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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025141680
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-29
出願番号
2024041723
出願日
2024-03-15
発明の名称
ポリカーボネート樹脂組成物、成形品、レンズおよびフィルム
出願人
三菱ケミカル株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08L
69/00 20060101AFI20250919BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】全光線透過率が高く、光弾性係数が低く、耐熱性及び低吸湿性に優れたポリカーボネート樹脂組成物を提供する。
【解決手段】所定のジヒドロキシ化合物に由来する構造単位(A)を含むポリカーボネート樹脂と、所定の構造単位(B)を含む芳香族ポリカーボネート樹脂とを含む、ポリカーボネート樹脂組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記式(1)で表される部位を有するジヒドロキシ化合物に由来する構造単位(A)を含むポリカーボネート樹脂と、
下記式(2)で表される構造単位(B)を含む芳香族ポリカーボネート樹脂とを含む、ポリカーボネート樹脂組成物。
TIFF
2025141680000019.tif
21
65
(但し、上記式(1)で表される部位が―CH
2
-O-Hの一部である場合を除く。)
TIFF
2025141680000020.tif
30
106
(但し、上記式(2)中のR
1
~R
8
が、それぞれ独立に、水素原子、または、置換若しくは非置換の炭素数1~20のアルキル基、または置換若しくは非置換の炭素数6~10のアリール基であり、Xが、-C(CH
3
)
2
-を除く、直接結合または置換若しくは非置換の炭素数1~20の鎖状のアルキレン基、置換若しくは非置換の炭素数6~20の環状のアルキレン基、フルオレン骨格を除く炭素数6~20のアリーレン基を表す。)
続きを表示(約 670 文字)
【請求項2】
前記構造単位(A)が下記式(3)で表される構造単位である、請求項1に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
TIFF
2025141680000021.tif
29
106
【請求項3】
前記構造単位(B)が下記式(4)で表される構造単位である、請求項1に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
TIFF
2025141680000022.tif
33
106
【請求項4】
前記ポリカーボネート樹脂組成物のガラス転移温度が1つである、請求項1に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
【請求項5】
紫外線吸収剤を、0.01~3.0質量%含有する、請求項1に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
【請求項6】
20℃における還元粘度が0.30以上、0.53以下である、請求項1に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載のポリカーボネート樹脂組成物を成形してなる成形品。
【請求項8】
全光線透過率が85%以上である請求項7に記載の成形品。
【請求項9】
波長380nmにおける光線透過率が95%以下である、請求項7に記載の成形品。
【請求項10】
光弾性係数が60
-12
Pa
-1
以下である、請求項7に記載の成形品。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリカーボネート樹脂組成物、成形品、レンズおよびフィルムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【0002】
バイオマス資源から得られるイソソルビド(以下、ISBと略記することがある)をモノマー成分としたポリカーボネート樹脂を得る方法が提案され、光学フィルム用途として開示されている(例えば、特許文献1参照)。一方、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン(以下、ビスフェノールAと略記することがある)をモノマー成分とした芳香族ポリカーボネート樹脂は透明性、機械的強度等を活かし、自動車部品や医療用部品、建材など様々な分野で広く利用される。これらを混合することで一部の組成においては透明性に優れた樹脂が開示されている。(例えば、特許文献2~3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開2016/171194号公報
特開2011-21171号公報
国際公開2011/071162号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1で開示されているように、ISB含有ポリカーボネート樹脂は酸素原子を多く含み、芳香族ビスフェノール含有ポリカーボネート樹脂のようにエーテル部分を持たないジオールから得られるポリカーボネート樹脂に比べて極性が高い。そのため、ISB含有ポリカーボネート樹脂は芳香族ビスフェノール含有ポリカーボネート樹脂に比べて吸水性が高く、吸水による成形品やフィルムの寸法安定性の低下および湿熱時における耐熱性低下を引き起こし易いという欠点を有する。一方、ISB量を少なくすることで吸水率は抑えられるが耐熱性が下がり高温環境下においては成型品が変形し所定の形に保つことができない。
【0005】
特許文献2または特許文献3で開示されているように、ビスフェノールAだけをジオールモノマー成分としたポリカーボネート樹脂とISB含有ポリカーボネート樹脂との組成物の場合、光弾性係数が高いため、光学用途として使用するのは不向きである。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するものであり、これらの課題を解消したポリカーボネート樹脂組成物を提供する。
【0007】
本発明者は、上記課題を解決するべく、鋭意検討を重ねた結果、特定の構造単位を有するポリカーボネート樹脂と特定の構造単位を有する芳香族ポリカーボネート樹脂とを含むポリカーボネート樹脂組成物が、透明性が高く、光学特性、耐熱性、低吸湿性に優れていることを見出し、以下の本発明に達した。
【0008】
即ち、本発明の要旨は下記[1]~[17]に存する。
【0009】
[1] 下記式(1)で表される部位を有するジヒドロキシ化合物に由来する構造単位(A)を含むポリカーボネート樹脂と、
下記式(2)で表される構造単位(B)を含む芳香族ポリカーボネート樹脂とを含む、ポリカーボネート樹脂組成物。
【0010】
TIFF
2025141680000001.tif
21
65
(【0011】以降は省略されています)
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