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公開番号
2025144028
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-02
出願番号
2024043590
出願日
2024-03-19
発明の名称
ハニカムフィルタ
出願人
イビデン株式会社
代理人
弁理士法人WisePlus
主分類
B01D
39/20 20060101AFI20250925BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】PMの漏れを低減できるハニカムフィルタを提供する。
【解決手段】排ガスの流路となる複数のセルを区画形成する多孔質のセル隔壁13と、排ガス入口側の端面が開口され且つ排ガス出口側の端面が封じられている排ガス導入セルと、排ガス出口側の端面が開口され且つ排ガス入口側の端面が封じられている排ガス排出セルとを備えたハニカムフィルタであって、前記セル隔壁は炭化ケイ素粒子が複数個焼結してなる炭化ケイ素粒子の焼結体であり、前記セル隔壁の断面を撮影し、気孔部と材料部とを二値化した画像において、焼結前の前記炭化ケイ素粒子のそれぞれに由来する部分を区分けするように区分け線33を描写し、前記焼結体を複数のセグメント34に分けた際に、前記画像中の前記区分け線の長さの合計(μm)を、前記画像中の前記材料部の面積の合計(mm
2
)で除した値である、単位区分け線長が、17000μm/mm
2
以下である、ハニカムフィルタ。
【選択図】図5C
特許請求の範囲
【請求項1】
排ガスの流路となる複数のセルを区画形成する多孔質のセル隔壁と、排ガス入口側の端面が開口され且つ排ガス出口側の端面が封じられている排ガス導入セルと、排ガス出口側の端面が開口され且つ排ガス入口側の端面が封じられている排ガス排出セルとを備えたハニカムフィルタであって、
前記セル隔壁は炭化ケイ素粒子が複数個焼結してなる、炭化ケイ素粒子の焼結体であり、
前記セル隔壁の断面を撮影し、気孔部と材料部とを二値化した画像において、
焼結前の前記炭化ケイ素粒子のそれぞれに由来する部分を区分けするように区分け線を描写し、前記焼結体を複数のセグメントに分けた際に、前記画像中の前記区分け線の長さの合計(μm)を、前記画像中の前記材料部の面積の合計(mm
2
)で除した値である、単位区分け線長が、17000μm/mm
2
以下である、ハニカムフィルタ。
続きを表示(約 240 文字)
【請求項2】
前記単位区分け線長が13000μm/mm
2
以上である、請求項1に記載のハニカムフィルタ。
【請求項3】
前記セル隔壁の気孔率が35~55%である、請求項1又は2に記載のハニカムフィルタ。
【請求項4】
前記セル隔壁の平均気孔径が5~20μmである、請求項1又は2に記載のハニカムフィルタ。
【請求項5】
前記セル隔壁の厚さが0.10~0.46mmである、請求項1又は2に記載のハニカムフィルタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハニカムフィルタに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
ディーゼルエンジン等の内燃機関から排出される排ガス中には、スス等のパティキュレート(以下、PMともいう)が含まれており、近年、このPMが環境又は人体に害を及ぼすことが問題となっている。また、排ガス中には、CO、HC又はNOx等の有害なガス成分も含まれていることから、この有害なガス成分が環境又は人体に及ぼす影響についても懸念されている。
【0003】
そこで、内燃機関と連結されることにより排ガス中のPMを捕集したり、排ガスに含まれるCO、HC又はNOx等の排ガス中の有害なガス成分を浄化したりする排ガス浄化装置として、コージェライトや炭化ケイ素等の多孔質セラミックからなるハニカム構造のフィルタ(ハニカムフィルタ)が種々提案されている。
【0004】
近年、排ガス規制強化により、ハニカムフィルタには高いPM捕集性能が求められている。排ガス規制の項目としてPN基準(粒子数(Particle Number)基準)も設けられ、排ガス中の粒子数の削減が必要となっている。PN基準の達成のためには、粒子径の小さい粒子漏れの低減が求められている。
【0005】
特許文献1には、ハニカムフィルタのPMを捕集するセル隔壁の表面に早期にPMを堆積させケーク層を形成することにより、PMの捕集効率が向上することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2023-150220号公報
特開2010-167366号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載の方法においては、隔壁の内部でPMが捕集される深層濾過が生じる。そして、深層濾過されたPMはハニカムフィルタの温度上昇と共に分解され、細かくなって流出セルに向けて漏れ出してしまうという問題があった。
【0008】
特許文献2には、ハニカムフィルタのPMを捕集するセル隔壁に、セル隔壁と同様の材料を含む表層を設けることによって、深層濾過を防止することが開示されている。しかし、表層を設けるという工程に手間とコストがかかるので、特許文献2に開示された手法とは異なる方法でPMの漏れを低減できる方法が求められていた。
【0009】
本発明は、上記のような問題を鑑みてなされたものであり、PMの漏れを低減できるハニカムフィルタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明のハニカムフィルタは、排ガスの流路となる複数のセルを区画形成する多孔質のセル隔壁と、排ガス入口側の端面が開口され且つ排ガス出口側の端面が封じられている排ガス導入セルと、排ガス出口側の端面が開口され且つ排ガス入口側の端面が封じられている排ガス排出セルとを備えたハニカムフィルタであって、前記セル隔壁は炭化ケイ素粒子が複数個焼結してなる、炭化ケイ素粒子の焼結体であり、前記セル隔壁の断面を撮影し、気孔部と材料部とを二値化した画像において、焼結前の前記炭化ケイ素粒子のそれぞれに由来する部分を区分けするように区分け線を描写し、前記焼結体を複数のセグメントに分けた際に、前記画像中の前記区分け線の長さの合計(μm)を、前記画像中の前記材料部の面積の合計(mm
2
)で除した値である、単位区分け線長が、17000μm/mm
2
以下である、ハニカムフィルタである。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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