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公開番号2025127665
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-02
出願番号2024024496
出願日2024-02-21
発明の名称内燃機関の制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類F02M 21/02 20060101AFI20250826BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】始動スイッチのオン操作から燃料噴射までの時間を短縮する内燃機関の制御装置を提供する。
【解決手段】制御装置は、燃料噴射弁による燃料噴射を始動スイッチがオン操作されたことを条件として実行する燃料噴射処理と、燃料供給系からの燃料の漏洩の有無を前記始動スイッチがオン操作されたことを条件として判定する判定処理と、前記始動スイッチがオン操作される可能性の有無を前記始動スイッチのオン操作の前に推定する推定処理と、を実行し、前記燃料噴射処理は、前記始動スイッチがオン操作された場合であっても前記判定処理が完了していないときには前記燃料噴射を実行しない処理であり、前記判定処理は、始動スイッチがオン操作されていない場合であっても前記推定処理において前記始動スイッチのオン操作が実行される可能性が有ると推定されたときに開始される処理である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載される内燃機関の制御装置であって、
燃料噴射弁による燃料噴射を前記内燃機関の始動スイッチがオン操作されたことを条件として実行する燃料噴射処理と、
燃料供給系からの燃料の漏洩の有無を前記始動スイッチがオン操作されたことを条件として判定する判定処理と、
前記始動スイッチがオン操作される可能性の有無を前記始動スイッチのオン操作の前に推定する推定処理と、
を実行し、
前記燃料噴射処理は、前記始動スイッチがオン操作された場合であっても前記判定処理が完了していないときには前記燃料噴射を実行しない処理であり、
前記判定処理は、前記始動スイッチがオン操作されていない場合であっても前記推定処理において前記始動スイッチのオン操作が実行される可能性が有ると推定されたときに開始される処理である、
内燃機関の制御装置。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記車両は、乗降ドアの開操作から前記始動スイッチのオン操作までの期間である始動準備期間に二つの異なる状態の間で前記状態が切り替わる車載機器を備え、
前記推定処理は、
前記車載機器の前記状態の切り替わりが検出されたことに基づいて前記始動スイッチのオン操作が実行される可能性が有ると推定する処理である
請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
【請求項3】
前記推定処理は、
前記車両の乗降ドアのロック機構によるロックが解除されたこと、
前記乗降ドアが開操作されたこと、
前記車両のシートが乗員を支持する状態に変化したこと、
および前記車両のシートベルトが乗員を拘束する状態に変化したこと、
のうち少なくとも1つが検出されたことに基づいて前記始動スイッチのオン操作が実行される可能性が有ると推定する処理である
請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
【請求項4】
水素の濃度を検出する濃度検出装置を備え、
前記燃料噴射弁は、前記燃料として水素ガスを噴射する弁であり、
前記判定処理は、
前記濃度検出装置が検出する水素の濃度に基づいて燃料供給系からの前記燃料の漏洩を判定する処理である
請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
【請求項5】
前記判定処理は、
前記判定処理を開始してからの経過時間が所定の応答時間に達したときに、前記濃度検出装置が検出する水素の濃度に基づいて水素の漏洩の有無を判定する処理である、
請求項4に記載の内燃機関の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、内燃機関の制御装置に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、内燃機関の制御装置を開示している。この制御装置は、燃料の漏洩の有無を検出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-250141号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の制御装置は、始動スイッチのオン操作を契機に燃料供給系からの燃料の漏洩の有無の判定を開始する。このため、特許文献1に記載の漏洩判定方法を、燃料の漏洩が無いことを条件に燃料噴射弁の燃料噴射を実行する内燃機関に対して適用した場合、始動スイッチのオン操作から燃料噴射までの時間が長くなるおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための内燃機関の制御装置は、車両に搭載される内燃機関の制御装置であって、燃料噴射弁による燃料噴射を前記内燃機関の始動スイッチがオン操作されたことを条件として実行する燃料噴射処理と、燃料供給系からの燃料の漏洩の有無を前記始動スイッチがオン操作されたことを条件として判定する判定処理と、前記始動スイッチがオン操作される可能性の有無を前記始動スイッチのオン操作の前に推定する推定処理と、を実行し、前記燃料噴射処理は、前記始動スイッチがオン操作された場合であっても前記判定処理が完了していないときには前記燃料噴射を実行しない処理であり、前記判定処理は、前記始動スイッチがオン操作されていない場合であっても前記推定処理において前記始動スイッチのオン操作が実行される可能性が有ると推定されたときに開始される処理であることをその要旨とする。
【0006】
上記構成によれば、制御装置は、始動スイッチのオン操作が実行される可能性が有ると推定されたときにも判定処理を開始する。この場合、始動スイッチがオン操作されたときに判定処理を開始する場合と比較して、判定処理が早期に完了する。したがって、始動スイッチのオン操作から燃料噴射までの時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、制御装置の一実施形態の全体構成を示す概略図である。
図2は、同制御装置が実行する処理の手順を示すフローチャートである。
図3は、始動スイッチがオン操作されるタイミングと判定処理が開始されるタイミングとの関係を示すタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図1~図3を参照して、内燃機関の制御装置の一実施形態を説明する。
<内燃機関および制御装置>
図1に示す内燃機関10は、水素ガスを燃料として稼働する内燃機関である。内燃機関10は、車両200に搭載される。以下、水素ガスを燃料という場合がある。
【0009】
内燃機関10は、燃料供給系10aを備える。燃料供給系10aは、タンク20、第1遮断弁21、第2遮断弁22、減圧弁30、燃料配管41、デリバリパイプ42、および複数の燃料噴射弁52を備えている。
【0010】
タンク20は、燃料を圧縮した状態で貯蔵している。燃料配管41は、燃料が流れる燃料通路であって、タンク20とデリバリパイプ42とを接続している。デリバリパイプ42には、各燃料噴射弁52が接続されている。
(【0011】以降は省略されています)

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