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公開番号
2025146514
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-03
出願番号
2024047339
出願日
2024-03-22
発明の名称
組成物及びその硬化物、成形物、表示装置、並びに固体撮像素子
出願人
住友化学株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C07D
331/02 20060101AFI20250926BHJP(有機化学)
要約
【課題】チイラン基又はチエタン基を少なくとも一つ有する化合物を含有する組成物において、耐黄変性に優れる硬化物を与えることが可能な組成物を提供すること。
【解決手段】式(I-1)又は式(I-2)で表される化合物と、チイラン基又はチエタン基を少なくとも一つ有する化合物とを含有する、組成物。
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[式(I-1)中、R
1
及びR
2
は、それぞれ独立に、1価の置換基を表す。]
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[式(I-2)中、
R
3
及びR
4
は、それぞれ独立に、1価の置換基を表す。
L
1
は、2価の基を表す。]
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
式(I-1)又は式(I-2)で表される化合物と、チイラン基又はチエタン基を少なくとも一つ有する化合物とを含有する、組成物。
JPEG
2025146514000047.jpg
17
149
[式(I-1)中、R
1
及びR
2
は、それぞれ独立に、1価の置換基を表す。]
JPEG
2025146514000048.jpg
17
149
[式(I-2)中、
R
3
及びR
4
は、それぞれ独立に、1価の置換基を表す。
L
1
は、2価の基を表す。]
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記R
1
及び前記R
2
の少なくとも一方、並びに、前記R
3
及び前記R
4
の少なくとも一方が、置換基を有していてもよい1価の芳香族炭化水素基である、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記R
1
及び前記R
2
の両方、並びに、前記R
3
及び前記R
4
の両方が、置換基を有していてもよい1価の芳香族炭化水素基である、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
重合開始剤をさらに含有し、前記重合開始剤が、熱塩基発生剤を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
重合制御剤をさらに含有する、請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
前記チイラン基又はチエタン基を少なくとも一つ有する化合物が、式(II)で表される化合物を含む、請求項1に記載の組成物。
JPEG
2025146514000049.jpg
28
149
[式(II)中、
L
1x
は、単結合又は2価の基を表し、二つあるL
1x
は、同一であっても異なっていてもよい。
A
1x
は、酸素原子又は硫黄原子を表し、二つあるA
1x
は、同一であっても異なっていてもよい。ただし、二つあるA
1x
の少なくとも一つは、硫黄原子である。
mxは、0又は1を表し、二つあるmxは、同一であっても異なっていてもよい。
nxは、0~6のいずれかの整数を表す。
R
1x
は、1価の置換基を表し、R
1x
が複数ある場合、複数あるR
1x
は、同一であっても異なっていてもよい。
R
2x
は、水素原子又は1価の置換基を表し、二つあるR
2x
は、同一であっても異なっていてもよい。]
【請求項7】
請求項1~6のいずれか一項に記載の組成物を硬化させてなる、成形物。
【請求項8】
請求項1~6のいずれか一項に記載の組成物の硬化物。
【請求項9】
請求項8に記載の硬化物を含む、表示装置。
【請求項10】
請求項8に記載の硬化物を含む、固体撮像素子。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、組成物及びその硬化物、成形物、表示装置、並びに固体撮像素子に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
光学機器の分野において高屈折材料が要望されている。高屈折材料によりレンズを得ることができ、レンズにより光学機器内の光路を制御することができる。固体撮像素子において各光電変換素子への集光効率を向上させる目的でレンズが用いられ、また表示装置において画素からの光の取り出し効率を向上させる目的でレンズが用いられている。従来、種々の高屈折材料の開発がなされている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2023/058449号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者らが高屈折材料について研究を進めたところ、チイラン基又はチエタン基を少なくとも一つ有する化合物が高屈折材料として有用であることを見出した。しかしながら、このような化合物を含有する組成物の硬化物は、高温環境において黄変(着色劣化)が発生する場合があり、未だ改善の余地がある。
【0005】
そこで、本発明は、チイラン基又はチエタン基を少なくとも一つ有する化合物を含有する組成物において、耐黄変性に優れる硬化物を与えることが可能な組成物を提供することを主な目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、[1]~[6]に記載の組成物、[7]に記載の成形物、[8]に記載の硬化物、[9]に記載の表示装置、及び[10]に記載の固体撮像素子を提供する。
[1]式(I-1)又は式(I-2)で表される化合物と、チイラン基又はチエタン基を少なくとも一つ有する化合物とを含有する、組成物。
JPEG
2025146514000001.jpg
17
149
[式(I-1)中、R
1
及びR
2
は、それぞれ独立に、1価の置換基を表す。]
JPEG
2025146514000002.jpg
17
149
[式(I-2)中、
R
3
及びR
4
は、それぞれ独立に、1価の置換基を表す。
L
1
は、2価の基を表す。]
[2]前記R
1
及び前記R
2
の少なくとも一方、並びに、前記R
3
及び前記R
4
の少なくとも一方が、置換基を有していてもよい1価の芳香族炭化水素基である、[1]に記載の組成物。
[3]前記R
1
及び前記R
2
の両方、並びに、前記R
3
及び前記R
4
の両方が、置換基を有していてもよい1価の芳香族炭化水素基である、[1]に記載の組成物。
[4]重合開始剤をさらに含有し、前記重合開始剤が、熱塩基発生剤を含む、[1]~[3]のいずれかに記載の組成物。
[5]重合制御剤をさらに含有する、[1]~[4]のいずれかに記載の組成物。
[6]前記チイラン基又はチエタン基を少なくとも一つ有する化合物が、式(II)で表される化合物を含む、[1]~[5]のいずれかに記載の組成物。
JPEG
2025146514000003.jpg
28
149
[式(II)中、
L
1x
は、単結合又は2価の基を表し、二つあるL
1x
は、同一であっても異なっていてもよい。
A
1x
は、酸素原子又は硫黄原子を表し、二つあるA
1x
は、同一であっても異なっていてもよい。ただし、二つあるA
1x
の少なくとも一つは、硫黄原子である。
mxは、0又は1を表し、二つあるmxは、同一であっても異なっていてもよい。
nxは、0~6のいずれかの整数を表す。
R
1x
は、1価の置換基を表し、R
1x
が複数ある場合、複数あるR
1x
は、同一であっても異なっていてもよい。
R
2x
は、水素原子又は1価の置換基を表し、二つあるR
2x
は、同一であっても異なっていてもよい。]
[7][1]~[6]のいずれかに記載の組成物を硬化させてなる、成形物。
[8][1]~[6]のいずれかに記載の組成物の硬化物。
[9][8]に記載の硬化物を含む、表示装置。
[10][8]に記載の硬化物を含む、固体撮像素子。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、チイラン基又はチエタン基を少なくとも一つ有する化合物を含有する組成物において、耐黄変性に優れる硬化物を与えることが可能な組成物が提供される。いくつかの形態の組成物は、成膜性等にも優れる。また、本発明によれば、このような組成物を硬化させてなる成形物、このような組成物の硬化物、硬化物を含む表示装置、及び硬化物を含む固体撮像素子が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
【0009】
本明細書において、「~」を用いて示された数値範囲は、「~」の前後に記載される数値をそれぞれ最小値及び最大値として含む範囲を示す。本明細書中に段階的に記載されている数値範囲において、一つの数値範囲で記載された上限値又は下限値は、他の段階的な記載の数値範囲の上限値又は下限値に置き換えてもよい。また、本明細書中に記載されている数値範囲において、その数値範囲の上限値又は下限値は、実施例に示されている値に置き換えてもよい。
【0010】
本明細書において、(メタ)アクリレートは、アクリレート又はそれに対応するメタクリレートを意味する。(メタ)アクリロイル基、(メタ)アクリル酸エステル等の他の類似表現についても同様である。
(【0011】以降は省略されています)
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