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公開番号2025117544
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024231415
出願日2024-12-26
発明の名称プロピレン樹脂組成物及び成形体
出願人住友化学株式会社
代理人弁理士法人浅村特許事務所
主分類C08L 23/10 20060101AFI20250804BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】衝撃強度に優れる成形体を製造できるプロピレン樹脂組成物を提供する。
【解決手段】ピラー由来のリサイクルプロピレン樹脂組成物Aと、ウォッシャータンク由来のリサイクルプロピレン樹脂組成物Bとバンパー由来のリサイクルプロピレン樹脂組成物Cとを含むプロピレン樹脂組成物であって、プロピレン樹脂組成物全重量に対して、樹脂組成物Aと樹脂組成物Bと樹脂組成物Cが合計で100重量%含まれ、樹脂組成物Aが25重量%~75重量%、樹脂組成物Bが10重量%~75重量%、樹脂組成物Cが0重量%~65重量%含まれる、プロピレン樹脂組成物とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ピラー由来のリサイクルプロピレン樹脂組成物Aと、
ウォッシャータンク由来のリサイクルプロピレン樹脂組成物Bと
バンパー由来のリサイクルプロピレン樹脂組成物Cと
を含むプロピレン樹脂組成物であって、
プロピレン樹脂組成物全重量に対して、樹脂組成物Aと樹脂組成物Bと樹脂組成物Cが合計で100重量%含まれ、樹脂組成物Aが25重量%~75重量%、樹脂組成物Bが10重量%~75重量%、樹脂組成物Cが0重量%~65重量%含まれ、
樹脂組成物Aの、温度230℃、荷重2.16kgfでのメルトフローレートが20g/10分以上40g/10分以下であり、
樹脂組成物A中の灰分の重量比率が1重量%以上10重量%以下であり、
以下の方法で測定される、樹脂組成物A中のキシレン不溶成分(CXIS成分)の重量比率が73重量%以上90重量%以下であり、樹脂組成物A中のキシレン可溶成分(CXS成分)の重量比率が10重量%以上27重量%以下であり、
樹脂組成物Bの、温度230℃、荷重2.16kgfでのメルトフローレートが0.1g/10分以上10g/10分以下であり、
樹脂組成物B中の灰分の重量比率が0.01重量%以上5重量%以下であり、
以下の方法で測定される、樹脂組成物B中のキシレン不溶成分(CXIS成分)の重量比率が78重量%以上90重量%以下であり、樹脂組成物B中のキシレン可溶成分(CXS成分)の重量比率が10重量%以上22重量%以下であり、
樹脂組成物Cの、温度230℃、荷重2.16kgfでのメルトフローレートが20g/10分以上60g/10分以下であり、
樹脂組成物C中の灰分の重量比率が10重量%以上25重量%以下であり、
以下の方法で測定される、樹脂組成物C中のキシレン不溶成分(CXIS成分)の重量比率が46重量%以上72重量%以下であり、樹脂組成物C中のキシレン可溶成分(CXS成分)の重量比率が28重量%以上54重量%以下である、
プロピレン樹脂組成物。
<CXIS成分及びCXS成分の重量比率の測定方法>
試料約4gを、円筒ろ紙とソックスレー抽出管を用いて、沸騰キシレンで5時間還流する。次いで、抽出液をロータリーエバポレーターで減圧濃縮して、ポリマー成分を得る。得られたポリマー成分約2gを精密に秤量し(この「ポリマー成分の重量」を「a」とする)、沸騰キシレンで2時間加熱溶解する。次いで、20℃まで冷却した後、ろ紙を用いてろ別する。ろ別したろ液を、ロータリーエバポレーターで減圧濃縮して、CXS成分を得る。得られたCXS成分を精密に秤量する(この「CXS成分の重量」を「b」とする)。試料中のCXIS成分の重量比率、及びCXS成分の重量比率は、数値a及びbを用いて下記式により算出する。
CXS成分の重量比率(重量%)=(b/a)×100
CXIS成分の重量比率(重量%)=100-CXS成分の重量比率(重量%)
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記ピラーが自動車用ピラーである、請求項1に記載のプロピレン樹脂組成物。
【請求項3】
前記ウォッシャータンクが自動車用ウォッシャータンクである、請求項1に記載のプロピレン樹脂組成物。
【請求項4】
リサイクルプロピレン樹脂組成物Aがプロピレン単独重合体を含む、請求項1に記載のプロピレン樹脂組成物。
【請求項5】
リサイクルプロピレン樹脂組成物Bがプロピレン単独重合体を含む、請求項1に記載のプロピレン樹脂組成物。
【請求項6】
リサイクルプロピレン樹脂組成物Aが無機充填材を含む、請求項1に記載のプロピレン樹脂組成物。
【請求項7】
リサイクルプロピレン樹脂組成物Bが無機充填材を含む、請求項1に記載のプロピレン樹脂組成物。
【請求項8】
樹脂組成物Cを25重量%~65重量%含む、請求項1に記載のプロピレン樹脂組成物。
【請求項9】
前記バンパーが自動車用バンパーである、請求項1に記載のプロピレン樹脂組成物。
【請求項10】
リサイクルプロピレン樹脂組成物Cがプロピレン単独重合体を含む、請求項1に記載のプロピレン樹脂組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プロピレン樹脂組成物及び成形体に関する。
続きを表示(約 7,100 文字)【背景技術】
【0002】
プロピレン樹脂組成物からなる成形体は、自動車材料、家電材料等に用いられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-139421号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、自動車材料等に用いられる成形体は、高いIZOD衝撃強度が求められている。
【0005】
そこで、本発明は、IZOD衝撃強度に優れる成形体を製造できるプロピレン樹脂組成物を提供することを目的とする。本発明はまた、IZOD衝撃強度に優れる成形体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は以下に関するが、それに限定されない。
[発明A1]
ピラー由来のリサイクルプロピレン樹脂組成物Aと、
ウォッシャータンク由来のリサイクルプロピレン樹脂組成物Bと
を含むプロピレン樹脂組成物。
[発明A2]
前記ピラーが自動車用ピラーである、発明A1に記載のプロピレン樹脂組成物。
[発明A3]
前記ウォッシャータンクが自動車用ウォッシャータンクである、発明A1又はA2に記載のプロピレン樹脂組成物。
[発明A4]
リサイクルプロピレン樹脂組成物Aがプロピレン単独重合体を含む、発明A1~A3のいずれかに記載のプロピレン樹脂組成物。
[発明A5]
リサイクルプロピレン樹脂組成物Bがプロピレン単独重合体を含む、発明A1~A4のいずれかに記載のプロピレン樹脂組成物。
[発明A6]
リサイクルプロピレン樹脂組成物Aがヘテロファジックプロピレン重合材料を含む、発明A1~A5のいずれかに記載のプロピレン樹脂組成物。
[発明A7]
リサイクルプロピレン樹脂組成物Bがヘテロファジックプロピレン重合材料を含む、発明A1~A6のいずれかに記載のプロピレン樹脂組成物。
[発明A8]
リサイクルプロピレン樹脂組成物Aがエチレン-α-オレフィン共重合体を含む、発明A1~A7のいずれかに記載のプロピレン樹脂組成物。
[発明A9]
リサイクルプロピレン樹脂組成物Bがエチレン-α-オレフィン共重合体を含む、発明A1~A8のいずれかに記載のプロピレン樹脂組成物。
[発明A10]
リサイクルプロピレン樹脂組成物Aが無機充填材を含む、発明A1~A9のいずれかに記載のプロピレン樹脂組成物。
[発明A11]
リサイクルプロピレン樹脂組成物Bが無機充填材を含む、発明A1~A10のいずれかに記載のプロピレン樹脂組成物。
[発明A12]
10重量部~90重量部のリサイクルプロピレン樹脂組成物Aと、
10重量部~90重量部のリサイクルプロピレン樹脂組成物Bと
を含む発明A1~A11のいずれかに記載のプロピレン樹脂組成物。
[発明A13]
バンパー由来のリサイクルプロピレン樹脂組成物Cを含む、発明A1~A12のいずれかに記載のプロピレン樹脂組成物。
[発明A14]
前記バンパーが自動車用バンパーである、発明A13に記載のプロピレン樹脂組成物。
[発明A15]
リサイクルプロピレン樹脂組成物Cがプロピレン単独重合体を含む、発明A13又はA14に記載のプロピレン樹脂組成物。
[発明A16]
リサイクルプロピレン樹脂組成物Cがヘテロファジックプロピレン重合材料を含む、発明A13~A15のいずれかに記載のプロピレン樹脂組成物。
[発明A17]
リサイクルプロピレン樹脂組成物Cがエチレン-α-オレフィン共重合体を含む、発明A13~A16のいずれかに記載のプロピレン樹脂組成物。
[発明A18]
リサイクルプロピレン樹脂組成物Cが無機充填材を含む、発明A13~A17のいずれかに記載のプロピレン樹脂組成物。
[発明A19]
10重量部~90重量部のリサイクルプロピレン樹脂組成物Aと、
10重量部~90重量部のリサイクルプロピレン樹脂組成物Bと
10重量部~90重量部のリサイクルプロピレン樹脂組成物Cと、
を含む発明A13~A18のいずれかに記載のプロピレン樹脂組成物。
[発明A20]
エチレン-α-オレフィン共重合体Dを含む、発明A1~A19のいずれかに記載のプロピレン樹脂組成物。
[発明A21]
バージンプロピレン重合体Fを含む、発明A1~A20のいずれかに記載のプロピレン樹脂組成物。
【0007】
本発明の他の態様は以下に関するが、それに限定されない。
[発明B1]
ピラー由来のリサイクルプロピレン樹脂組成物Aと、
ウォッシャータンク由来のリサイクルプロピレン樹脂組成物Bと
を含むプロピレン樹脂組成物であって、
樹脂組成物Aの、温度230℃、荷重2.16kgfでのメルトフローレートが20g/10分以上40g/10分以下であり、
樹脂組成物A中の灰分の重量比率が1重量%以上10重量%以下であり、
以下の方法で測定される、樹脂組成物A中のキシレン不溶成分(CXIS成分)の重量比率が73重量%以上90重量%以下であり、樹脂組成物A中のキシレン可溶成分(CXS成分)の重量比率が10重量%以上27重量%以下であり、
樹脂組成物Bの、温度230℃、荷重2.16kgfでのメルトフローレートが0.1g/10分以上10g/10分以下であり、
樹脂組成物B中の灰分の重量比率が0.01重量%以上5重量%以下であり、
以下の方法で測定される、樹脂組成物B中のキシレン不溶成分(CXIS成分)の重量比率が78重量%以上90重量%以下であり、樹脂組成物B中のキシレン可溶成分(CXS成分)の重量比率が10重量%以上22重量%以下である、
プロピレン樹脂組成物。
<CXIS成分及びCXS成分の重量比率の測定方法>
試料約4gを、円筒ろ紙とソックスレー抽出管を用いて、沸騰キシレンで5時間還流する。次いで、抽出液をロータリーエバポレーターで減圧濃縮して、ポリマー成分を得る。得られたポリマー成分約2gを精密に秤量し(この「ポリマー成分の重量」を「a」とする)、沸騰キシレンで2時間加熱溶解する。次いで、20℃まで冷却した後、ろ紙を用いてろ別する。ろ別したろ液を、ロータリーエバポレーターで減圧濃縮して、CXS成分を得る。得られたCXS成分を精密に秤量する(この「CXS成分の重量」を「b」とする)。試料中のCXIS成分の重量比率、及びCXS成分の重量比率は、数値a及びbを用いて下記式により算出する。
CXS成分の重量比率(重量%)=(b/a)×100
CXIS成分の重量比率(重量%)=100-CXS成分の重量比率(重量%)
[発明B2]
前記ピラーが自動車用ピラーである、発明B1に記載のプロピレン樹脂組成物。
[発明B3]
前記ウォッシャータンクが自動車用ウォッシャータンクである、発明B1又はB2に記載のプロピレン樹脂組成物。
[発明B4]
リサイクルプロピレン樹脂組成物Aがプロピレン単独重合体を含む、発明B1~B3のいずれかに記載のプロピレン樹脂組成物。
[発明B5]
リサイクルプロピレン樹脂組成物Bがプロピレン単独重合体を含む、発明B1~B4のいずれかに記載のプロピレン樹脂組成物。
[発明B6]
リサイクルプロピレン樹脂組成物Aが無機充填材を含む、発明B1~B5のいずれかに記載のプロピレン樹脂組成物。
[発明B7]
リサイクルプロピレン樹脂組成物Bが無機充填材を含む、発明B1~B6のいずれかに記載のプロピレン樹脂組成物。
[発明B8]
5重量部~95重量部のリサイクルプロピレン樹脂組成物Aと、
5重量部~95重量部のリサイクルプロピレン樹脂組成物Bと
を含む発明B1~B7のいずれかに記載のプロピレン樹脂組成物。
[発明B9]
バンパー由来のリサイクルプロピレン樹脂組成物Cを含む、発明B1~B8のいずれかに記載のプロピレン樹脂組成物であって、
樹脂組成物Cの、温度230℃、荷重2.16kgfでのメルトフローレートが20g/10分以上60g/10分以下であり、
樹脂組成物C中の灰分の重量比率が10重量%以上25重量%以下であり、
発明B1に記載の方法で測定される、樹脂組成物C中のキシレン不溶成分(CXIS成分)の重量比率が46重量%以上72重量%以下であり、樹脂組成物C中のキシレン可溶成分(CXS成分)の重量比率が28重量%以上54重量%以下である、
プロピレン樹脂組成物。
[発明B10]
前記バンパーが自動車用バンパーである、発明B9に記載のプロピレン樹脂組成物。
[発明B11]
リサイクルプロピレン樹脂組成物Cがプロピレン単独重合体を含む、発明B9又はB10に記載のプロピレン樹脂組成物。
[発明B12]
リサイクルプロピレン樹脂組成物Cが無機充填材を含む、発明B9~B11のいずれかに記載のプロピレン樹脂組成物。
[発明B13]
5重量部~90重量部のリサイクルプロピレン樹脂組成物Aと、
5重量部~90重量部のリサイクルプロピレン樹脂組成物Bと
5重量部~90重量部のリサイクルプロピレン樹脂組成物Cと、
を含む発明B9~B12のいずれかに記載のプロピレン樹脂組成物。
[発明B14]
【0008】
本発明の他の態様は以下に関するが、それに限定されない。
[発明C1]
ピラー由来のリサイクルプロピレン樹脂組成物Aと、
ウォッシャータンク由来のリサイクルプロピレン樹脂組成物Bと
バンパー由来のリサイクルプロピレン樹脂組成物Cと
を含むプロピレン樹脂組成物であって、
プロピレン樹脂組成物全重量に対して、樹脂組成物Aと樹脂組成物Bと樹脂組成物Cが合計で100重量%含まれ、樹脂組成物Aが25重量%~75重量%、樹脂組成物Bが10重量%~75重量%、樹脂組成物Cが0重量%~65重量%含まれ、
樹脂組成物Aの、温度230℃、荷重2.16kgfでのメルトフローレートが20g/10分以上40g/10分以下であり、
樹脂組成物A中の灰分の重量比率が1重量%以上10重量%以下であり、
以下の方法で測定される、樹脂組成物A中のキシレン不溶成分(CXIS成分)の重量比率が73重量%以上90重量%以下であり、樹脂組成物A中のキシレン可溶成分(CXS成分)の重量比率が10重量%以上27重量%以下であり、
樹脂組成物Bの、温度230℃、荷重2.16kgfでのメルトフローレートが0.1g/10分以上10g/10分以下であり、
樹脂組成物B中の灰分の重量比率が0.01重量%以上5重量%以下であり、
以下の方法で測定される、樹脂組成物B中のキシレン不溶成分(CXIS成分)の重量比率が78重量%以上90重量%以下であり、樹脂組成物B中のキシレン可溶成分(CXS成分)の重量比率が10重量%以上22重量%以下であり、
樹脂組成物Cの、温度230℃、荷重2.16kgfでのメルトフローレートが20g/10分以上60g/10分以下であり、
樹脂組成物C中の灰分の重量比率が10重量%以上25重量%以下であり、
以下の方法で測定される、樹脂組成物C中のキシレン不溶成分(CXIS成分)の重量比率が46重量%以上72重量%以下であり、樹脂組成物C中のキシレン可溶成分(CXS成分)の重量比率が28重量%以上54重量%以下である、
プロピレン樹脂組成物。
<CXIS成分及びCXS成分の重量比率の測定方法>
試料約4gを、円筒ろ紙とソックスレー抽出管を用いて、沸騰キシレンで5時間還流する。次いで、抽出液をロータリーエバポレーターで減圧濃縮して、ポリマー成分を得る。得られたポリマー成分約2gを精密に秤量し(この「ポリマー成分の重量」を「a」とする)、沸騰キシレンで2時間加熱溶解する。次いで、20℃まで冷却した後、ろ紙を用いてろ別する。ろ別したろ液を、ロータリーエバポレーターで減圧濃縮して、CXS成分を得る。得られたCXS成分を精密に秤量する(この「CXS成分の重量」を「b」とする)。試料中のCXIS成分の重量比率、及びCXS成分の重量比率は、数値a及びbを用いて下記式により算出する。
CXS成分の重量比率(重量%)=(b/a)×100
CXIS成分の重量比率(重量%)=100-CXS成分の重量比率(重量%)
[発明C2]
前記ピラーが自動車用ピラーである、発明C1に記載のプロピレン樹脂組成物。
[発明C3]
前記ウォッシャータンクが自動車用ウォッシャータンクである、発明C1に記載のプロピレン樹脂組成物。
[発明C4]
リサイクルプロピレン樹脂組成物Aがプロピレン単独重合体を含む、発明C1に記載のプロピレン樹脂組成物。
[発明C5]
リサイクルプロピレン樹脂組成物Bがプロピレン単独重合体を含む、発明C1に記載のプロピレン樹脂組成物。
[発明C6]
リサイクルプロピレン樹脂組成物Aが無機充填材を含む、発明C1に記載のプロピレン樹脂組成物。
[発明C7]
リサイクルプロピレン樹脂組成物Bが無機充填材を含む、発明C1に記載のプロピレン樹脂組成物。
[発明C8]
樹脂組成物Cを25重量%~65重量%含む、発明C1に記載のプロピレン樹脂組成物。
[発明C9]
前記バンパーが自動車用バンパーである、発明C1に記載のプロピレン樹脂組成物。
[発明C10]
リサイクルプロピレン樹脂組成物Cがプロピレン単独重合体を含む、発明C1に記載のプロピレン樹脂組成物。
[発明C11]
リサイクルプロピレン樹脂組成物Cが無機充填材を含む、発明C1に記載のプロピレン樹脂組成物。
[発明C12]
エチレン-α-オレフィン共重合体Dを含む、発明C1に記載のプロピレン樹脂組成物。
[発明C13]
バージンプロピレン重合体Fを含む、発明C1に記載のプロピレン樹脂組成物。
[発明C14]
充填材Gを含む、発明C1に記載のプロピレン樹脂組成物。
[発明C15]
充填材Gとして無機充填材を含む、発明C14に記載のプロピレン樹脂組成物。
[発明C16]
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、IZOD衝撃強度に優れる成形体及びその原料であるプロピレン樹脂組成物を提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
定義
本明細書において、用語「プロピレン重合体」は、プロピレンに由来する単量体単位を50重量%以上有する重合体を意味する。後で詳細に説明する。
本明細書において、用語「プロピレン樹脂組成物」は、プロピレン重合体を含有する組成物を意味する。後で詳細に説明する。
本明細書において、用語「α-オレフィン」は、α位に炭素-炭素不飽和二重結合を有する脂肪族不飽和炭化水素を意味する。
本明細書において、用語「C4~12の炭化水素基」は、炭素原子数4~12の炭化水素基を意味する。他の類似の表現についても同様である。
本明細書において、用語「エチレン-α-オレフィン共重合体」は、エチレンに由来する単量体単位と、C4以上(炭素原子数4以上を意味する。他の類似の表現についても同様である)のα-オレフィンに由来する単量体単位とを含有する共重合体であり、プロピレンに由来する単量体単位を実質的に含まないものを意味する。後で詳細に説明する。
本明細書において、用語「ヘテロファジックプロピレン重合材料」は、プロピレンに由来する単量体単位を80重量%以上含有する重合体I(ただし、該重合体Iの全重量を100重量%とする。)と、エチレン及びC4~12のα-オレフィンからなる群より選択される少なくとも一種のα-オレフィンに由来する単量体単位とプロピレンに由来する単量体単位とを含有する重合体IIとを含む混合物を意味する。
(【0011】以降は省略されています)

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