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公開番号
2025144902
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-03
出願番号
2024044819
出願日
2024-03-21
発明の名称
塗工組成物及び塗工紙
出願人
MP五協フード&ケミカル株式会社
代理人
弁理士法人藤本パートナーズ
主分類
D21H
19/10 20060101AFI20250926BHJP(製紙;セルロースの製造)
要約
【課題】本発明は、環境負荷を低減しつつ紙にガスバリア性を付与でき、且つ紙に由来する特性を損なわせない塗工組成物を提供することを課題とする。
【解決手段】紙からなる基材の塗工に用いられ、天然由来の多糖類と、水とを含む、塗工組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
紙からなる基材の塗工に用いられ、
天然由来の多糖類と、水とを含む、塗工組成物。
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
前記多糖類がガラクトキシログルカン、プルラン、又は水溶性アルギン酸塩である、請求項1に記載の塗工組成物。
【請求項3】
前記ガラクトキシログルカンがタマリンドシードガムである、請求項2に記載の塗工組成物。
【請求項4】
さらに可塑剤を含む、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の塗工組成物。
【請求項5】
前記可塑剤がグリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、トリメチロールプロパン、炭素数4~6の糖アルコール、及びポリオキシアルキレンポリグリセリルエーテルからなる群より選択される、請求項4に記載の塗工組成物。
【請求項6】
前記可塑剤の含有量は、前記多糖類と前記可塑剤との合計質量に対して5質量%以上45質量%以下である、請求項4に記載の塗工組成物。
【請求項7】
紙からなる基材と、前記基材に積層された塗工層とを備え、
前記塗工層が天然由来の多糖類を含む、塗工紙。
【請求項8】
前記多糖類がガラクトキシログルカン、プルラン、又は水溶性アルギン酸塩である、請求項7に記載の塗工紙。
【請求項9】
前記ガラクトキシログルカンがタマリンドシードガムである、請求項8に記載の塗工紙。
【請求項10】
前記塗工層が可塑剤をさらに含む、請求項7乃至9のいずれか1項に記載の塗工紙。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、塗工組成物及び塗工紙に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、紙を含む資材が包装材などに用いられている。
【0003】
また、紙を含む資材として、酸素などに対するガスバリア性が付与されたものが知られている。例えば、特許文献1には、紙からなる基材にエチレン-ビニルアルコール系共重合体(EVOH)を含む樹脂層が積層された資材が記載されている。また、特許文献2には、紙からなる基材にポリビニルアルコール系樹脂(PVA)を含む樹脂層が積層された資材が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-94574号公報
国際公開第2022/030519号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、石油由来のEVOHやPVAなどを用いて形成された樹脂層を備える塗工紙は、自然界において分解が進まず、環境に負荷を与えるおそれがある。
【0006】
また、酸素などに対するガスバリア性を発揮する機能層を備える塗工紙であっても、元の紙に由来する特性(強度、柔軟性など)を発揮し得るものであることが望まれる。
【0007】
上記事情に鑑み、本発明は、環境負荷を低減しつつ紙にガスバリア性を付与でき、且つ紙に由来する特性を損なわせない塗工組成物を提供することを課題とする。また、本発明は、これらの性能を発揮し得る塗工紙を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る塗工組成物は、
紙からなる基材の塗工に用いられ、
天然由来の多糖類と、水とを含む。
【0009】
本発明の塗工組成物は、紙からなる基材への塗工の用途において、天然由来の多糖類により、環境負荷を低減しつつ紙にガスバリア性を有する層を付与することができる。また、本発明の塗工組成物は、基材に積層された状態でなくとも単独でフィルムを形成可能である一方で、紙からなる基材との組み合わせにより製造される塗工紙に対して、単独でのフィルムよりも少ない塗工量でガスバリア性を付与することができる。さらに、本発明の塗工組成物は、紙との高い親和性を有する天然由来の多糖類により、紙に由来する強度や柔軟性などの特性を損なわせないようにすることができる。
【0010】
また、本発明の好ましい態様に係る塗工組成物は、前記多糖類がガラクトキシログルカン、プルラン、又はアルギン酸ナトリウムなどの水溶性アルギン酸塩であり、前記ガラクトキシログルカンがタマリンドシードガムである。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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