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公開番号
2025138093
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-25
出願番号
2024036890
出願日
2024-03-11
発明の名称
波長変換装置及び波長変換方法
出願人
レーザーテック株式会社
代理人
個人
主分類
G02F
1/37 20060101AFI20250917BHJP(光学)
要約
【課題】出力光の安定性を向上させることができる波長変換装置及び波長変換方法を提供する。
【解決手段】本開示に係る波長変換装置は、出力光の波長を入力光の波長から変換する非線形光学結晶30の基準面31での、入力光の複数の入力位置ごとの波長変換効率を、入力位置に対応付けて記憶した変換効率マップMPであって、非線形光学結晶30の複数の温度条件ごとの変換効率マップMPを記憶した記憶手段101と、記憶手段101から選択された2つ以上の温度条件での変換効率マップMPに基づいて、非線形光学結晶30に対して入力光を入射する入射位置を決定する入射位置決定手段102と、入射位置決定手段102により決定された入射位置に入力光が入射するように、非線形光学結晶30と前記入力光との相対位置をを移動させる移動手段40を制御する制御手段103と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
出力光の波長を入力光の波長から変換する非線形光学結晶の基準面での、前記入力光の複数の入力位置ごとの波長変換効率を、前記入力位置に対応付けて記憶した変換効率マップであって、前記非線形光学結晶の複数の温度条件ごとの前記変換効率マップを記憶した記憶手段と、
前記記憶手段から選択された2つ以上の前記温度条件での前記変換効率マップに基づいて、前記非線形光学結晶に対して前記入力光を入射する入射位置を決定する入射位置決定手段と、
前記入射位置決定手段により決定された前記入射位置に前記入力光が入射するように、前記非線形光学結晶と前記入力光との相対位置を移動させる移動手段を制御する制御手段と、
を備えた波長変換装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記入射位置決定手段は、
選択した2つ以上の前記温度条件での前記変換効率マップに基づいて、少なくとも1つの前記温度条件における前記波長変換効率が所定の閾値以上となる前記入力位置の座標である適合座標を特定し、
当該適合座標から前記入射位置を決定する、
請求項1に記載の波長変換装置。
【請求項3】
前記入射位置決定手段は、
選択した2つ以上の前記温度条件での前記変換効率マップに基づいて、複数の前記入力位置の座標における各座標についての複数の前記温度条件での前記波長変換効率のうち、最大の前記波長変換効率である最大変換効率を特定し、
当該最大変換効率が所定の閾値以上となる前記入力位置の座標である適合座標を特定し、
当該適合座標から前記入射位置を決定する、
請求項1に記載の波長変換装置。
【請求項4】
前記入射位置決定手段は、
選択した2つ以上の前記温度条件での前記変換効率マップに基づいて、複数の前記温度条件での前記波長変換効率が所定の閾値以上となる前記入力位置の座標である適合座標を特定し、
当該適合座標から前記入射位置を決定する、
請求項1に記載の波長変換装置。
【請求項5】
前記入射位置決定手段は、
複数の前記適合座標のみからなる経路を生成し、
当該経路内の前記適合座標から前記入射位置を決定する、
請求項2~4のいずれか1項に記載の波長変換装置。
【請求項6】
前記入射位置決定手段は、前記経路内の第1の適合座標を前記入射位置として決定した後に次の前記入射位置を決定する際に、前記経路内の前記適合座標であってかつ前記第1の適合座標に隣接する第2の適合座標を次の入射位置として決定し、以降ではこれを繰り返す、
請求項5に記載の波長変換装置。
【請求項7】
前記入射位置決定手段は、前記経路が一筆書きとなるように前記入射位置を決定する、
請求項6に記載の波長変換装置。
【請求項8】
前記非線形光学結晶は、所定面側で非線形光学結晶の温度調整を行う温度調整手段に接し、
前記経路は、所定面に沿う向きの複数の第1線分と、当該第1線分をつなぐ第2線分とを含み、
前記第1線分の長さは、第2線分の長さより長い、
請求項5に記載の波長変換装置。
【請求項9】
前記経路は、前記所定面に最も近い前記第1線分に属する前記適合座標を始点とし、且つ、前記所定面に最も遠い前記第1線分に属する前記適合座標を終点とするように生成されるか、または、前記所定面に最も遠い前記第1線分に属する前記適合座標を始点とし、且つ、前記所定面に最も近い前記第1線分に属する前記適合座標を終点とするように生成される、
請求項8に記載の波長変換装置。
【請求項10】
前記非線形光学結晶は、所定面側で前記非線形光学結晶の温度調整を行う温度調整手段に接し、
前記制御手段は、前記変換効率マップに基づき特定される前記入射位置における前記波長変換効率が所定の閾値以上となる温度を目標温度として、前記非線形光学結晶の前記温度を、前記温度調整手段に調整させる、
請求項1に記載の波長変換装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、波長変換装置及び波長変換方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1~9には、非線形光学結晶を用いた波長変換装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-055695号公報
特許第5825642号公報
特開2003-057696号公報
特開2004-022946号公報
特開平10-268367号公報
特許第4729093号公報
特開2006-317724号公報
特許第4565207号公報
特許第4572074号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
入力光の波長を変換した出力光の安定性が所望されている。
【0005】
本開示は、上記の問題を解決するためになされたものであり、出力光の安定性を向上させることができる波長変換装置及び波長変換方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示にかかる波長変換装置は、出力光の波長を入力光の波長から変換する非線形光学結晶の基準面での、前記入力光の複数の入力位置ごとの波長変換効率を、前記入力位置に対応付けて記憶した変換効率マップであって、前記非線形光学結晶の複数の温度条件ごとの前記変換効率マップを記憶した記憶手段と、前記記憶手段から選択された2つ以上の前記温度条件での前記変換効率マップに基づいて、前記非線形光学結晶に対して前記入力光を入射する入射位置を決定する入射位置決定手段と、前記入射位置決定手段により決定された前記入射位置に前記入力光が入射するように、前記非線形光学結晶と前記入力光との相対位置を移動させる移動手段を制御する制御手段と、を備える。
【0007】
上記波長変換装置では、前記入射位置決定手段は、選択した2つ以上の前記温度条件での前記変換効率マップに基づいて、少なくとも1つの前記温度条件における前記波長変換効率が所定の閾値以上となる前記入力位置の座標である適合座標を特定し、当該適合座標から前記入射位置を決定してもよい。
【0008】
上記波長変換装置では、前記入射位置決定手段は、選択した2つ以上の前記温度条件での前記変換効率マップに基づいて、複数の前記入力位置の座標における各座標についての複数の前記温度条件での前記波長変換効率のうち、最大の前記波長変換効率である最大変換効率を特定し、当該最大変換効率が所定の閾値以上となる前記入力位置の座標である適合座標を特定し、当該適合座標から前記入射位置を決定してもよい。
【0009】
上記波長変換装置では、前記入射位置決定手段は、選択した2つ以上の前記温度条件での前記変換効率マップに基づいて、複数の前記温度条件での前記波長変換効率が所定の閾値以上となる前記入力位置の座標である適合座標を特定し、当該適合座標から前記入射位置を決定してもよい。
【0010】
上記波長変換装置では、前記入射位置決定手段は、複数の前記適合座標のみからなる経路を生成し、当該経路内の前記適合座標から前記入射位置を決定してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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