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公開番号2025129677
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-05
出願番号2024026465
出願日2024-02-26
発明の名称車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類F02D 29/02 20060101AFI20250829BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】サーキットモードへの切り替えを拒否する際の燃料の燃焼条件に関する適合工数を低減する車両を提供することを目的とする。
【解決手段】車両は、エンジンと、前記エンジンを搭載する車両の現在の位置がサーキット内であると前記車両のユーザが操作する携帯端末が判定した場合に、前記携帯端末から送信される要求に基づいて、前記エンジンを前記車両の走行機能が向上するサーキットモードで制御するエンジン制御部と、を備え、前記エンジン制御部は、前記エンジンに供給される燃料が前記サーキットモードにおいて安定して燃焼するための全ての燃焼条件の中の一部の燃焼条件が不成立であると判定した場合、前記要求に関わらずに、前記サーキットモードへの切り替えを拒否する。
【選択図】図4

特許請求の範囲【請求項1】
エンジンと、
前記エンジンを搭載する車両の現在の位置がサーキット内であると前記車両のユーザが操作する携帯端末が判定した場合に、前記携帯端末から送信される要求に基づいて、前記エンジンを前記車両の走行機能が向上するサーキットモードで制御するエンジン制御部と、を備え、
前記エンジン制御部は、前記エンジンに供給される燃料が前記サーキットモードにおいて安定して燃焼するための全ての燃焼条件の中の一部の燃焼条件が不成立であると判定した場合、前記要求に関わらずに、前記サーキットモードへの切り替えを拒否する、
ことを特徴とする車両。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記エンジン制御部は、前記エンジンが前記サーキットモードで制御されて前記車両が走行している最中に、前記一部の燃焼条件が不成立であると判定した場合、前記車両の挙動が安定する停車後に、前記サーキットモードをオフにする、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両。
【請求項3】
前記車両の車室内に設けられる表示装置の表示を制御する表示制御部をさらに備え、
前記表示制御部は、前記車両の現在の位置がサーキット外であると前記携帯端末が判定した場合に、前記携帯端末から送信される指示に基づいて、前記車両の停車を要請する表示を前記表示装置に出力し、
前記エンジン制御部は、前記車両の挙動が安定する停車後に、前記サーキットモードをオフにする、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両。
【請求項4】
前記車両に設けられ、前記携帯端末と前記エンジン制御部との通信を制御する通信制御部をさらに備え、
前記エンジン制御部は、前記通信制御部から送信される信号を受信しない場合、前記サーキットモードをオフにする、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両。
【請求項5】
前記エンジン制御部は、前記エンジンの始動を行うスタータのオン時から前記スタータのオフ時に所定時間を加えた時までの間、前記エンジンに対するフェールセーフ制御に関する判定を除外する、
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は車両に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
自車の安全設定や燃料節約などのためにある諸機能を制限するリミッタが知られている。安全設定のためにある諸機能としては、例えば、アンチロック・ブレーキシステム(Anti-lock Brake System)などの横滑り防止機能が知られている。燃料節約のためにある諸機能としては、例えば、走行状態によって自動的にエンジンの「3分の1または半分」を休ませて燃料を節約する可変シリンダーシステム(Variable Cylinder Management)などが知られている。
【0003】
また、現在の自車の位置を、GPS(Global Positioning System)により取得したデータと地図情報とから特定し、サーキット路であれば操舵力のアシスト量を変える技術が知られている。その他、自車がサーキット内に位置すると判定した場合に、上述したリミッタを解除する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-199382号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、自車がサーキット内に位置する場合に、リミッタが解除されると、例えば燃料の節約が緩和される。ところが、燃料の節約が緩和されても、例えば燃料の噴射量や、エンジンが吸入する吸気の温度などによっては、燃料がエンジンの内部で安定して燃焼されない可能性がある。この場合、サーキット路において自車の走行性能の向上を図るサーキットモードに切り替えても、自車の走行性能が十分に向上しない可能性がある。
【0006】
したがって、例えばサーキットモードへの切り替えを許可する場合、エンジンに供給される燃料が安定して燃焼するか否かを判定する数多くの燃焼条件の全てに適合するか否かを事前に判定することが望ましい。しかしながら、このような燃焼条件の全てに適合するか否かを個別に判定すれば、適合工数が増大するおそれがある。サーキットモードへの切り替えを拒否する場合であっても同様に、適合工数が増大するおそれがある。適合工数が増大すれば、燃焼条件の適合に時間がかかる可能性がある。
【0007】
そこで、本発明では、サーキットモードへの切り替えを拒否する際の燃料の燃焼条件に関する適合工数を低減する車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る車両は、エンジンと、前記エンジンを搭載する車両の現在の位置がサーキット内であると前記車両のユーザが操作する携帯端末が判定した場合に、前記携帯端末から送信される要求に基づいて、前記エンジンを前記車両の走行機能が向上するサーキットモードで制御するエンジン制御部と、を備え、前記エンジン制御部は、前記エンジンに供給される燃料が前記サーキットモードにおいて安定して燃焼するための全ての燃焼条件の中の一部の燃焼条件が不成立であると判定した場合、前記要求に関わらずに、前記サーキットモードへの切り替えを拒否する。
【0009】
上記構成において、前記エンジン制御部は、前記エンジンが前記サーキットモードで制御されて前記車両が走行している最中に、前記一部の燃焼条件が不成立であると判定した場合、前記車両の挙動が安定する停車後に、前記サーキットモードをオフにしてもよい。
【0010】
上記構成において、前記車両の車室内に設けられる表示装置の表示を制御する表示制御部をさらに備え、前記表示制御部は、前記車両の現在の位置がサーキット外であると前記携帯端末が判定した場合に、前記携帯端末から送信される指示に基づいて、前記車両の停車を要請する表示を前記表示装置に出力し、前記エンジン制御部は、前記車両の挙動が安定する停車後に、前記サーキットモードをオフにしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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