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公開番号2025140859
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2024040469
出願日2024-03-14
発明の名称非水電解液二次電池用積層セパレータ
出願人住友化学株式会社
代理人個人,個人
主分類H01M 50/457 20210101AFI20250919BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】レート特性に優れた電池を得ることができ、耐熱性に優れた非水電解液二次電池用積層セパレータを提供する。
【解決手段】本開示に係る非水電解液二次電池用積層セパレータは、ポリオレフィン系基材と、前記ポリオレフィン系基材の片面または両面に備えられた耐熱層とを有し、前記積層セパレータは、少なくとも一方の面に粒子層を有し、前記積層セパレータは、前記粒子層を有する表面の赤外吸収スペクトルにおける粒子層に含まれる樹脂のピーク強度/赤外吸収スペクトルにおける耐熱層に含まれる樹脂のピーク強度から算出されるIRピーク強度比の標準偏差が0.025以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ポリオレフィン系基材と、前記ポリオレフィン系基材の片面または両面に備えられた耐熱層とを有する非水電解液二次電池用積層セパレータであって、
前記積層セパレータは、少なくとも一方の面に粒子層を有し、
前記積層セパレータは、前記粒子層を有する表面における下記式から算出されるIRピーク強度比の標準偏差が0.025以下である、積層セパレータ。
IRピーク強度比=赤外吸収スペクトルにおける粒子層に含まれる樹脂のピーク強度/赤外吸収スペクトルにおける耐熱層に含まれる樹脂のピーク強度
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記積層セパレータの片面における粒子層の目付が0.01g/m

以上0.2g/m

未満である、請求項1に記載の積層セパレータ。
【請求項3】
前記耐熱層が芳香族樹脂を含む、請求項1に記載の積層セパレータ。
【請求項4】
前記芳香族樹脂がアラミド樹脂である、請求項3に記載の積層セパレータ。
【請求項5】
正極と、請求項1~4のいずれか1項に記載の積層セパレータと、負極と、がこの順で積層されている、非水電解液二次電池用部材。
【請求項6】
請求項1~4のいずれか1項に記載の積層セパレータを備える、非水電解液二次電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、非水電解液二次電池用積層セパレータに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
非水電解液二次電池、特にリチウムイオン二次電池は、エネルギー密度が高いため、パーソナルコンピュータ、携帯電話、携帯情報端末、車載用などに用いる電池として広く使用されている。
【0003】
リチウムイオン電池は、一般的に正極と負極との間にセパレータを備えている。例えば、特許文献1には、樹脂多孔質層と、前記樹脂多孔質層の少なくとも一方の主面に形成された無機粒子層とを含む電池用セパレータであって、前記無機粒子層の前記樹脂多孔質層側とは反対側の表面に接着層が形成され、前記接着層の表面の85度での鏡面光沢度が、32以上である電池用セパレータが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-180134号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述のような従来技術は、レート特性および耐熱性の観点から改善の余地があった。本発明の一態様は、レート特性に優れた電池を得ることができ、耐熱性に優れた非水電解液二次電池用積層セパレータを実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る非水電解液二次電池用積層セパレータは、ポリオレフィン系基材と、前記ポリオレフィン系基材の片面または両面に備えられた耐熱層とを有する非水電解液二次電池用積層セパレータであって、前記積層セパレータは、少なくとも一方の面に粒子層を有し、前記積層セパレータは、前記粒子層を有する表面における下記式から算出されるIRピーク強度比の標準偏差が0.025以下である。
IRピーク強度比=赤外吸収スペクトルにおける粒子層に含まれる樹脂のピーク強度/赤外吸収スペクトルにおける耐熱層に含まれる樹脂のピーク強度
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様によれば、レート特性に優れた電池を得ることができ、耐熱性に優れた非水電解液二次電池用積層セパレータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る非水電解液二次電池用積層セパレータの概略構造を示す模式図である。
本発明の一実施形態に係る非水電解液二次電池用積層セパレータの概略構造を示す模式図である。
本発明の一実施形態に係る非水電解液二次電池用積層セパレータの概略構造を示す模式図である。
本発明の一実施形態に係る非水電解液二次電池用積層セパレータの概略構造を示す模式図である。
本発明の一実施形態に係る非水電解液二次電池用積層セパレータの概略構造を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施形態に関して以下に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。なお、本明細書において特記しない限り、数値範囲を表す「A~B」は、「A以上、B以下」を意味する。
【0010】
〔1.非水電解液二次電池用積層セパレータ〕
[第1の実施形態]
第1の実施形態に係る非水電解液二次電池用積層セパレータは、ポリオレフィン系基材と、前記ポリオレフィン系基材の片面または両面に備えられた耐熱層とを有する非水電解液二次電池用積層セパレータであって、前記積層セパレータは、少なくとも一方の面に粒子層を有し、前記積層セパレータは、前記粒子層を有する表面における60°の鏡面光沢度の標準偏差が0.80以下である。以下では、非水電解液二次電池用積層セパレータを単に「積層セパレータ」とも称する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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