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公開番号
2025130116
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-08
出願番号
2024027073
出願日
2024-02-27
発明の名称
反射防止フィルム
出願人
アイカ工業株式会社
代理人
主分類
G02B
1/111 20150101AFI20250901BHJP(光学)
要約
【課題】手触り感や低指紋認識性に優れ、且つ良好な視認性と反射防止特性を有する反射防止フィルムを提供する。
【解決手段】光透過性を有する基材フィルムにハードコート層、低屈折率層がこの順番で積層されており、前記ハードコート層が、必須成分として反応性ナノシリカと、疎水性シリカを含み、前記疎水性シリカの平均粒子径が1~5μmで且つハードコート層の厚みに対し1.1~2.0倍であり、
前記低屈折率層が、必須成分として中空ナノシリカと、ナノ無機微粒子と、レベリング剤を含み、
積層体のヘイズが30~60%であることを特徴とする反射防止フィルムである。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
光透過性を有する基材フィルムにハードコート層、低屈折率層がこの順番で積層されており、
前記ハードコート層が、必須成分として反応性ナノシリカ(A)と、疎水性シリカ(B)を含み、前記(B)の平均粒子径が1~5μmで且つハードコート層の厚みに対し1.1~2.0倍であり、
前記低屈折率層が、必須成分として中空ナノシリカ(C)と、ナノ無機微粒子(D)(但し(A)及び(C)を除く)と、レベリング剤(E)を含み、
積層体のヘイズが30~60%であることを特徴とする反射防止フィルム。
続きを表示(約 290 文字)
【請求項2】
前記(A)の配合量が、ハードコート層全量に対し10~30重量%であることを特徴とする請求項1記載の反射防止フィルム。
【請求項3】
前記(A)の平均粒子径が、1~100nmであることを特徴とする請求項1又は2いずれか記載の反射防止フィルム。
【請求項4】
前記ハードコート層に、更にレベリング剤を含むことを特徴とする請求項1又は2いずれか記載の反射防止フィルム。
【請求項5】
前記(D)の配合量が、低屈折率層全量に対し1.0~15.0重量%であることを特徴とする請求項1又は2いずれか記載の反射防止フィルム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はハードコート層と低屈折率層が積層された反射防止フィルムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、表示装置と入力手段を兼ね備えたタッチパネルは幅広い分野で使用されているが、その代表例であるカーナビやスマートフォンなどは、画像の視認性を向上させるため、表面に微細な凹凸が形成された防眩性フィルムを用い、蛍光灯や太陽光などの反射光を散乱させることで映り込みを目立たなくしている。
【0003】
出願人はこうした用途に用いることが可能な防眩フィルムとして、過去に多官能(メタ)アクリレートと特定構造のフッ素変性樹脂と透光性微粒子と2種類以上のレベリング剤を含む樹脂組成物を硬化させた防眩性フィルムを発明している(特許文献1)。この発明は、指紋がつきにくく外光の光が乱反射しにくいため、視認性が非常に良好な優れたものであった。しかしながら、従来のディスプレイと比較し、ピクセル数が大幅に増加した高精細なディスプレイの場合は、既存の防眩フィルムを用いると、映像光の乱反射に起因するチラつきが顕著になり、画像の視認性を著しく損なうという課題が明らかになってきた。また防指紋性についても、根強い要望があった。
【0004】
こうしたチラつきに対する視認性の向上要求に加え、最近では蛍光灯などの外部光源の反射が少ない反射防止特性を付加することにより、更に視認性を向上させる要求も強くなっている。このような、高精細でちらつき感が少なく良好な視認性と共に、防指紋性(低指紋認識性)に優れ、反射防止性能を兼ね備えたハードコートフィルムを実現するためには改善の余地があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5602999号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の課題は手触り感や低指紋認識性に優れ、且つ良好な視認性と反射防止特性を有する反射防止フィルムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するため請求項1の発明は、光透過性を有する基材フィルムにハードコート層、低屈折率層がこの順番で積層されており、前記ハードコート層が、必須成分として反応性ナノシリカ(A)と、疎水性シリカ(B)を含み、前記(B)の平均粒子径が1~5μmで且つハードコート層の厚みに対し1.1~2.0倍であり、前記低屈折率層が、必須成分として中空ナノシリカ(C)と、ナノ無機微粒子(D)(但し(A)及び(C)を除く)と、レベリング剤(E)を含み、積層体のヘイズが30~60%であることを特徴とする反射防止フィルムを提供する。
【0008】
請求項2の発明は、前記(A)の配合量が、ハードコート層全量に対し10~30重量%であることを特徴とする請求項1記載の反射防止フィルムを提供する。
【0009】
請求項3の発明は、前記(A)の平均粒子径が、1~100nmであることを特徴とする請求項1又は2いずれか記載の反射防止フィルムを提供する。
【0010】
請求項4の発明は、前記ハードコート層に、更にレベリング剤を含むことを特徴とする請求項1又は2いずれか記載の反射防止フィルムを提供する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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