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公開番号
2025140216
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-29
出願番号
2024039444
出願日
2024-03-13
発明の名称
菓子用スポンジ生地
出願人
日本製紙株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A21D
10/00 20060101AFI20250919BHJP(ベイキング;生地製造または加工の機械あるいは設備;ベイキングの生地)
要約
【課題】本発明によれば、セルロース微細繊維を用いることで、時間経過を経ても十分な柔らかさがあり、食感の良い米粉を使用した菓子用スポンジ生地を得ることを課題とする。
【解決手段】米粉、セルロース微細繊維を含むことを特徴とする菓子用スポンジ生地。
該セルロース微細繊維が、カルボキシメチル化変性されていることを特徴とし、
さらに該セルロース微細繊維はセルロースナノファイバーであることを特徴とする菓子用スポンジ生地。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
米粉、セルロース微細繊維を含むことを特徴とする菓子用スポンジ生地。
続きを表示(約 300 文字)
【請求項2】
前記セルロース微細繊維が、カルボキシメチル化変性されていることを特徴とする請求項1に記載の菓子用スポンジ生地。
【請求項3】
前記セルロース微細繊維が、セルロースナノファイバーであることを特徴とする請求項1~2いずれかに記載の菓子用スポンジ生地。
【請求項4】
グルテンを含まないことを特徴とする請求項1~2いずれかに記載の菓子用スポンジ生地。
【請求項5】
請求項1~4いずれかに記載の菓子用スポンジ生地を用いた洋菓子。
【請求項6】
請求項1~4いずれかに記載の菓子用スポンジ生地を用いたロールケーキ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、菓子用スポンジ生地に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、菓子用スポンジ生地を使用したロールケーキ等のデザート類はコンビニスイーツなどの発展により需要が大変伸びている。このようなデザート類は工業集約的に大量生産が求められており、スポンジ生地が一定の柔軟性を有しない場合には、工場で巻き上げる際に割れやひび割れが生じ、大量の不良品を発生するという問題がある。さらにロールケーキ等に使用される菓子用スポンジ生地は、しっとり感やふんわり感が好まれる傾向にあり、卵を起泡し、小麦粉や乳を混合して、ふんわりと仕上げたものが好まれる傾向にあった。そのため、従来から菓子用スポンジ生地の原材料として使われる小麦粉、卵、乳等はその代替が難しく、多くの場合そのまま使われていた。
【0003】
しかしながら、食物アレルギー対策を行った食品には高い注目が注がれ始めている。食物アレルギーとは、ある食物を摂取した後に免疫学的機序を介して引き起こされる生体にとって不利益な症状をいう。特に、小麦、卵、乳は、食物アレルギーの発症頻度が高く、これらを喫食できないアレルギー患者は多い。しかしながら、前述の通り従来のロールケーキは原材料の小麦粉、卵、牛乳等を代替えし難く、これらのアレルギーを有する人々は食することができないという問題を有している。
【0004】
また一方で、日本を初めとする東南アジア諸国では米が伝統的に主食として用いられているが、日本では米の消費量が年々低下している。小麦に比べて単位面積当たりの収量が多く、栄養学的にもすぐれたバランス食品である米を、その用途を拡大したり消費量を増加させることが望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2003-199497号公報
特開2023-95131号公報 しかしながら、米粉を用いたスポンジ生地であっても、例えば生クリームなどの水分量の多いものと長期間接触させると水分平衡の観点から生地の保水力が足りず、生地が硬くなったり、亀裂が入ったりし食感が低下する問題があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明においては、セルロース微細繊維を用いることで、時間経過を経ても十分な柔らかさがあり、食感の良い米粉を使用した菓子用スポンジ生地を得られることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0007】
すなわち本発明は以下の(1)~(4)である。
(1)米粉、セルロース微細繊維を含むことを特徴とする菓子用スポンジ生地。
(2)前記セルロース微細繊維が、カルボキシメチル化変性されていることを特徴とする(1)に記載の菓子用スポンジ生地。
(3)前記セルロース微細繊維が、セルロースナノファイバーであることを特徴とする(1)~(2)いずれかに記載の菓子用スポンジ生地。
(4)グルテンを含まないことを特徴とする(1)~(2)いずれかに記載の菓子用スポンジ生地。
(5)(1)~(4)いずれかに記載の菓子用スポンジ生地を用いた洋菓子。
(6)(1)~(4)いずれかに記載の菓子用スポンジ生地を用いたロールケーキ。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、セルロース微細繊維を用いることで、時間経過を経ても十分な柔らかさがあり、食感の良い米粉を使用した菓子用スポンジ生地を得られる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例及び比較例で得たロールケーキに分銅処理を行った後、天面から目視観察した観察写真である。
実施例及び比較例で得たロールケーキの、冷蔵保存前後の断面の観察写真である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を詳細に説明する。本発明において「~」は端値を含む。すなわち「X~Y」はその両端の値XおよびYを含む。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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