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公開番号2025130453
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-08
出願番号2024027621
出願日2024-02-27
発明の名称車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類F02D 45/00 20060101AFI20250901BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】サーキットモードへの切り替えの有無に関わらず、オーバーレブの発生を一意に判定する車両を提供することを目的とする。
【解決手段】車両は、エンジンと、前記エンジンを搭載する車両の現在の位置がサーキット内であると前記車両のユーザが操作する携帯端末が判定した場合に、前記携帯端末から送信される要求に基づいて、前記エンジンを前記車両の走行機能が向上するサーキットモードで制御するエンジン制御部と、を備え、前記エンジン制御部は、前記サーキットモードに基づいて、前記エンジンの第1最高回転数を前記第1最高回転数より高い第2最高回転数に引き上げる場合、前記エンジンのオーバーレブの判定に使用する、前記第1最高回転数と関連付けられた閾値を、前記第1最高回転数の引き上げに関わらずに利用する。
【選択図】図4

特許請求の範囲【請求項1】
エンジンと、
前記エンジンを搭載する車両の現在の位置がサーキット内であると前記車両のユーザが操作する携帯端末が判定した場合に、前記携帯端末から送信される要求に基づいて、前記エンジンを前記車両の走行機能が向上するサーキットモードで制御するエンジン制御部と、を備え、
前記エンジン制御部は、前記サーキットモードに基づいて、前記エンジンの第1最高回転数を前記第1最高回転数より高い第2最高回転数に引き上げる場合、前記エンジンのオーバーレブの判定に使用する、前記第1最高回転数と関連付けられた閾値を、前記第1最高回転数の引き上げに関わらずに利用する、
ことを特徴とする車両。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記エンジン制御部は、前記サーキットモードへの切り替えが発生する度に、前記切り替えの回数を計数し、前記エンジンのエンジン部品の故障診断に使用する前記切り替えの総回数を含む第1情報を、前記サーキットモードへの切替年月日を含む第2情報と関連付けて、前記車両が備える複数の記憶装置のいずれかに記録する、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両。
【請求項3】
前記車両の車室内に設けられる表示装置の表示を制御する表示制御部をさらに備え、
前記表示制御部は、前記第1最高回転数の前記第2最高回転数への引き上げに基づいて、前記エンジンの回転数を示す第1メータ表示領域と前記第1メータ表示領域に隣接する高回転数側の第2メータ表示領域との第1境界回転数を高回転数側の第2境界回転数に引き上げる、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は車両に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
自車の安全設定や燃料節約などのためにある諸機能を制限するリミッタが知られている。安全設定のためにある諸機能としては、例えば、アンチロック・ブレーキシステム(Anti-lock Brake System)などの横滑り防止機能が知られている。燃料節約のためにある諸機能としては、例えば、走行状態によって自動的にエンジンの「3分の1または半分」を休ませて燃料を節約する可変シリンダーシステム(Variable Cylinder Management)などが知られている。
【0003】
また、現在の自車の位置を、GPS(Global Positioning System)により取得したデータと地図情報とから特定し、サーキット路であれば操舵力のアシスト量を変える技術が知られている。その他、自車がサーキット内に位置すると判定した場合に、上述したリミッタを解除する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-199382号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、自車の走行状態によっては、エンジンの回転数が設計時の想定最高回転数を超えて上昇する、いわゆるオーバーレブが発生する場合がある。この場合、エンジンの部品に想定を超える大きな応力が掛かることにより、部品の耐久性が低下するおそれがある。例えば、エンジンのコネクティングロッドやピストン、シリンダヘッド、カムシャフトといった部品に想定を超える大きな応力が掛かると、これらの部品の耐久性が低下するおそれがある。部品の耐久性の低下を抑制するために、オーバーレブの発生がリミッタによって制限されてもよい。
【0006】
一方で、サーキット路において自車の走行性能の向上を図るサーキットモードでは、オーバーレブの発生を制限するリミッタを解除して、エンジンの最高回転数を引き上げることも想定される。この場合、部品の耐久性の低下は、オーバーレブの発生ではなく、自車の運転者の意図に基づくサーキットモードへの切り替えに起因する。
【0007】
サーキットモードへの切り替えの有無により、オーバーレブの発生を判定する基準が異なれば、部品の耐久性の低下を発見することが困難になる可能性がある。例えば、サーキットモードへの切り替えに伴い、上述したように、エンジンの最高回転数を引き上げることも想定される。しかしながら、エンジンの最高回転数の引き上げに伴い、同じタイミングで、オーバーレブの発生を判定する当初の第1閾値が別の第2閾値に引き上がると、オーバーレブの発生が判定され難くなる。
【0008】
そこで、本発明では、サーキットモードへの切り替えの有無に関わらず、オーバーレブの発生を一意に判定する車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る車両は、エンジンと、前記エンジンを搭載する車両の現在の位置がサーキット内であると前記車両のユーザが操作する携帯端末が判定した場合に、前記携帯端末から送信される要求に基づいて、前記エンジンを前記車両の走行機能が向上するサーキットモードで制御するエンジン制御部と、を備え、前記エンジン制御部は、前記サーキットモードに基づいて、前記エンジンの第1最高回転数を前記第1最高回転数より高い第2最高回転数に引き上げる場合、前記エンジンのオーバーレブの判定に使用する、前記第1最高回転数と関連付けられた閾値を、前記第1最高回転数の引き上げに関わらずに利用する。
【0010】
上記構成において、前記エンジン制御部は、前記サーキットモードへの切り替えが発生する度に、前記切り替えの回数を計数し、前記エンジンのエンジン部品の故障診断に使用する前記切り替えの総回数を含む第1情報を、前記サーキットモードへの切替年月日を含む第2情報と関連付けて、前記車両が備える複数の記憶装置のいずれかに記録してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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