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公開番号2025143800
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-02
出願番号2024043239
出願日2024-03-19
発明の名称捺染インクジェットインク組成物及び記録方法
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C09D 11/38 20140101AFI20250925BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】吐出安定性及び印捺物の摩擦堅牢性が良好な捺染インクジェットインク組成物を提供する。
【解決手段】顔料と、有機溶剤と、アニオン性の樹脂粒子と、アミン化合物と、水とを含有し、前記アミン化合物として、分子量が100以上170以下であって、分子内に第三級アミノ基を有し、分子内に水酸基、ケトン基、エーテル基からなる群から選択される官能基を1個以上2個以下有する、脂肪族アミンを含有し、前記アミン化合物の合計含有量が、組成物の総量に対して0.2質量%以上2質量%以下である、捺染インクジェットインク組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
顔料と、有機溶剤と、アニオン性の樹脂粒子と、アミン化合物と、水とを含有し、
前記アミン化合物として、分子量が100以上170以下であって、分子内に第三級アミノ基を有し、分子内に水酸基、ケトン基、エーテル基からなる群から選択される官能基を1個以上2個以下有する、脂肪族アミンを含有し、
前記アミン化合物の合計含有量が、組成物の総量に対して0.2質量%以上2質量%以下である、捺染インクジェットインク組成物。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
請求項1において、
前記アミン化合物として、2-[2-(ジメチルアミノ)エトキシ]エタノール、N-ブチルジエタノールアミン、3-(ジメチルアミノ)-1,2-プロパンジオール、3-(ジメチルアミノ)-1-プロパノール、1-ピペリジンエタノール、及び、1-メチル-4-ピペリドンから選択される1種以上を含有する、捺染インクジェットインク組成物。
【請求項3】
請求項1において、
前記樹脂粒子が、ウレタン系樹脂粒子である、捺染インクジェットインク組成物。
【請求項4】
請求項1において、
アセチレン系界面活性剤をさらに含有する、捺染インクジェットインク組成物。
【請求項5】
請求項1において、
前記顔料が、自己分散性顔料である、捺染インクジェットインク組成物。
【請求項6】
請求項5において、
前記自己分散性顔料が、カルボキシル基及びリン酸基から選択される1種以上の官能基を有する、捺染インクジェットインク組成物。
【請求項7】
請求項1において、
ブロックドイソシアネート化合物をさらに含有する、捺染インクジェットインク組成物。
【請求項8】
布帛に対して、請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の捺染インクジェットインク組成物をインクジェット法により吐出して付着させる工程を有する、記録方法。
【請求項9】
請求項8において、
前記布帛が、綿を含有する、記録方法。
【請求項10】
請求項8において、
前記布帛が、凝集剤を含有しない、記録方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、捺染インクジェットインク組成物及び記録方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェット法は、紙等に対する画像の記録だけでなく、布帛の捺染にも適用が試みられ、各種のインクジェット捺染が検討されている。捺染用のインクジェットインクは、所望の色の画像を得るために色材を含有し、色材として染料や顔料が用いられる。また、インクジェット捺染においても、インクや記録方法において多くの検討が行われている。
【0003】
例えば、特許文献1には、色材、有機溶剤、樹脂粒子、アミン化合物、水を含有するインクが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-101212号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の技術では、インクの吐出安定性と摩擦堅牢性とを両立できない場合があった。このことは、顔料捺染インクが堅牢性を良好とするために樹脂粒子を含有すると、樹脂粒子及び顔料粒子が凝集して吐出が不安定となることが一因と考えられる。特許文献1のインクでは、アミン化合物を含有している点で樹脂粒子及び顔料粒子が凝集し難くなることは期待できる。しかし、用いるアミン化合物によっては吐出安定性が不十分となり、得られる画像の摩擦堅牢性も不十分となる場合があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る捺染インクジェットインク組成物の一態様は、
顔料と、有機溶剤と、アニオン性の樹脂粒子と、アミン化合物と、水とを含有し、
前記アミン化合物として、分子量が100以上170以下であって、分子内に第三級アミノ基を有し、分子内に水酸基、ケトン基、エーテル基からなる群から選択される官能基を1個以上2個以下有する、脂肪族アミンを含有し、
前記アミン化合物の合計含有量が、組成物の総量に対して0.2質量%以上2質量%以下である。
【0007】
本発明に係る記録方法の一態様は、
布帛に対して、請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の捺染インクジェットインク組成物をインクジェット法により吐出して付着させる工程を有する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係る記録方法に適用可能な記録装置の概略全体構成を示す模式図。
実施例の組成及び評価結果を示す表1。
実施例及び比較例の組成及び評価結果を示す表2。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に本発明の実施形態について説明する。以下に説明する実施形態は、本発明の例を説明するものである。本発明は以下の実施形態になんら限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において実施される各種の変形形態も含む。なお、以下で説明される構成の全てが本発明の必須の構成であるとは限らない。
【0010】
1.捺染インクジェットインク組成物
本実施形態に係る捺染インクジェットインク組成物は、顔料と、有機溶剤と、アニオン性の樹脂粒子と、アミン化合物と、水とを含有する。
(【0011】以降は省略されています)

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