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公開番号
2025119521
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-14
出願番号
2024014462
出願日
2024-02-01
発明の名称
ペレット、ペレットの製造方法、成形体及びギア
出願人
住友化学株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08L
77/06 20060101AFI20250806BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】ガラス繊維及び半芳香族ポリアミドを含み耐久性に優れる成形体を製造可能なペレット、ペレットの製造方法、このようなペレットを材料とし耐久性に優れる成形体及びギアの提供。
【解決手段】半芳香族ポリアミドと、ガラス繊維と、を含むペレットであって、半芳香族ポリアミドが、下記式(1)で表される構造単位を有し、ペレットを特定の成形条件で得られる試験片のMD方向中央の断面において、ガラス繊維の重心間距離の変動係数が0.570以下である、ペレット。
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[Ar
1
:フェニレン基又はナフチレン基、p:4~12の整数]
【選択図】図2B
特許請求の範囲
【請求項1】
半芳香族ポリアミドと、ガラス繊維と、を含むペレットであって、
前記半芳香族ポリアミドが、下記式(1)で表される構造単位を有し、
前記ペレットを下記成形条件で成形して得られる試験片のMD方向中央の断面において、前記ガラス繊維の重心間距離の変動係数が0.570以下である、ペレット。
(成形条件)
[試験片]
ISO 3167:93規定の試験片A形。
[射出成形の条件]
バレル温度330~350℃、金型温度120℃、背圧7MPa、スクリュー回転数100rpm、射出圧力70MPa、射出速度26mm/s、射出時間2秒、保圧50MPa、冷却時間20秒、充填時間2秒
TIFF
2025119521000007.tif
23
170
[式(1)中、Ar
1
は、フェニレン基又はナフチレン基を表し、前記半芳香族ポリアミドが有する複数個のAr
1
は互いに同一でも異なっていてもよく、pは4~12の整数である。]
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
前記半芳香族ポリアミド及び前記ガラス繊維の合計含有量100質量%に対する、前記ガラス繊維の含有量が10質量%以上60質量%以下である、請求項1に記載のペレット。
【請求項3】
前記式(1)中、前記Ar
1
が1,4-フェニレン基を表し、前記pが9又は10である、請求項1又は2に記載のペレット。
【請求項4】
請求項1又は2に記載のペレットの製造方法であって、
半芳香族ポリアミドと、ガラス繊維と、を押出機により溶融混練することを含み、
前記押出機はニーディングゾーンを備え、
前記ニーディングゾーンは、逆方向スクリューエレメントを含む、ペレットの製造方法。
【請求項5】
請求項1又は2に記載のペレットを射出成形して得られる、成形体。
【請求項6】
半芳香族ポリアミドと、ガラス繊維と、を含むギアであって、
前記半芳香族ポリアミドが、下記式(1)で表される構造単位を有し、
前記ギアの歯を、歯元と歯先とを結ぶ線分に対する垂直二等分線で切断した断面において、前記ガラス繊維の重心間距離の変動係数の値が0.570以下である、ギア。
TIFF
2025119521000008.tif
23
170
[式(1)中、Ar
1
は、フェニレン基又はナフチレン基を表し、前記半芳香族ポリアミドが有する複数個のAr
1
は互いに同一でも異なっていてもよく、pは4~12の整数である。]
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ペレット、ペレットの製造方法、成形体及びギアに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
ポリアミドは、各種部材等の成形材料として広く使用されている。
例えば、特許文献1には、(A)ポリアミド樹脂と、表面の少なくとも一部にカルボン酸無水物含有不飽和ビニル単量体の化合物を有する(B)ガラス繊維と、カルボン酸無水物含有不飽和ビニル単量体を含み、かつ、ガラス転移温度Tgが60℃を超える(C)共重合体と、を含有する、ポリアミド樹脂組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6209213号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、半芳香族ポリアミドを含む成形体の耐久性の向上については、未だ検討の余地がある。
【0005】
本開示は、上記のような問題点を解消するためになされたものであり、ガラス繊維及び半芳香族ポリアミドを含み耐久性に優れる成形体を製造可能なペレット及びこのようなペレットの製造方法を提供することを目的とする。また、このようなペレットを材料とし耐久性に優れる成形体及びギアを提供することを合わせて目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
発明者は、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、ペレットを射出成形して得られる試験片の断面に対して測定されるガラス繊維の重心間距離の変動係数の値を所定の値とすることで、ペレットを射出成形して得られる成形体の耐久性が向上されることを見出し、本開示を完成した。
すなわち、本開示は以下の態様を有する。
【0007】
[1]半芳香族ポリアミドと、ガラス繊維と、を含むペレットであって、
前記半芳香族ポリアミドが、下記式(1)で表される構造単位を有し、
前記ペレットを下記成形条件で成形して得られる試験片のMD方向中央の断面において、前記ガラス繊維の重心間距離の変動係数が0.570以下である、ペレット。
(成形条件)
[試験片]
ISO 3167:93規定の試験片A形。
[射出成形の条件]
バレル温度330~350℃、金型温度120℃、背圧7MPa、スクリュー回転数100rpm、射出圧力70MPa、射出速度26mm/s、射出時間2秒、保圧50MPa、冷却時間20秒、充填時間2秒
TIFF
2025119521000002.tif
23
170
[式(1)中、Ar
1
は、フェニレン基又はナフチレン基を表し、前記半芳香族ポリアミドが有する複数個のAr
1
は互いに同一でも異なっていてもよく、pは4~12の整数である。]
【0008】
[2]前記半芳香族ポリアミド及び前記ガラス繊維の合計含有量100質量%に対する、前記ガラス繊維の含有量が10質量%以上60質量%以下である、[1]に記載のペレット。
【0009】
[3]前記式(1)中、前記Ar
1
が1,4-フェニレン基を表し、前記pが9又は10である、[1]又は[2]に記載のペレット。
【0010】
[4][1]から[3]のいずれか1項に記載のペレットの製造方法であって、
半芳香族ポリアミドと、ガラス繊維と、を押出機により溶融混練することを含み、
前記押出機はニーディングゾーンを備え、
前記ニーディングゾーンは、逆方向スクリューエレメントを含む、ペレットの製造方法。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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