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公開番号
2025140036
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-29
出願番号
2024039180
出願日
2024-03-13
発明の名称
スロットルグリップ装置
出願人
朝日電装株式会社
代理人
個人
主分類
F02D
11/02 20060101AFI20250919BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】スロットルグリップの回転操作時に初期位置に向かって確実に付勢力を付与することができるとともに、付勢手段が径方向に振れてしまうのを抑制して操作性を維持することができるスロットルグリップ装置を提供する。
【解決手段】スロットルグリップGが正回転したとき、スロットルグリップGを初期位置に向かって付勢する第1付勢手段R1と、スロットルグリップGが逆回転したとき、スロットルグリップGを初期位置に向かって付勢する第2付勢手段R2とを具備したスロットルグリップ装置であって、第1付勢手段R1は、第1弾性部材S1と、連動部材1の回転力を軸方向に変換して第1弾性部材S1を軸方向に圧縮する第1圧縮部材D1とを有するとともに、第2付勢手段R2は、第2弾性部材S2と、連動部材1の回転力を軸方向に変換して第2弾性部材S2を軸方向に圧縮する第2圧縮部材D2とを有するものである。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
車両のハンドルパイプの先端側に取り付けられ、運転者による回転操作が可能とされるとともに、初期位置から所定方向に正回転及び当該所定方向とは逆方向の逆回転が可能とされたスロットルグリップと、
前記ハンドルパイプ内に延設され、前記スロットルグリップの正回転及び逆回転に連動して回転し得る連動部材と、
前記スロットルグリップが正回転したとき、前記スロットルグリップを初期位置に向かって付勢する第1付勢手段と、
前記スロットルグリップが逆回転したとき、前記スロットルグリップを初期位置に向かって付勢する第2付勢手段と、
前記連動部材の回転角度を検出することにより前記スロットルグリップの回転角度を検出し得る回転角度検出手段と、
を具備し、前記回転角度検出手段で検出された前記スロットルグリップの正回転時の回転角度に応じて車両の駆動源を制御可能とされるとともに、前記スロットルグリップが逆回転したとき車両の所定の機能を作動又は非作動とし得るスロットルグリップ装置であって、
前記第1付勢手段は、前記連動部材の軸方向に圧縮されることにより弾性力が生じる第1弾性部材と、前記連動部材の回転力を軸方向に変換し、前記第1弾性部材を軸方向に圧縮して付勢力を得る第1圧縮部材とを有するとともに、前記第2付勢手段は、前記連動部材の軸方向に圧縮されることにより弾性力が生じる第2弾性部材と、前記連動部材の回転力を軸方向に変換し、前記第2弾性部材を軸方向に圧縮して付勢力を得る第2圧縮部材とを有する、ことを特徴とするスロットルグリップ装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第1付勢手段及び第2付勢手段は、前記連動部材の軸方向に並設されたことを特徴とする請求項1記載のスロットルグリップ装置。
【請求項3】
前記第1弾性部材及び第2弾性部材は、前記連動部材にそれぞれ取り付けられた圧縮コイルスプリングから成ることを特徴とする請求項1記載のスロットルグリップ装置。
【請求項4】
前記第1圧縮部材及び第2圧縮部材は、前記連動部材の軸方向に対して所定角度勾配したカム面を有し、前記スロットルグリップが正回転又は逆回転したとき、前記カム面のカム作用によって前記連動部材の軸方向に移動して前記第1弾性部材又は第2弾性部材を圧縮することを特徴とする請求項1記載のスロットルグリップ装置。
【請求項5】
前記第1圧縮部材及び第2圧縮部材は、前記連動部材の外周面において軸方向に向かって螺旋状に延びたネジ形状に嵌合し、前記スロットルグリップが正回転又は逆回転したとき、前記ネジ形状に沿って移動して前記第1弾性部材又は第2弾性部材を圧縮することを特徴とする請求項1記載のスロットルグリップ装置。
【請求項6】
前記連動部材を覆って取り付けられたカバー部材を具備するとともに、前記第1圧縮部材及び第2圧縮部材は、前記カバー部材の内周面において軸方向に向かって螺旋状に延びたネジ形状に嵌合し、前記スロットルグリップが正回転又は逆回転したとき、前記ネジ形状に沿って移動して前記第1弾性部材又は第2弾性部材を圧縮することを特徴とする請求項1記載のスロットルグリップ装置。
【請求項7】
前記スロットルグリップの先端側に所定の重量を有したバランサを取り付け可能な先端固定部材を具備したことを特徴とする請求項1記載のスロットルグリップ装置。
【請求項8】
前記第1付勢手段は前記スロットルグリップの基端側、前記第2付勢手段は前記スロットルグリップの先端側にそれぞれ配設されたことを特徴とする請求項1記載のスロットルグリップ装置。
【請求項9】
前記第1付勢手段は前記スロットルグリップの先端側、前記第2付勢手段は前記スロットルグリップの基端側にそれぞれ配設されたことを特徴とする請求項1記載のスロットルグリップ装置。
【請求項10】
前記第1付勢手段及び第2付勢手段は、前記第1弾性部材及び第2弾性部材が前記連動部材の軸方向に対して互いに隣接して取り付けられ、その両側位置に前記第1圧縮部材及び第2圧縮部材がそれぞれ取り付けられたことを特徴とする請求項1記載のスロットルグリップ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、スロットルグリップの回転操作に基づいて車両の駆動源が制御されるスロットルグリップ装置に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
近時の二輪車においては、スロットルグリップの回転角度をセンサにて検出し、その検出値を電気信号として二輪車が搭載する電子制御装置等に送信して駆動源を制御するよう構成されたものが普及している。例えば、特許文献1には、二輪車のハンドルパイプ内にスロットルグリップの回転操作と連動するインナロータを具備し、インナロータの回転角度を磁気センサにて検出可能なスロットルグリップ装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-7995号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来のスロットルグリップ装置においては、スロットルグリップを初期位置に向かって付勢するリターンスプリング(付勢手段)について、スロットルグリップの回転操作に応じてハンドルパイプ内で周方向に捩られて付勢力を得る構成とされていた。このため、スロットルグリップを回転操作する際、リターンスプリングが捩られる過程で径方向に振れてしまい、ハンドルパイプの内周面と干渉する可能性があり、操作性が悪化する虞があった。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、スロットルグリップの回転操作時に初期位置に向かって確実に付勢力を付与することができるとともに、付勢手段が径方向に振れてしまうのを抑制して操作性を維持することができるスロットルグリップ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の発明は、車両のハンドルパイプの先端側に取り付けられ、運転者による回転操作が可能とされるとともに、初期位置から所定方向に正回転及び当該所定方向とは逆方向の逆回転が可能とされたスロットルグリップと、前記ハンドルパイプ内に延設され、前記スロットルグリップの正回転及び逆回転に連動して回転し得る連動部材と、前記スロットルグリップが正回転したとき、前記スロットルグリップを初期位置に向かって付勢する第1付勢手段と、前記スロットルグリップが逆回転したとき、前記スロットルグリップを初期位置に向かって付勢する第2付勢手段と、前記連動部材の回転角度を検出することにより前記スロットルグリップの回転角度を検出し得る回転角度検出手段と、を具備し、前記回転角度検出手段で検出された前記スロットルグリップの正回転時の回転角度に応じて車両の駆動源を制御可能とされるとともに、前記スロットルグリップが逆回転したとき車両の所定の機能を作動又は非作動とし得るスロットルグリップ装置であって、前記第1付勢手段は、前記連動部材の軸方向に圧縮されることにより弾性力が生じる第1弾性部材と、前記連動部材の回転力を軸方向に変換し、前記第1弾性部材を軸方向に圧縮して付勢力を得る第1圧縮部材とを有するとともに、前記第2付勢手段は、前記連動部材の軸方向に圧縮されることにより弾性力が生じる第2弾性部材と、前記連動部材の回転力を軸方向に変換し、前記第2弾性部材を軸方向に圧縮して付勢力を得る第2圧縮部材とを有する、ことを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のスロットルグリップ装置において、前記第1付勢手段及び第2付勢手段は、前記連動部材の軸方向に並設されたことを特徴とする。
【0008】
請求項3記載の発明は、請求項1記載のスロットルグリップ装置において、前記第1弾性部材及び第2弾性部材は、前記連動部材にそれぞれ取り付けられた圧縮コイルスプリングから成ることを特徴とする。
【0009】
請求項4記載の発明は、請求項1記載のスロットルグリップ装置において、前記第1圧縮部材及び第2圧縮部材は、前記連動部材の軸方向に対して所定角度勾配したカム面を有し、前記スロットルグリップが正回転又は逆回転したとき、前記カム面のカム作用によって前記連動部材の軸方向に移動して前記第1弾性部材又は第2弾性部材を圧縮することを特徴とする。
【0010】
請求項5記載の発明は、請求項1記載のスロットルグリップ装置において、前記第1圧縮部材及び第2圧縮部材は、前記連動部材の外周面において軸方向に向かって螺旋状に延びたネジ形状に嵌合し、前記スロットルグリップが正回転又は逆回転したとき、前記ネジ形状に沿って移動して前記第1弾性部材又は第2弾性部材を圧縮することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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