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公開番号
2025099250
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023215763
出願日
2023-12-21
発明の名称
変性樹脂の製造方法
出願人
住友化学株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08F
8/14 20060101AFI20250626BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】安定的に短時間で変性樹脂を製造する方法を提供すること。
【解決手段】熱可塑性樹脂(2)と分子量2000以下の側鎖変性材料(1)とから変性樹脂を得る、変性樹脂の製造方法であって、下記工程A~Cを含む、方法。
工程A:反応器に、側鎖変性材料(1)を供給する工程
工程B:工程Aの後、側鎖変性材料(1)が流動できる状態において、前記反応器に熱可塑性樹脂(2)を供給する工程
工程C:工程Bの後、熱可塑性樹脂(2)の側鎖を側鎖変性材料(1)により変性する工程
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
熱可塑性樹脂(2)と分子量2000以下の側鎖変性材料(1)とから変性樹脂を得る、変性樹脂の製造方法であって、
下記工程A~Cを含む、方法。
工程A:反応器に、側鎖変性材料(1)を供給する工程
工程B:工程Aの後、側鎖変性材料(1)が流動できる状態において、前記反応器に熱可塑性樹脂(2)を供給する工程
工程C:工程Bの後、熱可塑性樹脂(2)の側鎖を側鎖変性材料(1)により変性する工程
続きを表示(約 670 文字)
【請求項2】
工程Cは、減圧下で行われる、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
工程Cは、工程Cで生成される反応副生物を排出する工程を含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
側鎖変性材料(1)及び熱可塑性樹脂(2)の充填率が前記反応器の公称容積の80%以下である、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項5】
側鎖変性材料(1)及び熱可塑性樹脂(2)の合計供給量は、前記反応器に供給される成分の全質量に対して、90質量%以上である、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項6】
側鎖変性材料(1)及び熱可塑性樹脂(2)の合計供給量100質量部に対して、側鎖変性材料(1)の供給量は30質量部以上70質量部以下であり、熱可塑性樹脂(2)の供給量は30質量部以上70質量部以下である、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
工程Cの後、前記反応器内の成分を、前記反応器の底から排出する、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項8】
工程Cが、熱可塑性樹脂(2)と側鎖変性材料(1)とを180℃以下の温度で反応させる工程を含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項9】
前記反応器が、撹拌機を備え、
前記撹拌機は大型翼である、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項10】
熱可塑性樹脂(2)は、側鎖にエステル結合を有する、請求項1又は2に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、変性樹脂の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
重合体及びその原料等は、様々な方法により製造されている(例えば、特許文献1~3を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2021/241432号
特表2015-512895号公報
特表2015-514698号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、熱可塑性樹脂と変性材料とから変性樹脂を製造する方法において、製造効率の更なる向上が望まれている。
【0005】
そこで、本発明は、安定的に短時間で変性樹脂を製造する方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
[1]熱可塑性樹脂(2)と分子量2000以下の側鎖変性材料(1)とから変性樹脂を得る、変性樹脂の製造方法であって、下記工程A~Cを含む、方法。
工程A:反応器に、側鎖変性材料(1)を供給する工程
工程B:工程Aの後、側鎖変性材料(1)が流動できる状態において、前記反応器に熱可塑性樹脂(2)を供給する工程
工程C:工程Bの後、熱可塑性樹脂(2)の側鎖を側鎖変性材料(1)により変性する工程
[2]工程Cは、減圧下で行われる、[1]に記載の方法。
[3]工程Cは、工程Cで生成される反応副生物を排出する工程を含む、[1]又は[2]に記載の方法。
[4]側鎖変性材料(1)及び熱可塑性樹脂(2)の充填率が前記反応器の公称容積の80%以下である、[1]~[3]のいずれか一項に記載の方法。
[5]側鎖変性材料(1)及び熱可塑性樹脂(2)の合計供給量は、前記反応器に供給される成分の全質量に対して、90質量%以上である、[1]~[4]のいずれか一項に記載の方法。
[6]側鎖変性材料(1)及び熱可塑性樹脂(2)の合計供給量100質量部に対して、側鎖変性材料(1)の供給量は30質量部以上70質量部以下であり、熱可塑性樹脂(2)の供給量は30質量部以上70質量部以下である、[5]に記載の方法。
[7]工程Cの後、前記反応器内の成分を、前記反応器の底から排出する、[1]~[6]のいずれか一項に記載の方法。
[8]工程Cが、熱可塑性樹脂(2)と側鎖変性材料(1)とを180℃以下の温度で反応させる工程を含む、[1]~[7]のいずれか一項に記載の方法。
[9]前記反応器が、撹拌機を備え、前記撹拌機は大型翼である、[1]~[8]のいずれか一項に記載の方法。
[10]熱可塑性樹脂(2)は、側鎖にエステル結合を有する、[1]~[9]のいずれか一項に記載の方法。
[11]熱可塑性樹脂(2)が、エチレンに由来する構成単位を有する、[1]~[10]のいずれか一項に記載の方法。
[12]側鎖変性材料(1)は、分子中にヒドロキシ基を1つ有する、[1]~[11]いずれか一項に記載の方法。
[13]工程Cの前記変性が、エステル交換反応により行われる、[1]~[12]のいずれか一項に記載の方法。
[14]前記変性樹脂が、下記式(1)で示される構成単位(B)を含む重合体である、[1]~[13]のいずれか一項に記載の方法。
JPEG
2025099250000001.jpg
38
149
(式(1)中、
Rは、水素原子又はメチル基を表し、
L
1
は、単結合、―CO―O―、―O―CO―、又は―O―を表し、
L
2
は、単結合、―CH
2
―、―CH
2
―CH
2
―、―CH
2
―CH
2
―CH
2
―、―CH
2
―CH(OH)―CH
2
―、又は―CH
2
―CH(CH
2
OH)―を表し、
L
3
は、単結合、―CO―O―、―O―CO―、―O―、―CO―NH―、―NH―CO―、―CO―NH―CO―、―NH―CO―NH―、―NH―、又は―N(CH
3
)―を表し、
L
6
は炭素数14以上30以下のアルキル基を表し、
L
1
、L
2
、及びL
3
の化学構造の説明における横書きの化学式の各々は、その左側が式(1)の上側、その右側が式(1)の下側に対応する。)
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、安定的に短時間で変性樹脂を製造する方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例及び比較例で用いた製造設備を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明のいくつかの実施形態について詳細に説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
【0010】
本明細書において、「~」を用いて示された数値範囲は、「~」の前後に記載される数値をそれぞれ最小値及び最大値として含む範囲を示す。本明細書中に段階的に記載されている数値範囲において、一つの数値範囲で記載された上限値又は下限値は、他の段階的な記載の数値範囲の上限値又は下限値に置き換えてもよい。また、本明細書中に記載されている数値範囲において、その数値範囲の上限値又は下限値は、実施例に示されている値に置き換えてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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