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公開番号
2025135481
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-18
出願番号
2024033354
出願日
2024-03-05
発明の名称
画像投影装置
出願人
株式会社小糸製作所
代理人
弁理士法人プロウィン
主分類
G02B
27/01 20060101AFI20250910BHJP(光学)
要約
【課題】偏光サングラス等を使用した場合にも視認性を確保することが可能な画像投影装置を提供する。
【解決手段】虚像(P)を表示するための表示部(WS)に対して画像光を投影する画像投影装置(100)であって、画像光を照射する画像照射部(10)と、画像光を表示部(WS)に対して投影する投影光学部(20,30)とを有し、画像光の経路中に、画像光の偏光方向を切り替える偏光切替部(70)が設けられており、偏光切替部(70)を透過した画像光は、第一偏光方向または第一偏光方向に交差する第二偏光方向である画像投影装置(100)。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
虚像を表示するための表示部に対して画像光を投影する画像投影装置であって、
前記画像光を照射する画像照射部と、
前記画像光を前記表示部に対して投影する投影光学部とを有し、
前記画像光の経路中に、前記画像光の偏光方向を切り替える偏光切替部が設けられており、
前記偏光切替部を透過した前記画像光は、第一偏光方向または前記第一偏光方向に交差する第二偏光方向であることを特徴とする画像投影装置。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の画像投影装置であって、
前記偏光切替部は、スロー軸とファスト軸で半波長の位相差を生じる二分の一波長板を備えることを特徴とする画像投影装置。
【請求項3】
請求項2に記載の画像投影装置であって、
前記偏光切替部は、前記二分の一波長板を面内方向で回転させる回転駆動部を有し、
前記二分の一波長板に入射する前記画像光の偏光方向に対して、前記スロー軸および前記ファスト軸の方向を回転させることを特徴とする画像投影装置。
【請求項4】
請求項3に記載の画像投影装置であって、
前記二分の一波長板を保持する保持部を備え、
前記回転駆動部は前記保持部を回転させることを特徴とする画像投影装置。
【請求項5】
請求項2に記載の画像投影装置であって、
前記偏光切替部は、前記二分の一波長板を前記画像光の経路に対して挿入および取り出しする抜挿駆動部を有することを特徴とする画像投影装置。
【請求項6】
請求項1から5の何れか一つに記載の画像投影装置であって、
前記第一偏光方向および前記第二偏光方向は、それぞれ前記表示部に対するp偏光およびs偏光であることを特徴とする画像投影装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像投影装置に関し、特に画像照射部からの照射光を反射して視点に到達させる画像投影装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、車両内に各種情報を表示する装置として、アイコンを点灯表示する計器盤が用いられている。また、表示する情報量の増加とともに、計器盤に画像表示装置を埋め込むことや、計器盤全体を画像表示装置で構成することも提案されている。
【0003】
しかし、計器盤は車両のフロントガラス(ウィンドシールド)より下方に位置しているため、計器盤に表示された情報を運転者が視認するには、運転中に視線を下方に移動させる必要があるため好ましくない。そこで、フロントガラスに画像を投影して、運転者が車両の前方を視認したときに情報を読み取れるようにするヘッドアップディスプレイ(以下HUD:Head Up Display)も提案されている(例えば、特許文献1,2を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-119248号公報
特開2019-119262号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし従来の画像投影装置においては、ウィンドシールドでの光の反射はP偏光の成分の反射率が低く、S偏光の成分の反射率が高いという傾向がある。このため、画像照射部から照射される照射光の偏光方向は、ウィンドシールドに対するS偏光となるように設定される。これにより、視点の位置に到達する照射光は、P偏光を含まないS偏光のみの光となる。
【0006】
しかし、外光が強い環境や雪道での走行時には、搭乗者が偏光サングラスを装着してウィンドシールドから外部を視認する場合がある。このとき、車外の物体によって反射された光もS偏光であるため、偏光サングラスはS偏光をカットしてP偏光を透過するように設定されている。したがって、偏光サングラスを装着した搭乗者には、ウィンドシールドで反射された照射光のS偏光が偏光サングラスでカットされてしまい、照射光によって結像された画像の視認が困難になるという問題があった。
【0007】
そこで本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであり、偏光サングラス等を使用した場合にも視認性を確保することが可能な画像投影装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の画像投影装置は、虚像を表示するための表示部に対して画像光を投影する画像投影装置であって、前記画像光を照射する画像照射部と、前記画像光を前記表示部に対して投影する投影光学部とを有し、前記画像光の経路中に、前記画像光の偏光方向を切り替える偏光切替部が設けられており、前記偏光切替部を透過した前記画像光は、第一偏光方向または前記第一偏光方向に交差する第二偏光方向であることを特徴とする。
【0009】
このような本発明の画像投影装置では、画像光の経路中に偏光切替部を設け、画像光の偏光方向を第一偏光方向と第二偏光方向で切り替えるため、偏光サングラスの着用・非着用に応じて適切な偏光方向で虚像を投影することができ、偏光サングラス等を使用した場合にも視認性を確保することが可能となる。
【0010】
また、本発明の一態様では、前記偏光切替部は、スロー軸とファスト軸で半波長の位相差を生じる二分の一波長板を備える。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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