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公開番号
2025143233
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-01
出願番号
2025041546
出願日
2025-03-14
発明の名称
多列同軸メルトブローン型プラント
出願人
フラテッリ チェカット ミラノ エス.アール.エル.
代理人
弁理士法人RYUKA国際特許事務所
主分類
D01D
4/02 20060101AFI20250924BHJP(天然または人造の糸または繊維;紡績)
要約
【課題】不織布タイプの生地を作成することを意図した、押し出されたポリマーのフィラメントを可能にするように適合されたプラントの提供。
【解決手段】ポリマー液を運搬する1又は複数の第1の導管(20)及び空気又は気体を運搬する少なくとも1つの第2の導管(21)を含む支持部(2)、ポリマー液を分配するチューブ(10)を含む複数の加速導管、それぞれのチューブ(10)の各部分を収容するように構成された第1の孔、空気又は気体の通過を可能にする第2の孔、及び加速導管及び第2の孔と流体通路接続しているスリットを含むカセット(3)を備え、支持(2)が、カセット(3)を含むように構成された筐体を含み、スリットが、第2の導管(21)と流体通路接続するために側部から側部までカセット(3)内で延在し、第2の導管(21)から第2の孔まで空気又は気体を運搬する、多列同軸メルトブローン型プラント(1)が提供される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
カセットに動作可能に連結されるように構成され、
前記カセットの主要導管と流体通路接続に置かれるように適合され;かつ
ポリマー液を運搬するように適合された
少なくとも1つの主要アクセス及び
気体を運搬するように適合された前記カセットのそれぞれの二次導管と各々が流体通路接続に置かれるように適合された複数の二次アクセス
を有するディストリビュータ;
前記ディストリビュータと流体通路接続しており、前記ポリマー液からのポリマーフィラメントを分注するように構成されたディスペンサであって、少なくとも:
前記ディストリビュータに取り外し可能に拘束された前記ポリマーフィラメントを形成するように適合されており、
分注方向に対して平行に延在しており、前記少なくとも1つの主要アクセスと流体通路接続しているチューブを含み、前記ポリマー液を分配するように構成された複数の加速導管、
前記分注方向に対して平行に延在しており、前記分注方向に沿って前記加速導管に関して中央に配置され、それぞれの前記チューブの各部分を収容するように構成された第1の孔、
前記分注方向に対して平行に延在しており、空気又は気体の通過を可能にするように適合された第2の孔、及び
前記加速導管及び前記第1の孔の間で前記分注方向に対して横断して延在しており、前記第2の孔と流体通路接続しているスリット
をさらに含む少なくとも1つのグループを有する、紡糸口金、及び
前記気体を受け取って、前記ディスペンサから出る前記ポリマーフィラメントを誘導するように適合され、前記ディストリビュータ及び前記紡糸口金のうちの1又は複数に取り外し可能に拘束されており、かつ
前記グループの各々について、前記第1の孔に関して中央に配置され、前記第2の孔と連通しており、かつ前記チューブの一部を収容し、前記チューブの周りで前記空気又は気体の前記通過を同時に可能にするように構成された複数の第3の孔を含む
ジグ
を有するディスペンサを備え、
前記紡糸口金が:
他方の前記グループとは別個に分離して横並びになっているさらなる前記グループ、及び
前記グループと横並びになっており、前記分注方向に対して平行に前記ポリマー液を運搬するように構成された少なくとも1つの主要流出口を含む少なくとも1つの先端
から選択される1又は複数をさらに有すること、及び
先端がある場合、
前記紡糸口金が、前記先端に対して両側に配置されており、かつ前記気体を前記ジグに向かって運搬するように構成された二次流出口の対をさらに含むこと、
前記ジグが、前記二次流出口と流体通路接続している流出口を画定し、かつ前記主要流出口において前記分注方向に対して平行に展開するエアブレードを含むこと、
多列同軸メルトブローン型プラントが、少なくとも
前記グループの前記スリットの2つの対向する端部を有する前記二次アクセス、及び
別の前記グループの前記スリットの2つの対向する端部を有するか、又は二次流出口の前記対を有する別の前記二次アクセス
と流体通路接続に置かれるように構成された移送デバイスを備えること
を特徴とする、多列同軸メルトブローン型プラント。
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【請求項2】
前記ディストリビュータが複数の主要アクセスを有し、前記移送デバイスが、前記主要アクセスを1つの前記グループの前記加速導管と、及び別の前記主要アクセスを別の前記グループの前記加速導管と、又は前記主要流出口と流体通路接続に置かれるように構成されている、請求項1に記載の多列同軸メルトブローン型プラント。
【請求項3】
前記移送デバイスがまた、前記主要アクセスを、前記グループの各々の前記加速導管及び/又は前記主要流出口と流体通路接続に置くように構成されている、請求項1に記載の多列同軸メルトブローン型プラント。
【請求項4】
前記移送デバイスが、前記主要アクセスと流体通路接続している少なくとも1つの主要流入口、すべて前記主要流入口と流体通路接続しており、各々がそれぞれの前記グループの前記加速導管及び/又はそれぞれの前記主要流出口と流体通路接続している複数の主要分岐、各々がそれぞれの前記二次アクセスと流体通路接続している複数の二次流入口、及び二次分岐の複数の対を有し;ここで各対において、前記二次分岐が、それぞれの前記二次流入口と流体通路接続しており、前記二次分岐の各々が、前記グループの前記スリットのそれぞれの端部及び/又は二次流出口の前記対の前記二次流出口と流体通路接続している、請求項3に記載の多列同軸メルトブローン型プラント。
【請求項5】
前記移送デバイスが、前記ディストリビュータ内に完全に含まれており、前記主要流入口が前記主要アクセスに対応しており、各前記二次流入口がそれぞれの前記二次アクセスに対応しており、前記紡糸口金が:
各前記グループについて、前記主要分岐及び前記加速導管を流体通路接続に置くように構成された第1の主要分注チャネル、及び、各々が二次分岐の同じ前記対のそれぞれの前記二次分岐を前記スリットのそれぞれの前記端部と流体通路接続に置くように構成されている第1の二次分注チャネルの対、及び/又は
前記先端について、前記主要分岐及び前記主要流出口を流体通路接続に置くように構成された第2の主要分注チャネル、及び、第2の二次分注チャネルの対;ここで前記第2の二次分注チャネルの各々が、二次分岐の同じ前記対のそれぞれの前記二次分岐を、二次流出口の同じ前記対のそれぞれの前記二次流出口と流体通路接続に置くように構成されている
を有する、請求項4に記載の多列同軸メルトブローン型プラント。
【請求項6】
前記ディストリビュータが支持プレート及びブレーカープレートを有し;前記移送デバイスが、前記支持プレート及び前記ブレーカープレートのうちの1又は複数の中に完全に含まれている、請求項5に記載の多列同軸メルトブローン型プラント。
【請求項7】
前記ディストリビュータ及び前記ディスペンサが主に長手方向に沿って展開し;ここで前記主要分岐の各々が、前記主要流入口の反対にある主要端部を画定し;ここで前記二次分岐の各々が、前記二次流入口の反対にある二次端部を画定し;及びここで、各前記グループ又は前記先端について、及び前記主要端部及び隣接する前記二次端部の対を含むセットについて、前記端部は、少なくとも前記二次端部が、前記長手方向に対して垂直な方向に関して互いに位置ずれするような方式で、前記長手方向に対して平行な長手方向面に分配されている、請求項4に記載の多列同軸メルトブローン型プラント。
【請求項8】
前記端部は、同じ前記グループのすべての前記端部が、前記長手方向に対して垂直な方向に関して互いに位置ずれするような方式で、長手方向面上で分配されている、請求項7に記載の多列同軸メルトブローン型プラント。
【請求項9】
各前記グループ又は前記先端について、及び各前記セットについて、少なくとも1つの前記主要端部及び1つの前記二次端部が、主要方向に対して横方向である展開方向に沿って互いに位置合わせされている、請求項7に記載の多列同軸メルトブローン型プラント。
【請求項10】
前記紡糸口金が、少なくとも1つのフィルタを収容するように構成されており、かつ前記ディストリビュータに隣接して配置された少なくとも1つの座部を有する、請求項1から9のいずれか一項に記載の多列同軸メルトブローン型プラント。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の目的は、第1の請求項のプリアンブルにおいて指定されるタイプの多列同軸メルトブローン型プラントである。
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【0002】
換言すれば、本発明は、NWFとしても知られる不織布タイプの生地を直接又は間接的に作成することを意図した、押し出されたポリマーのフィラメントの実現を可能にするように適合されたプラントを、その目的として有する。
【背景技術】
【0003】
知られているように、不織布又はNWFは、生地と類似しているが、織り及び編み以外のプロセスによって得られる工業製品である。したがって、NWF内で、繊維はランダムなパターンを有し、識別可能な順序立った構造を有しないが、一方で、生地においては、繊維は、通常緯糸及び経糸と呼ばれる2つの主方向、かつ直交する方向をそれらの間に有する。
【発明の概要】
【0004】
現在、製品自体の使用に主に関連した、使用される製造技術に応じて、NWFを含有する複数の製品が製造されている。
【0005】
特に、衛生製品のための高品質NWF、及び特にジオテックスのために使用される低品質NWFの間で区別がなされる。
【0006】
技術的観点から、不織布は基本的に、スパンレース、スパンボンド、及びメルトブローンに分けられ得る。
【0007】
メルトブローン技術の分野において、特に、多列同軸メルトブローン型プラントが知られている。そのようなプラントの一例が図5a、図5b、図6、図7に示されている。
【0008】
一般に、そのようなプラントは、列状に配置されたチューブから出てくるポリマーであって、同軸方式でチューブの外部から通って繊維を下向きに押す空気の流れを遮るポリマーを伸ばすことを提供する。
【0009】
特に、多列同軸メルトブローン型プラントは、列状に配置され、かつ孔の少なくとも一部からのポリマー液の拡散、及び同時に空気又は気体の拡散を可能にするような方式で孔の内部において同軸で遷移する前述のチューブの少なくとも一部を収容するように適合された同軸孔を画定するコンポーネントを含む。
【0010】
通常、これらのプラントは、互いに相互作用するように適合された複数の異なるコンポーネントを提供する、スピンパックと呼ばれるデバイスを含む。通常、スピンパックは、紡糸口金、及びエアプレートと呼ばれる1又は複数のコンポーネントを含む拡散デバイスからなる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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