段】車体の前部および側部を覆うフロントカウル(9)と、該フロントカウル(9)の車幅方向外側に所定の隙間(G)を有して重ねて配設されるサイドカウル(12)とを有する鞍乗型車両(1)において、前記隙間(G)には、前後方向に延びる導風部(51)が設けられ、前記導風部(51)の前部は、車体後方に向けて上方に傾斜する第1傾斜部(55)と、前記第1傾斜部(55)の後部から車体後上方に傾斜する第2傾斜部(54)とを有する。前記第1傾斜部(55)には、凹部または凸部(60,70)が形成されている。
【選択図】図4



特許請求の範囲【請求項1】
車体の前部および側部を覆うフロントカウル(9)と、該フロントカウル(9)の車幅方向外側に所定の隙間(G)を有して重ねて配設されるサイドカウル(12)とを有する鞍乗型車両(1)において、
前記隙間(G)には、前後方向に延びる導風部(51)が設けられ、
前記導風部(51)の前部は、車体後方に向けて上方に傾斜する第1傾斜部(55)と、前記第1傾斜部(55)の後部から車体後上方に傾斜する第2傾斜部(54)とを有し、
前記第1傾斜部(55)には、凹部または凸部(60,70)が形成されていることを特徴とする鞍乗型車両。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記導風部(51)は、前記第1傾斜部(55)およびまたは前記第2傾斜部(54)の後部に、車体前後方向に指向する第3傾斜部(56)を有し、
前記第2傾斜部(54)が、板状部材からなり、
前記第2傾斜部(54)の後端と前記第3傾斜部(56)の前端部は、上下方向に離間することを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。
【請求項3】
前記フロントカウル(9)の車幅方向外側面(9b)と、前記サイドカウル(12)の車幅方向内側面(12a)と、前記導風部(51)の上面とによって上方に開放端を有する前側流路(W1)が形成され、
前記フロントカウル(9)に、後方に向かうにつれて車幅方向外側に張り出すと共に、前記前側流路(W1)の上方かつ車幅方向外側に位置する膨出縁(9a)が形成されており、
前記前側流路(W1)が、後方に向かうにつれて車幅方向外側に傾斜して延びることを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗型車両。
【請求項4】
前記フロントカウル(9)の車幅方向外側面(9b)と前記第1傾斜部(55)とがなす角度(θ2)が鋭角であることを特徴とする請求項3に記載の鞍乗型車両。
【請求項5】
前記導風部(51)は、前記フロントカウル(9)の車幅方向外側面(9b)から車幅方向外側に立設しており、
前記第2傾斜部(54)が、後方に向かうにつれて車幅方向寸法が小さくなる形状とされることを特徴とする請求項3または4に記載の鞍乗型車両。
【請求項6】
前記フロントカウル(9)には、前記後側流路(51)の前方寄りの位置に貫通孔(9c)が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗型車両。
【請求項7】
前記凹部または凸部(60,70)の少なくとも一部が、前記第2傾斜部(54)の上面に設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗型車両。
【請求項8】
前記凹部または凸部(60,70)は、前記導風部(51)の上面より傾斜角度の小さい降下面(61,71)と、該降下面(61,71)の後端から上方に起立する起立部(62,72)とからなる窪みであることを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗型車両。
【請求項9】
前記導風部(51)の上面と前記起立部(62,72)とがなす角度(θ1)が略直角をなすことを特徴とする請求項8に記載の鞍乗型車両。
【請求項10】
前記起立部(62,72)が車幅方向に指向することを特徴とする請求項9に記載の鞍乗型車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鞍乗型車両に係り、特に、車体前方から受ける走行風を整流するためのフロントカウルおよびサイドカウルを備える鞍乗型車両に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、ヘッドライトを支持すると共に車体の前部から側部にかけての部分を覆うフロントカウルと、該フロントカウルの車幅方向外側に重ねて配設されるサイドカウルとを有する鞍乗型車両が知られている。
【0003】
特許文献1には、フロントカウルとサイドカウルとの間に所定の隙間を設け、この隙間に走行風を通して車体の前面投影面積を低減するようにした構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-98362号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1の構成のようにカウル間に隙間を設けたとき、周辺部品の形状によってはフロントカウルとサイドカウルとの間の隙間を通る走行風が増加し、サイドカウルの後上方に位置する燃料タンクの表面に沿って流れやすくなるため、この走行風を積極的に剥離させることで車両バンク時の応答性を向上させたいという要望があった。隙間に走行風が入ると、通過する空気の流れが速くなってしまう。その場合、走行風が車体表面から剥離しにくくなるため、通過する走行風に対して流速を落とすための対応が必要であった。この隙間を広げる(流路面積を広げる)か、または、隙間を埋めることで流れる風を遮ったり流速を落としたりすることが考えられるが、その場合、前面投影面積が増してしまうという課題が生じる。
【0006】
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、部品形状の工夫によって、フロントカウルとサイドカウルとの間の隙間を通る走行風を良好に整流することができる鞍乗型車両を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するために、本発明は、車体の前部および側部を覆うフロントカウル(9)と、該フロントカウル(9)の車幅方向外側に所定の隙間(G)を有して重ねて配設されるサイドカウル(12)とを有する鞍乗型車両(1)において、前記隙間(G)には、前後方向に延びる導風部(51)が設けられ、前記導風部(51)の前部は、車体後方に向けて上方に傾斜する第1傾斜部(55)と、前記第1傾斜部(55)の後部から車体後上方に傾斜する第2傾斜部(54)とを有し、前記第1傾斜部(55)には、凹部または凸部(60,70)が形成されている点に第1の特徴がある。
【0008】
また、前記導風部(51)は、前記第1傾斜部(55)およびまたは前記第2傾斜部(54)の後部に、車体前後方向に指向する第3傾斜部(56)を有し、前記第2傾斜部(54)が、板状部材からなり、前記第2傾斜部(54)の後端と前記第3傾斜部(56)の前端部は、上下方向に離間する点に第2の特徴がある。
【0009】
また、前記フロントカウル(9)の車幅方向外側面(9b)と、前記サイドカウル(12)の車幅方向内側面(12a)と、前記導風部(51)の上面との間に、前記走行風(W)を後上方に導く前側流路(W1)が形成され、前記フロントカウル(9)に、後方に向かうにつれて車幅方向外側に張り出すと共に、前記前側流路(W1)の上方かつ車幅方向外側に位置する膨出縁(9a)が形成されており、前記前側流路(W1)が、後方に向かうにつれて車幅方向外側に傾斜して延びる点に第3の特徴がある。
【0010】
また、前記フロントカウル(9)の車幅方向外側面(9b)と前記第1傾斜部(55)とがなす角度(θ2)が鋭角である点に第4の特徴がある。
(【0011】以降は省略されています)

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