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公開番号
2025141073
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-29
出願番号
2024040823
出願日
2024-03-15
発明の名称
再生シート生成システム、再生シート生成方法及びプログラム
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
D21C
5/02 20060101AFI20250919BHJP(製紙;セルロースの製造)
要約
【課題】利便性を向上させることができる再生シート生成システム、再生シート生成方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】再生シート生成システムは、原材料に含まれる素材の種類を検出する検出部と、原材料を解繊することで繊維を生成する解繊部と、解繊部によって生成された繊維に処理剤を混合した混合物を堆積させてシートを製造するシート製造部と、シートに印刷する印刷部と、検出部によって検出された原材料に含まれる素材の種類に基づくシート構成成分と、シート製造条件とを履歴として取得する履歴取得部と、シート構成成分とシート製造条件とを対応付けて登録する登録部と、を備える。印刷部は、登録されたシート構成成分及びシート製造条件にアクセスするためのアクセス先をシートの所定領域に印刷する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
シートを製造するための原材料に含まれる素材の種類を検出する検出部と、
シートを製造するための原材料を解繊することで繊維を生成する解繊部と、
前記解繊部によって生成された繊維に処理剤を混合した混合物を堆積させてシートを製造するシート製造部と、
前記シート製造部によって製造されたシートに印刷する印刷部と、
前記検出部によって検出された原材料に含まれる素材の種類に基づくシート構成成分と、前記シート製造部によって製造されるシート製造条件とを履歴として取得する履歴取得部と、
前記履歴取得部によって取得された前記シート構成成分と前記シート製造条件とを対応付けて登録する登録部と、
を備え、
前記印刷部は、前記登録部によって登録された前記シート構成成分及び前記シート製造条件にアクセスするためのアクセス先をシートの所定領域に印刷する、
ことを特徴とする再生シート生成システム。
続きを表示(約 3,100 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の再生シート生成システムにおいて、
前記登録部は、前記シート構成成分と前記シート製造条件とにアクセスするためのパスワードを、前記シート構成成分及び前記シート製造条件に対応付けて登録し、
前記印刷部は、前記登録部によって登録された前記パスワードを、前記シート製造部によって製造されたシートの所定領域に印刷する、
ことを特徴とする再生シート生成システム。
【請求項3】
請求項1に記載の再生シート生成システムにおいて、
前記印刷部によって印刷されるシートを搬送方向に沿って搬送する搬送部を備え、
前記印刷部は、前記搬送方向において所定間隔で前記アクセス先を印刷する、
ことを特徴とする再生シート生成システム。
【請求項4】
請求項1に記載の再生シート生成システムにおいて、
前記履歴取得部は、前記印刷部によってシートに印刷される印刷条件を履歴として取得し、
前記登録部は、前記履歴取得部によって取得された前記シート構成成分及び前記シート製造条件に対応付けて前記印刷条件を登録する、
ことを特徴とする再生シート生成システム。
【請求項5】
請求項1に記載の再生シート生成システムにおいて、
前記印刷部によって印刷されたシートを乾燥させる乾燥部を備え、
前記履歴取得部は、前記乾燥部によってシートを乾燥させる乾燥条件を履歴として取得し、
前記登録部は、前記履歴取得部によって取得された前記シート構成成分及び前記シート製造条件に対応付けて前記乾燥条件を登録する、
ことを特徴とする再生シート生成システム。
【請求項6】
請求項1に記載の再生シート生成システムにおいて、
前記印刷部によって印刷されたシートの後処理を行う後処理部を備え、
前記履歴取得部は、前記後処理部によってシートの後処理が行われた後処理条件を履歴として取得し、
前記登録部は、前記履歴取得部によって取得された前記シート構成成分及び前記シート製造条件に対応付けて前記後処理条件を登録する、
ことを特徴とする再生シート生成システム。
【請求項7】
請求項1~請求項4のうち何れか一項に記載の再生シート生成システムにおいて、
解繊された繊維を用いて製造されるシートに関する制御を行う制御装置と、
前記制御装置と通信可能に接続される管理サーバーと、
を備え、
前記制御装置は、
解繊された繊維を用いてシートを製造するシート製造装置と、
前記シート製造装置によって製造されたシートに印刷する印刷装置と、を有し、
前記シート製造装置は、前記検出部と、前記解繊部と、前記シート製造部と、を有し、
前記印刷装置は、前記印刷部を有し、
前記管理サーバーは、前記履歴取得部と、前記登録部と、を有し、
前記履歴取得部は、前記制御装置から前記シート構成成分と前記シート製造条件とを受信することにより、前記シート構成成分と前記シート製造条件とを履歴として取得し、
前記登録部は、前記シート構成成分及び前記シート製造条件に対応するように前記アクセス先を登録し、
前記管理サーバーは、前記アクセス先の提供条件が成立したときに、前記アクセス先を前記印刷装置に提供する提供部を有する、
ことを特徴とする再生シート生成システム。
【請求項8】
請求項5に記載の再生シート生成システムにおいて、
解繊された繊維を用いて製造されるシートに関する制御を行う制御装置と、
前記制御装置と通信可能に接続される管理サーバーと、
を備え、
前記制御装置は、
解繊された繊維を用いてシートを製造するシート製造装置と、
前記シート製造装置によって製造されたシートに印刷する印刷装置と、
前記印刷装置によって印刷されたシートを乾燥させる乾燥装置と、を有し、
前記シート製造装置は、前記検出部と、前記解繊部と、前記シート製造部と、を有し、
前記印刷装置は、前記印刷部を有し、
前記乾燥装置は、前記乾燥部を有し、
前記管理サーバーは、前記履歴取得部と、前記登録部と、を有し、
前記履歴取得部は、前記制御装置から前記シート構成成分と前記シート製造条件とを受信することにより、前記シート構成成分と前記シート製造条件とを履歴として取得し、
前記登録部は、前記シート構成成分及び前記シート製造条件に対応するように前記アクセス先を登録し、
前記管理サーバーは、前記アクセス先の提供条件が成立したときに、前記アクセス先を前記印刷装置に提供する提供部を有し、
前記履歴取得部は、前記制御装置から前記乾燥条件を受信することにより、前記乾燥条件を履歴として取得する、
ことを特徴とする再生シート生成システム。
【請求項9】
請求項6に記載の再生シート生成システムにおいて、
解繊された繊維を用いて製造されるシートに関する制御を行う制御装置と、
前記制御装置と通信可能に接続される管理サーバーと、
を備え、
前記制御装置は、
解繊された繊維を用いてシートを製造するシート製造装置と、
前記シート製造装置によって製造されたシートに印刷する印刷装置と、
前記印刷装置によって印刷されたシートの後処理を行う後処理装置と、を有し、
前記シート製造装置は、前記検出部と、前記解繊部と、前記シート製造部と、を有し、
前記印刷装置は、前記印刷部を有し、
前記後処理装置は、前記後処理部を有し、
前記管理サーバーは、前記履歴取得部と、前記登録部と、を有し、
前記履歴取得部は、前記制御装置から前記シート構成成分と前記シート製造条件とを受信することにより、前記シート構成成分と前記シート製造条件とを履歴として取得し、
前記登録部は、前記シート構成成分及び前記シート製造条件に対応するように前記アクセス先を登録し、
前記管理サーバーは、前記アクセス先の提供条件が成立したときに、前記アクセス先を前記印刷装置に提供する提供部を有し、
前記履歴取得部は、前記制御装置から前記後処理条件を受信することにより、前記後処理条件を履歴として取得する、
ことを特徴とする再生シート生成システム。
【請求項10】
1又は複数のコンピューターが、
シートを製造するための原材料に含まれる素材の種類を検出することと、
シートを製造するための原材料を解繊することで繊維を生成することと、
生成された繊維に処理剤を混合した混合物を堆積させてシートを製造することと、
シートに印刷することと、
原材料に含まれる素材の種類に基づくシート構成成分と、製造されるシート製造条件とを履歴として取得することと、
前記シート構成成分と前記シート製造条件とを対応付けて登録することと、
前記シート構成成分及び前記シート製造条件にアクセスするためのアクセス先をシートの所定領域に印刷することと、
を実行する、
ことを特徴とする再生シート生成方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、再生シート生成システム、再生シート生成方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1のように、原材料を解繊する解繊部と、原材料の解繊により生成される繊維を用いてシートを製造するシート生成部と、を備えた再生シート生成システムが開示されている。このような再生シート生成システムにおいては、解繊部及びシート生成部の動作に関する履歴が管理サーバーに送信される。これにより、管理サーバーにおいて、解繊部及びシート製造部の動作に関する履歴に基づいて、解繊部の動作及びシート製造部の動作に関する分析が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-168492号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このような再生シート生成システムでは、管理サーバーにおいて履歴が管理されているものの、製造済みのシートに対するトレーサビリティが低くなってしまう。このように、利便性を向上させることが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する再生シート生成システムは、シートを製造するための原材料に含まれる素材の種類を検出する検出部と、シートを製造するための原材料を解繊することで繊維を生成する解繊部と、前記解繊部によって生成された繊維に処理剤を混合した混合物を堆積させてシートを製造するシート製造部と、前記シート製造部によって製造されたシートに印刷する印刷部と、前記検出部によって検出された原材料に含まれる素材の種類に基づくシート構成成分と、前記シート製造部によって製造されるシート製造条件とを履歴として取得する履歴取得部と、前記履歴取得部によって取得された前記シート構成成分と前記シート製造条件とを対応付けて登録する登録部と、を備え、前記印刷部は、前記登録部によって登録された前記シート構成成分及び前記シート製造条件にアクセスするためのアクセス先をシートの所定領域に印刷する。
【0006】
上記課題を解決する再生シート生成方法は、1又は複数のコンピューターが、シートを製造するための原材料に含まれる素材の種類を検出することと、シートを製造するための原材料を解繊することで繊維を生成することと、生成された繊維に処理剤を混合した混合物を堆積させてシートを製造することと、シートに印刷することと、原材料に含まれる素材の種類に基づくシート構成成分と、製造されるシート製造条件とを履歴として取得することと、前記シート構成成分と前記シート製造条件とを対応付けて登録することと、前記シート構成成分及び前記シート製造条件にアクセスするためのアクセス先をシートの所定領域に印刷することと、を実行する。
【0007】
上記課題を解決するプログラムは、1又は複数のコンピューターに、シートを製造するための原材料に含まれる素材の種類を検出することと、シートを製造するための原材料を解繊することで繊維を生成することと、生成された繊維に処理剤を混合した混合物を堆積させてシートを製造することと、シートに印刷することと、原材料に含まれる素材の種類に基づくシート構成成分と、製造されるシート製造条件とを履歴として取得することと、前記シート構成成分と前記シート製造条件とを対応付けて登録することと、前記シート構成成分及び前記シート製造条件にアクセスするためのアクセス先をシートの所定領域に印刷することと、を実行させる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態の再生シート生成システムを示すブロック図である。
図2は、第1実施形態の設定記憶部を示す模式図である。
図3は、第1実施形態の履歴記憶部を示す模式図である。
図4は、第1実施形態のシートにおける各種領域を示す模式図である。
図5は、第1実施形態の設定制御処理を示すフローチャートである。
図6は、第1実施形態の履歴制御処理を示すフローチャートである。
図7は、第1実施形態の履歴提供処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[第1実施形態]
以下、再生シート生成システム、再生シート生成方法及びプログラムの一実施形態について説明する。
【0010】
<再生シート生成システム10の構成>
図1に示すように、再生シート生成システム10は、原材料を解繊することで繊維を生成し、生成した繊維を用いて再生シートを生成するためのシステムである。原材料は、再生シートを製造するための材料である。原材料は、例えば衣類を含んでもよい。繊維は、例えば綿材を含んでもよい。再生シートは、例えば不織布シートであってもよい。以降、再生シートを単にシートと示す場合がある。
(【0011】以降は省略されています)
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